育てやすいモモかネクタリン

[園芸相談センター]の過去ログです

果樹育てるぞ 【関東】 2015/07/19(日) 07:03:09
果樹初心者です。
桃かネクタリンを育てたいと思いますが品種が多くて決めかねています。
病気に強くて育てやすい品種を教えてください。
当方、果樹はブルーベリー以外育てたことはありません。

ピーチ姫 2015/07/19(日) 11:29:13
好き嫌い得手不得手利用価値等個人的な諸事情は論外とする。

野菜クダモノ系の栽培で迷った時には、
1) 買ったとしたら、ここ数年間の平均価格が高いか安いか、

白菜、トマト、桃などは高価。
ネットメロンは、昔から高価ですが、手間暇設備が必要。
スイカも高価になりつつありますが、同じく栽培面積が広く果実が大きすぎる。

それでは、なぜ高くなってきているのか、農家の努力の結果ですが、価格誘導もあります。

2) 野菜は短く、3-6ケ月もあれば、1サイクルが終わりますから、連作障害と栽培期間等年間の畑の利用計画を調整すればよい。
極めてアバウト的に、4年計画も立てれば良いでしょう。

しかし、果実は、ライフサイクルが長期であり、樹も大きく管理もそれなりに必要で、一度植えたら容易く移動もできません。
少なくとも5年先を見据えないといけません。
一番の問題は、いろいろな作業工程で、一つでもミスがあれば、1年間は無駄になり取り返しがつかなくなってしまうことにもなりかねません。
その点、ブルーベリーは、健康果実として一躍有名になりましたが、その裏には、樹が小さくても良く実る。生果実として、販売していなかった、珍しかった事にもよります。

果実栽培の面倒なことは、
中でも、受粉と剪定(果実肥大時節や花芽分化と剪定時期が一致する)の問題以外にも、品質の良し悪しが、熱心な努力だけでは、解決できない問題として、気象・地質・実成り枝等の微妙な違いだけでも、品質に大きく違いがでてくることです。
歴史的に見ても、果樹は、子供のおやつ脇役として植えられ来たもので、特産地はそれしか他に収入源が無く人の生活の為に仕方がなく、命がけで発展させ定着してきたものです。土地や気候条件が悪すぎたことへの解放努力。地場産業特産品の確立。
土地や気候に恵まれていれば、米(安定し共通した貨幣としての位置づけ)を植える。
更に条件が悪ければ、材木や庭木苗(芝)を植え無いとしかたがない。

3) 次に、品種選びとして、日本で一番多く栽培されている品種を公的統計で選ぶ。
http://www.naro.affrc.go.jp/fruit/kih/area/peach/index.html
ここで、24年では、一番はあかつきとなっています。更に5年前10年前も調べ品替わり(植え替え)も参考程度に調べ、その原因はなにかも推測する。

4) 一本で実のるのかどうかの授粉問題。
通販サイトの概説。色々な通販サイトや農家のブログ等と比較して、信じないと仕方がありません。
http://www.nogyoya.com/fs/nogyoya/7603259
1本でなる(自家結実性あり)
他の桃の受粉樹向き
とあります。
2本必要とあれば、開花時期の一致(地域と花粉の相性)も調べる。

5) ネクタリンに付いても、上のように調べていく。例えば
http://www.momoalacarte.com/grow/beginner.html
初心者でも栽培しやすい品種としては、“白鳳”や“あかつき”、“大久保”それからネクタリンの“ファンタジア”などが毎年、安定して実をつけてくれるのでおすすめです。
とあります。
この内容の真偽も確認しておく。

味の好みや出来栄えは、スーパーや百貨店の商品を基準にして比較すればよい。
ここまでが初歩の段階ですから
次に、好みに合ったものを新品種と比較しながら、古くから育てた桃の木を引き抜いて、新たに植え付ければよいでしょう。

6)好奇心や思いつき等衝動買いで植え付けるのなら、、簡単な一通りの年間管理から入ればよいでしょう。
果樹でもお花でも野菜でも、種を蒔けば、芽も出て、葉も生えれば花も実も、それなりに見られます。
どれも生物ですから、与えられた環境の中で、一生懸命生き抜いて、子孫繁栄を謀るのが、持って生まれた宿命ですからね。
そこいらの石ころ一つでも、一生懸命生きています。水も空気も栄華盛衰を繰り返しながらそれなりに生きています。
生きているから成長していろいろな形に変化しているのですよ。
自然は、自然の掟に従って自分自身で生きています。
人やペットや動物園などは、他人により生かされているだけです。
生かされている面から、見ずに、生きている面からとらえれば、より簡単に理解する事ができます。
生かしてあげているという見下す考えを捨てて、生きているものへの手助けと考えれば、樹も気も楽になってきます。

