薬剤の混用について
satoh
2008/05/12(月) 20:14:46
園芸初心者です。
花壇にバラ、ツツジ、パンジーなどを植えていますが、昨年もアブラムシやハダニ、うどん粉病や斑点病、もち病など、同時期に複数の病気が発生しました。
手元にある「住化タケダ園芸 総合ガイドブック」の「多剤との薬剤混用事例」表によると、例えば、
オルトラン+バロックフロアブル+ダコニール+ストマイ液剤+展着剤
が混用可能となりますが、特段の問題はないのでしょうか?
(植物毎に、薬剤を個別に作ると大変なので)
ほたる
2008/05/12(月) 23:29:31
普通、混用といえば2,3剤+展着剤です。あまりたくさん混ぜ込むと濃度障害等の別の弊害も心配されます。
また、混用事例はあくまでも薬剤同士の可能性であって各々で規定されている登録植物での薬害等でしか確認されていません。
登録外の植物に散布するにはあくまでも自己責任ですよ。
けいたん
2008/05/12(月) 23:41:41
液剤の中にどれかひとつでも乳剤があれば、展着剤は必要ないと思いました。
あぶらむしは、オルトラン顆粒を地面にまいて、ハダ二は水まき、残りは
吹きつけというようにすれば、多少は傷みも減るような気がします。
ハダニは水まきが一番です。農薬使わないで済むし。ただし、葉のおもて
だけ水やってもだめなので、葉裏に強烈に水を噴射する必要があります。
今年は、寒いせいか、虫とか病気が遅れてますね。いくらなんでも
5月末には、かんかん照りになるでしょうから、いいタイミングだと
思います。予防のほうが、病気にかかってからより、はるかに楽です。
人間と同じ。
リトっぷ
【九州】
2008/05/13(火) 00:02:49
こんばんは、当初ご質問の意味が解りませんでした。まず多種の薬剤を混合する事は適応病害は増えますが対象植物が狭められ同じ事の様に思えます。
例えば、ツツジならハダニ,グンバイとある程度予測出来ますのでアクテリックを使用します。殺菌+殺虫剤や予防(ダコニール)+カリグリーン=キュウリ等のうどん粉病に等。これにウリハ虫等の昆虫に食害を受ける時はマラソン乳剤等を混合します。混合薬剤では病害に耐性が生まれた時は対応が非常に難しくなります。
けいたん
2008/05/13(火) 09:31:06
葉ダニに関しては、予防投与はそぐわないと思います。
元々効く薬剤が少ない上、耐性もできやすいとされています。
投与するとしても、他の薬剤と分けたほうがいいと思います。
n'Guin
2008/05/13(火) 09:32:18
satoh さん、こんにちは。
混用はもちろん可能です。
しかし・・・
> 植物毎に、薬剤を個別に作ると大変なので
というのは、あまり良くないと思います。
薬剤は、いずれも耐性形成がでてくることが予測されるので、
最低限にしておいた方が、いろいろな意味で良いからです。
お庭の状況がわからないので、お勧めのしようがありませんが、
最低限の効能の薬剤を散布し、局所的にひどいところには、
市販のスプレー缶で対応というのは、いかがでしょうか?
