バラの黒点病対策

[園芸相談センター]の過去ログです

とっちゃん 【関東】 2007/02/20(火) 18:18:39
昨年、庭に植えている「つるバラ」の黒点病に悩まされました。
黒点病対策として、石灰硫黄合剤が大変有効と聞いていますが、残念ながら門扉・フェンスの側にあり、使用した場合に金属腐食等が心配です。(フェンスなどに絡みながら延びています)
黒点病対策として、あまり殺菌剤を使わない有効な方法等がありましたら教えて下さい。

gardenfan 【近畿】 2007/02/20(火) 18:43:29
私は昨年ウドンコ吹きまくり軍団に悩まされました。笑
ですから今年は12月に石灰硫黄合剤5倍液を剪定・誘引時にラティスから外した時に刷毛で塗布しました。
門扉やフェンスの消毒をしないとまた再発するかもしれませんね。

1月に高濃度の殺菌剤散布。これはバラ向けでもありますが主体はブロック塀やラティスに向けて散布しました。2月にマシン油30倍液これは害虫対策ですが...

>黒点病対策として、あまり殺菌剤を使わない有効な方法等がありましたら教えて下さい。
塀の向こうがどうなっているかわかりませんが徹底的に土の跳ね返りを防ぐようにマルチすること位でしょうか?
暴風雨の後の水洗いも必要ですね。台風など。

もう遅いのですが、誘引し直す際にフェンスから離して葉を全て落として石灰硫黄合剤を刷毛で塗布されてはいかがでしょうか?
この前提には、新しいシュートが出た時点で不要な古い枝を極力削除して枝数を少なくしているということがあります。沢山の枝を残していると塗布するのも大変です。
石灰硫黄合剤をスプレーで散布すると思ってもいない部分まで汚染されてしまいます。散布後散水してみると白くなるので判ります。
アルミサッシの窓なんかに付いて知らずにいたら大変です。

それとツルバラの場合ですが、春先に芽が伸びて展葉してきた時に早めにステムの一番下の葉を削除しておくと黒点に効果があるようです。
どのみち最初に黄色くなる部分なので最初から取り去っても気になりません。

R・ひろき 【関東】 2007/02/21(水) 08:09:20
 こんにちは。
 つるばらの場合、あまり殺菌剤を使わない方法としては、

・手の届くところに誘引する。
 出始めた黒点病の葉をむしりやすくするため。つけっぱなしでは感染し放題になります。
・冬場に枝を大幅に整理する。
 枝先や、未熟な枝は必ず詰める。葉や未熟な枝で越冬することがある。
・冬場に葉を全部むしる。葉柄から。
・バラの落ち葉はのがさず拾う。
・マルチングをし直す。

 こんなところかと思います。
 でも、これをすれば非常に有効ということはないです。蔓延が遅くなるというような感じです。
 石灰硫黄合剤も、使っておけば黒点病が出ないということはありません。出るのが遅くなる、少なめになるというふうです。
 一枚も黒点病を出したくなければ、品種にもよりますが、上記の対策をした上で、十日から二週間に一度の殺菌剤散布が必要です。
 最近は強い品種もあるようで、黒点病が出続けながらも咲いたり、なりにくいというのもあります。

gardenfan 【近畿】 2007/02/21(水) 17:16:57
とっちゃん様

石灰硫黄合剤はこれからは低濃度でもお勧めしません。これからは朝は霜があって寒くても昼間は結構暖かくなりますので薬害が出易いのです。撒くのだったら30倍希釈でしょうか。2月末の話。
それよりも殺菌剤の高濃度散布をもう一度やる方が有効です。

しかしご質問は殺菌剤を出来るだけ使いたくないということですよね。

一季咲きのつるバラは春しか咲きませんので、ベーサルシュートが3本くらい発生した時点で1昨年のシュートをノコギリで早め7月頃に削除します。昨年のシュートは状況を見ながら判断しますが、合計8本程度残すと年末の誘引も楽になります。

春の伸びたステムの一番下の葉を早めに取り去ります。前に書きました。黒点の発生は防げませんが蔓延を遅くする効果はあると思います。

それと一番有効なこと。昨年からバラをやりたいと聞きに来る人に言っていることでもありますが、我家の庭もその原則で更新し始めています。
要するに黒点・ウドンコに強いツルバラを植えるということです。
弱いツルバラを植えると他の鉢植えのHTやFLにも打撃を与えますのでツルバラの品種選定は非常に重要だと説明しています。
昨年購入した中では、デルバールのナヘマ、コルデスのシンデレラとラグナ、ハークネスのタイムズパーストはHTがウドンコ吹きまくりの横に置いておいてもまったく問題ありませんでした。
タイムズパーストは薬害に弱い(展着剤の配合間違いでチリチリになりました)のでほとんど散布せずに回りのバラへ散布したのかかかった程度で十分に病気を防げます。

以上の話は月1回の薬剤散布での話しです。全く何にも散布せずに黒点を防ぐ方法は知りません。毎週散布出来ればどんなバラも問題ないはずですが、素人にはそんな真似は無理ですね。


つるバラでもコンパクトにナヘマやシンデレラは日本でもお勧めだと思います。アロハも良いと思います。

お近くのバラ園に秋に出かけられて黒点の出方を見られるのがお勧めです。しかしそのバラ園の消毒の頻度も合わせてご確認下さい。

gardenfan 【近畿】 2007/02/21(水) 20:08:48
追加です。

要するに最近の作出バラは、コンクールで優勝しないとなかなか販売実績が上げられませんで、耐病性が高くてプラス芳香品種という条件を満足しています。香が無いとコンクールの評価点数半減です。
四季咲き(といってもほとんど返り咲きですが)で芳香があってしかもそこそこコンパクトな品種は日本に適していると思います。

そういう意味では近場のバラ園を見に行っても参考にならないかなとも思います。最新品種がありません。
我家のラティス軍団もナヘマ・ロンサール・ラグナ・その他のオールドローズ等に更新予定です。
一季咲きのバラでは秋以降寂しすぎます。

とっちゃん 2007/02/28(水) 20:59:11
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皆さんのアドバイス有難うございました。
少しでも黒点病の発生を抑えて、バラを楽しみたいと思います。


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