デンドロの新芽が蕾に
みずちゃん
【近畿】
2008/04/02(水) 13:34:17
今年で栽培2年目になる現在開花したばかりのノビル系デンドロですが、花は1年前のバルブに付いており、去年育ったバルブには花は付いてませんが、そのバルブから出た新芽が花芽に変わってしまいました。1バルブに2つ新芽が出ていたのに2つとも蕾になってきています。今年はバルブが増えないのでしょうか?
ひろし@小南部
2008/04/02(水) 14:08:55
画像を拝見したいです。その花芽はバルブのどこからでたのでしょうか?通常の根元から出る新芽がつぼみに化けたのであれば驚きです。
通常の家庭での管理だと、「一昨年出来て昨年秋に葉が落ちたバルブに年を越して開花し、昨年バルブは葉も青々しているだけで高芽も花芽も無く、バルブの基部から今年の新芽が出ているはず」です。
けれども、本来来年咲くものが今、花芽になることも珍しいことではありません。とくにバルブの完成を早い時期に終わらせていれば葉をつけたままの昨年バルブもに開花させられます。生産者は少しでも早く出荷するためにこの方法をとっている場合が多いです。
つまり本来花芽となるバルブ上部の芽がいま膨らんで花芽になっても異常なことではありませんが葉芽にしかならないはずのバルブ基部の芽が花芽となったのであれば、珍しいことです。是非に画像を拝見したいです。
リトっぷ
【九州】
2008/04/02(水) 14:13:21
こんにちは、新芽が花芽に変わった…ということは茎の途中の高芽が花芽に?それとも基部に発生した潜芽が花芽に?(それだと花数も少なく随分と下で開花という状態ですね)
成育状態が支離滅裂なので随分と目まぐるしく環境を変えた感じがしますが置き場や温度についての情報などがありませんのでもう少し詳しくお願いします。またノビル系ですが落葉はどうでしょう?セッコクの血が濃いと開花前には竹の様に落葉してしまいます。セッコク色が強いと一般的に低温要求が強く求められ同じノビルでも個性が出てきます。私は名前を聞いても分かりませんが品種名があると良いかと思います。
みずちゃん
【近畿】
2008/04/02(水) 22:18:48
ひろし@小南部さま久しぶりにお世話になります。リトっぷさまも返信ありがとうございます。
ひろし@小南部さまが仰る通りの通常の新芽が出る場所のバルブの基部からの新芽が蕾に変わったのです。この蕾が大きくなって花が咲くと根元から花が咲いたみたいで面白いと思います。画像を送って見て頂きたいいのですが、携帯からの投稿ですので申し訳ありませんが送り方がわかりません。
栽培環境は他のデンドロと同じ様に晩秋に低温にあわせてから室内の陽が当たる窓辺に置いてます。他のデンドロのスノーフレークは8cmもの大きな花を沢山付けてますし、マロフレークは今沢山蕾を付けてますが、どちらも葉付きバルブにも花を付けて、バルブの基部から新芽が成長中です。
問題のデンドロはスターカーニバルという名前で今咲いている花は昨年葉が落ちたバルブの上部からだけです。太いバルブなのでセッコク系ではないと思います。
この間まで新芽だと思ってたのに良く見てみるとバルブの根元から2つづつの蕾に別れてたので驚きました。新芽が4つ出てる内の3つが蕾になってしまって残りの1つはまだ新芽か花芽か成長してみないとわかりません。今年は株を増やす事はできないということですよね?
ひろし@小南部
2008/04/02(水) 23:09:53
いや、そうなんですか。是非拝見したいものです。胡蝶蘭でも成長点である葉の頂から花芽が上がることがあるのは存じ上げておりましたが、基部の芽が花芽に化けるデンドロは初耳でした。デンドロの基部は団子状に3〜4節が固まっていますので4芽くらいは発芽可能ですからそのうち一芽が葉芽であれば問題はないわけですが、、、
それにしても花芽が高芽に化ける嘆きはよく聞くのですが、その逆とは、、、
それにしても基部の芽まで花芽にしてしまう、管理方法はすごいものがありますね。スノーフレークの花径が8cmなどと聞くとまた驚いてしまいます。山本デンドロビューム園作出の4倍体デンドロならきちんと咲かせると8cmはそんなに珍しくないですが、あの神経質なノビル75%、セッコク25%のスノーフレークで8cmはすごいですよ。
スターカーニバルの画像はほとんど見つからないのですが、オベロンの片親ということなので、セッコクは入ってないでしょうがノビル系にはちがいないですね。
夏の肥培管理と肥料+ミネラル剤に秘密がありそうですが、教えていただければ幸甚です。
リトっぷ
【九州】
2008/04/02(水) 23:32:00
こんばんは、どうやら単純に寒・暖・寒の問題ではなさそうですね…私のレベルの話ではない様なので勉強させて頂きます。m(._.)m
みずちゃん
【近畿】
2008/04/03(木) 00:44:44
ひろし@小南部さんリトっぷさん早々の返信ありがとうございます。
