オルトランについて

[園芸相談センター]の過去ログです

みぃちゃん 【近畿】 2006/09/07(木) 13:32:44
以前に、『アザミウマ』の害でアドバイスいただきました。
やはり手に負えなくなり、お盆前にすべての鉢に「オルトラン粒剤」をまいて、思いきり切り詰めました。
おかげさまでオルトラン粒剤が効くアザミウマだったようで、すべていなくなり、ハーブも元気に茂っています。
今日見回ると、ミントに青虫が付いていました。
ということは、オルトランの効き目が切れたと考えて、収穫して食しても大丈夫ということなんでしょうか。
もしまだ食べない方がいいとすれば、どれくらいを目安にすればよいでしょうか。

野菜やハーブに使ったことがないので、よくわかりません。
よろしくお願いします。

花梨 【関東】 2006/09/07(木) 14:42:07
同様のご質問が過去ログにありましたのでご参考までに。
http://botany.cool.ne.jp/log/200106/01060117.html

花梨 【関東】 2006/09/07(木) 14:44:54
追記です。
http://botany.cool.ne.jp/log/200406/04060261.html

ご質問の前に過去ログ検索を試してみてくださいね。
http://botany.cool.ne.jp/search.html

Iwasaki 【近畿】 2006/09/07(木) 22:33:50
オルトラン粒剤は正確には、ミントに使用適用されていませんので、食べてはいけないと言う事に、法律上は成っています。
オルトランの様な浸透性残留型農薬は、植物の大きさや生育状況によって残留期間が違って来ます。
今回、ミントに使用したと言う事ですが、農薬取締り法では違法使用による廃棄処分と言う事に成ります。
実際、青虫と人とでは、影響される期間や濃度が違いますから、青虫が死ななくなったら安全とは言えないのが、現実です。
効能の有る期間と残留期間は別なので、注意しないと危険です。
オルトラン粒剤の法律上の、キャベツや白菜の残留による収穫出来ない期間は21日で、ブロッコリでは二週間ですが、期間の長い牛蒡では75日と成っています。
私としては、最低でも3ヶ月以上は期間を空ける方が確実だと思います。

HM 2006/09/08(金) 11:09:28
農薬取締り法は、他の取締り法と同じく戦後の混乱期ににせものや成分不明のものや純度の低いものなどが出回ったことで、そうした悪徳業者を取締り、安心・安全に使用することを目的に作られました。

>オルトラン粒剤は正確には、ミントに使用適用されていませんので、食べてはいけないと言う事に、法律上は成っています。
>農薬取締り法では違法使用による廃棄処分と言う事に成ります。
ということでIwasakiさんは取締り官としてのご発言かと思います。ことは農薬ということですから使用方法は厳密でなければならないのは当然です。農薬は危険なものという前提というか認識は大切です。

では、緊急自動車がサイレンを鳴らせば一般の車両と区別されるように、何らかの形で緊急避難的に農薬を使用する場合がありますよね。また樹木に農薬散布した場合、薬品が風で流される場合もありますよね。近くに畑があるかもしれない。法律ではそれらの起こり得る事象を総合的に考慮して規定してあるのでややこしいのです。じじつ農薬の分解速度は環境に左右されるのです。気温が高ければ早いし、湿度が高ければ早いし、光の当たり方もそうだし、濃度が薄ければ早い・・・などなどです。 また分解の過程で生成する副次生成物も条件によって異なる場合がありますよね。

余談はさておいて、オルトラン散布後の植物で夏季に葉の部分を食するという場合、最低一月間はあけましょう。青虫がいたから大丈夫というお考えは分らないでもないのですが、生き物は薬にたいして実にしぶといのです。長話しになってしまいました〜♪。

Iwasaki 【近畿】 2006/09/08(金) 13:49:30
HMさん 別に私は取締官でも有りませんよ。
ただ、戦後の混乱期に出来た法律でも、少しずつ改正されて今日に至ってます。
現時点の農薬取締法は、近年大幅に改正され罰則も強化された反面、適応の巾も若干緩和されました。
ただ、安全性からすると業者に対する利便性等や営農家からの要望等も有り、緩和されたと聞き及んでいます。
実際農家等が違反した場合は、個人の違反に留まらないのも事実で、産地全体にダメージが及びます。
個人で使用し消費する場合は、殆んど自己責任の範囲だと思います。
ただ、違反した作物を本人や好意により他人に譲渡して健康被害が及んだ場合を考えると違反は薦められないと思います。
話は戻りますが、人等と昆虫では農薬に対する耐性も大きく違います。
人に取っては猛毒の物も、昆虫には耐性が付き致死率の低い場合も有りますし又、アレルギー等を持っている人の場合は、臭いでも反応し危険な場合も有ります。
一般的に言われる期間は、健康な成人が殆んど対象に成っていますから、其の点も考慮して自分成りの結論を出して下さい。

みぃちゃん 2006/09/08(金) 14:12:10
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むずかしい農薬の話、ありがとうございました。

結果を焦らずとおっしゃってるのだと理解し、あとしばらくは収穫を控えようと思います。

ありがとうございました。


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