私はミニバラだけは、ちょっとかけておきたいなと思うことが
あるので、ミニバラ用のスプレーを買っています。 のこりは、
予防的投与ぐらいしかしていません。
ちなみに、今年になって予防的投与は、2月はじめの石灰硫黄合剤
と、3月末(オルトラン粒剤)、4月半ば(ダニコール・スミチオンの
散布)、5月はじめ(サプロール・スミチオンの散布)です。
ミニバラにうどん粉が出たので、スプレーをしゅっとひとかけ1回
だけです。 オフィーリアにうどん粉が出たのですが、ちょうど
予防投与の時期だったので、一回かけたら、もう直っちゃいました。
次は6月はじめ、ないし、中頃かも。
リトっぷ
【九州】
2008/05/13(火) 11:31:38
こんにちは、私が予防と記したのは
>殺菌+殺虫剤や予防(ダコニール)+カリグリーン=キュウリ等です。
予防薬剤としてダコニールを指しています。n'Guinさんもおっしゃられてます様に
>ちょうど予防投与の時期だったので、一回かけたら、もう直っちゃいました。
病害の対応は発生初期が最小コストで最大効果を発揮します。
薬剤のほとんどはリアルタイムで使用しなければ効果を発揮しません。(趣味の園芸の巻末近くに今月の花仕事とあり参照して注意を払う⇒予測)
n'Guinがお使いになられた薬剤は予防効果が提唱されている物がメインでまさに『予防』として最適です。オルトラン粒剤等の浸透移行性の効果が持続的な物やダコニール等の一定期間被膜を作りカビ箘糸を潜り込ませない。スミチオンに関しては保険?といったところでしょうか…←この気持ちも解ります。)
耐性に関しては相手が少ない初期ならば問題は起きにくく数が増加した後では数万分の1で死滅しなかった生き残りが子孫を殖やす事で問題が起きてきます。
n'Guin
2008/05/13(火) 12:17:47
リトっぷさん こんにちは。
解説ありがとうございます。 おっしゃるとおりです。
私のところで、スミチオンを多用しているのは、私の庭だけの
対策です。 近くに、手入れをされなくなった桜の木やバラがあって、
たくさんの害虫がいて、移動してくるからです。
幸い、となりのおうちのバラを、フェンス越えに手入れさせて
もらえるようになったので、3週間に1回程度のスミチオンで
食害による影響がわからない程度にまで減少させることが
できています。 もちろんバラゾウムシとかに、やられて
はいますけれど。
satoh さんのお庭の状況を、いろいろ書き込んでいただけると、
もっと良いプランの提案をいただけるかもしれません。
satoh
2008/05/13(火) 20:58:49
多くの方からアドバイスをいただき有り難うございます。
私の庭は、庭木系?が、
南側花壇が10m×1.5m → バラ、ツツジ、山茶花、ボケ、カエデ、ユズ
西側花壇が4m×2m → ウメ、ツツジ、ヤマボウシ、コデマリ、金柑
それぞれの空き場所には、パンジー、バーベナ、ガザニアなどを植えています。
ズボラなため、できる限り少ない手間で一度に薬剤散布がやれないかと思ったもので質問したしだいです。
(個別に作成する場合、1グラム以下を計量する機器がないので、1リットル単位になります)
けいたん
2008/05/13(火) 22:06:14
意味がよくわかりませんが、これだけの庭で、それぞれが成木であれば、農薬の
量は最低でも10リットルは必要でしょう。
どういう散布法を考えているのでしょうか。葉の裏までくまなく塗らなくては
駄目なんですが。背負い式の噴霧器だと10 リットルくらいが限界かなと思い
ます。手押し車式のものだと、もっと重くても大丈夫です。
ちょっと前に、バラ120鉢で80リットルの農薬をまいている人の質問が
ありましたが、地植えだと大きいので、もっと必要になってくると思い
ます。
n'Guin
2008/05/14(水) 12:59:19
satoh さん
書き込みありがとうございます。 状況がわかりつつあります。
一案として聞いていただきたいのですが、(というのは、被害状況が
わかっていないし、周囲の状況もわからないので)
「オルトラン+ダコニール+展着剤」を全体におかけになって、
ダニなどの被害は、オルトランの粒剤やベストコール(いずれも
蒔くタイプです)で予防をする。