問題のスターカーニバルは去年手に入れた時はバルブ2本立ちで、新芽が1本づつ成長し現在新旧合わせて4本のバルブしかないのでバルブを増やしたかったのですが…。潜芽が4個もあるとの事ですので今後の様子をみてみます。
スノーフレークですが、去年花が全て散った状態の株をホームセンターで格安で買ったもので個体名はありません。全15本中5本のバルブに花が付いてます。花は8cm(広げると9.5cm)の花を付けてるバルブもあれば5cm位しかない花を付けてるバルブもあります。栽培管理は通常のマニュアル本通りでしたが、遮光はしませんでした。特にと言えば8月にバットグアノを施肥した位です。この方法で同じ様に栽培しても全く花芽が出てこない、山本デンドロビューム園のコメットキング アカツキやイエローマジック フェスティバルもありますので何故なのかわかりません。他にも株が充実してるのに花芽が少ないものもあり、満開なものは先にあげた3種のみです。
リトっぷ
【九州】
2008/04/03(木) 01:52:07
傍観するつもりでしたが…
植物の基本的な成長は栄養成長と生殖成長に分かれます。普段栄養成長中の植物が昼夜日照のバランスや低温を感じる事で成長点に花芽分化の指令が届くと葉や茎を形成する細胞が花芽を作る細胞へと変化する事で開花に至ります。(その際、成長点は次点へ移ります)そして一旦花芽分化した細胞は途中で変わる事なく花芽を作り続けます。(細胞変化は葉⇒花=〇,花⇒葉=X)なので…しかしながら、den.では花⇒葉=〇で珍しくないのでどの時点で花芽分化しているか…あるいはden.は周囲の環境に臨機応変に成長をギリギリまでチェンジする事が出来るのか?ですね。問題の株は基部に潜芽が発生した時点では栄養成長に近い環境(親バルブの充実度,成育温度,湿度)だった。完全に葉芽を形成する以前に花芽分化の環境に変化した?この環境と言うのは燐酸等の蓄積された養分が満たされ開花方向に傾き易い状況、もしくは低温による刺激?P肥料が関係しているとすれば恐るべしバットグアノです。この『環境』が見えて来ません…
すみません出しゃばってしまいました。。。
ひろし@小南部
2008/04/03(木) 09:00:51
やはりバットグアノでしたか、、、
ただこの燐酸肥料に反応の仕方がまちまちなのが興味深いです。スターカーニバルは最も敏感に反応し、スノーフレークがNS8cm(見事)と5cm(普通)と反応がバルブごとに異なるのも、交配の進んだコメットキングが反応していないのも興味深いです。
同じ鉢内の同じ個体でも、日当りなどの環境でばらつくことはあり、私も山本デンドロビューム園の白花でNS11cm(立派)7.5〜8cm(通常)のばらつきを経験しています。この山本デンドロビューム園の4倍体の品種群は秋の寒さに無理やり当てなくても水を控えた上で10度程度の最低気温が一ヶ月もあれば、普通に花芽分化するものが多いように思います。日射は午前10時まで直射あとは明るい間接光の風通しのよいところでバルブは十分に黄色に(赤色素があまりないので黄色素が目立つ)なったのでその程度でも十分に思えました。ノビル75%のスノーフレークはもっと日に当て、そして寒気にあてないと満足な花芽はつきませんが、交配が進んだものは低温も要らないし、強光線よりやや弱光、そして9月に与える0:6:4の液肥が効果があるように思います。
みずちゃん
【近畿】
2008/04/03(木) 13:36:16
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リトっぷさん、ひろし@小南部さんありがとうございました。とても勉強になりました。いつもながら、皆さん博学で感心いたしました。
ひろし@小南部さんの11cmのデンドロはすごいですね。普通でも8cmとは…。そんな大きな花のデンドロは見た事がありません。カトレアの花の大きさと変わらないじゃあないですか!それがデンドロなら沢山花を付けるので、それはそれは見事でしょうね。
バットグアノが反応するものと、しないものとある様ですので、今年花芽が付かなかったコメットキング等は、スノーフレークとは別の環境に置いて、バットグアノはやらずに液肥で栽培してみようと思います。
ひろし@小南部
2008/04/03(木) 23:03:54
>普通でも8cmとは…。そんな大きな花のデンドロは見た事がありません。
山本デンドロビューム園の4倍体品種なら、普通で7.5〜8cmのものが多いです。私のはエベレスト’スーザンホワイト’という山本デンドロビューム園の特許品種ですが、11cmの花は一つの芽から2つの蕾がでたもののうち一つが死んだ(なにかぶつけたらしい)ら、残った一個の蕾が大きく育ったものです。でも8cmはざらで一芽2輪で両方9cm超という花もありました。もちろん満開のときは豪華です。おそらく数あるランのうちで一番豪華な花盛りとは思います。この兄弟個体のエヴェレスト’スーパーホワイト’が紹介された本を持ってますが「花径10cmで現在の最大花」と書かれています。
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