生かされて居る栽培者が、植物を生かしてあげると考えるから、迷ったり飢餓に陥ったりしてしまいます。
植物は下等生物ですから、本能として自助は持っています。そこで、自助を認めつつ一寸だけ共助してあげればよい。

一寸だけの意味は、改良品種(真実は改悪ですが)ですから、その改悪した分だけ元に戻してあげるだけのことです。
どの程度改悪したかは、育ててみないとだれも解りません。
人工物は、人の滅亡とともに、自然環境に適応できませんから、完全に絶滅してしまい家系は終焉してします。
放棄地がその良いサンプルです。
自然物は、石ころのように、どこかで、それなりに環境に適応し変化しながら生き続けていきます。

りっこ 【関東】 2015/07/20(月) 00:37:20
桃でもネクタリンでもどちらでもお好きなほうを選択したほうがいいでしょう。当方は風味の点と甘さで桃が好きです。メロンのマスクメロンとノーネットメロンを比べるようなものでしょうか(甘さはノーネットメロンのほうが高いのもありますが、マスクメロンが風味の点で格段に上ですね)

さて、問題はいくつかあります。場所柄風が強いところでは果皮が傷つきやすいので無理ですよ。
又、育てるのは露地か鉢植えかということと露地ならどのくらいの広さがあるかということです。剪定などで小さく育てることも出来ますが収穫数を考慮すると出来るだけ大きくしたいものです。
桃は他の果樹と違いかなり短命です。植え付け場所が狭くそのとき(果樹更新}再び同じものを植えたとすると特に桃はいや地現象が激しくてよく育ちません。
又、無農薬ではまず収穫は無理です。実がなるようになって(3年目くらいから)2〜3年目くらいは順調にいきますが、その後、いろいろな病害虫に悩まされます。色付き始めそろそろ食べごろがになると灰星病になったりカブトムシのレストランに早変わりとなります。手間がそれほど掛からないブルーべりの比ではありません。
桃には極早生、早生、中手、晩生、極晩生と収穫時期によって品種が違います。食べて美味しいのはやはり中手から以降に収穫されたものです。関東では7月下旬以降となります。管理がしやすいのは病害虫がまだでにくい極早生や早生です。お勧めはあかつきか白鳳が栽培しやすく関東では7月中旬〜下旬の収穫です。(大玉白鳳は収穫時期が遅いので避けたほうが無難です)
他にも実が硬いものや水分が多いもの等好みに応じて沢山の品種があります。出来れば花粉が多く、1本で実がなるものがいいでしょう。家庭でうまく出来ればスーパーでは入手できないような美味しい桃(糖度18度以上)が間違いなくできます。
当方の栽培経験で果樹での高糖度はイチジクは別格としてあかつき、夢あさま、おどろき、桃水の20度前後、柿では次郎、甘百目が22度、夕紅、甘秋が20度ほどです。(渋柿は20度前後の品種は結構あります)
桃かネクタリンでの栽培経験から,,,
 スーパーでのネクタリンとイチジクは食べてもちっともうまくないので栽培してみました。イチジクは露地植え鉢植えとも糖度も25〜30度ととても甘く育っています。
一方ネクタリンですが開花して袋掛けする時期にはまだ速い時期にかならず虫に果皮がかじられます。桃ではないことです。なぜネクタリンだけ狙われるのかいまだにわかりません。どうやら果皮の表面にネクタリンは毛がありません。そのせいではないかと思っています。露地植え、鉢植えすべてが被害対象です。植えている場所もお互い15mは離れていてもです。
ネクタリンは桃ほど品種数はなく、ファンタジアあたりが無難でしょう。
あと、桃の代表的な病気の一つに縮葉描があります。冬季に石灰硫黄合剤を散布や塗布することで防除できますが、心無い連中の事故で1L容器の販売は現在ではありません。べつの殺菌剤での散布が必要になります。これが面倒なら苗木の購入段階で避けることができます。苗木の業者で関東以北からの購入はさけることです。関東から南の業者からの購入苗には縮葉病は出ませんし出ても極わずかです。実際に山形の有名な業者とTELにて確認済みです。「こちらは寒いのでどうしても苗には縮葉病が付き避けられない」とのことです。
岡山のほうからとりよせた選抜清水白桃には5年たちますが出たことはありません。
まだまだ沢山の経験談がありますが取り敢えずこの辺で参考になりましたでしょうか....


[園芸相談センター]の過去ログです

野菜・家庭菜園用掲示板@園芸相談センター園芸相談センター