予防投与は、状況に応じて変更したり、繰り返したりする。
そして、実際に被害が出たところは、スプレー剤(ベニカXとか)
で対処する・・・あるいは、別の薬剤を使う。 というのは
どうでしょうか。
理由: 多剤耐性菌が出てきた場合に難儀することが予測されるから。
satoh
2008/05/14(水) 23:12:28
アドバイス有り難うございます。
家を建てて3年、庭木を植えて2年目ですので、山茶花を除き2m以内の高さです。
実は、2週間ほど前に「オルトラン+ダコニール+ダイン」を6ℓ散布しました。(3ℓの肩掛け噴霧器×2回)
しかし2週間後の今日、バラに黒星病、ツツジの花に灰色カビ病、ウメに穿孔病が発生しています。(黒星病は二枝程度で、切り取りました。)
害虫のほうは、アブラムシがバラやコデマリの新芽に既に発生していますし、チュウレンジハバチも見かけました。
庭木・草花毎に違う病気や害虫が発生してくるので、ピンポイントの薬剤少量作成ができず困っているというのが正直なところです。
(効率的な対処法があればと思って)
n'Guinさんが言われる「基本の組み合わせ(殺菌剤1種+殺虫剤1種)」、プラス個別対応がベストなんでしょうね。。。
りっこ
【関東】
2008/05/14(水) 23:41:14
どうも栽培管理、環境も影響しているように思います。新しく菜園を始めて2年目でそのように病気が多発するのは珍しいと思います。樹が健全で体力があればそんなには早く色々な病気が発生しないのが普通です。老木なら別ですが今成長盛りですから何か問題があるようです。例えば風当たりが強い、土壌が庭木に対応してなく適切ではない。早い成長を期待して肥料を挙げすぎているか施肥の時期や種類が適切ではない。近所に病気が多い樹木があるなどです。この辺は大丈夫でしょうか。例えば当方最初菜園を始めた頃に梨の木を植えました。幸水と豊水です。毎年春に赤星病にかかり原因がわかりませんでした。(ほとんど知識がなかったので)隣町が梨の産地なのに何故か?とおもい、カイズカイブキなどが原因と分かったのが2年後です。隣近所の庭に沢山のカイズカイブキがありました。これなら間違いなく赤星病が発生します。なにしろ2m以上の大きさで100本はありますので.....がっかりです。いまは開花前後に薬剤散布で発生は極小となりました。
n'Guin
2008/05/15(木) 10:55:09
satoh さん
書き込みありがとうございます。 よりいっそう状況が理解でき
ました。
アブラムシやハダニが悪さをしていることも明白ですので、
ベストコールやオルトランの粒剤を地面にまく(溶解させる
必要もない)ことが、予防につながると思います。
次に投与すべき治療的薬剤としては、エムダイファー+スミチオン+ダイン でいかがでしょうか。
粒剤をまくことで予防をし、治療としてエムダイファー+スミチオンです。 粒剤をまく方は、すべてのところが適応になりそうですね。
現時点で、ウメの穿孔病についての対策が、十分であるかどうか
よくわかりません。 ウメの穿孔病についての情報が手元に
ないためです。 すみません。
りっこさんがお書きになったように、何か原因となることが存在していると思います。 そのことについても調べる必要がありそうです。
我が家の場合は、何も手入れをされていない隣人のバラが
ネックになっていました。 ここ1年は、私が手入れをしてあげて
います(許可をもらって)。 おかげで、害虫も病気も激減
しています。
です。
satoh
2008/05/15(木) 21:11:17
[[解決]]
りっこさん、n'Guinさん有り難うございます。
バラとウメのそれぞれの病気は昨年も発生しました。
ツツジの灰色カビ病は、先日の雨後に発生です。
害虫も昨年と同時期です。
栽培管理や環境で思いつくのは、西側が西日と風が強い、樹間がちょっと狭いかなということでしょうか。
それと、(関係ないかもしれませんが、病気にかかりやすいということで)チッソ割合が少し高いハイポネックス(N:P:K=6:10:5)をやってました。
n'Guin の案の、オルトランなどの粒剤と、エムダイファー+スミチオンの併用をためしてみます。
また、その他の原因も考えてみます。
たくさんのアドバイス有り難うございました。
初心者用掲示板@園芸相談センター