伸びすぎるバラ
たくすけ
2006/05/22(月) 08:51:03
四季咲き木立性中輪種・丸弁杯状咲きですが、詳しい品種名はわかりません。日当たりは、まずまずの地植えです。
もともとの性質でしょうが、例年(植え付けの翌年から)7月中旬頃には、3メートル以上に伸びてしまいます。
一番花のあと、2〜3枚目の5枚葉の下で切るとありますが、あまりにも伸びすぎると思い、昨年は一番花の後、思い切り切り詰めたところ(その年に延びた分の三分の一くらいまで)切りすぎたらしく、二番花は咲きませんでした。それでも、枝は例年通り伸びました。
あまり高くなり過ぎると、消毒もできず、オルトラン顆粒は撒きますが、チュウレンジバチの幼虫の食害に遭い、真夏なのに1メートル以上切り詰める羽目になります。
一般的に、ホームセンターで入手出来、徒長を抑える薬品はありますか? よろしくお願いします
R・ひろき
【関東】
2006/05/22(月) 12:35:52
こんにちは。
徒長を抑える薬品ですが、バラに適用のある[調整]関係の農薬(これも農薬なんですが)は、挿し木の発根促進用のものがあるだけでした。花卉類・観葉植物では、発芽促進用のものがありました。
菊などでは、ビーナイン(節間伸長調節による伸長抑制)があるのですが、バラには適用外です。
私自身は、バラに対して、調整関係のものは使ったことがありません。他の方のご意見も聞いてみてください。
もし、調整関係の薬品を使うのではない方法もお考えでしたら、いつ植えた木なのか(樹齢)などを少し書き添えてください。文面の範囲では、木立性(ブッシュタイプ)ではなく、シュラブかクライマーなのではないかと思われます。
木立タイプや、よくシュートの出るタイプのシュラブでしたら、冬に20センチ以下に切り詰めることもできます。ただ、すべての場合にできるのではないので、これで出来ますということが言えなくて、そこのところは申し訳ないのですが、いくつかのアドバイスはできるかと思います。
なお、樹齢は、木をなるべく傷めないように強剪定をしていくために必要な情報です。
よろしくお願いします。
たくすけ
2006/05/22(月) 13:38:32
早速の回答ありがとうございます。シュラブタイプは、現在手持ちのバラの育て方の本には全体像がなく、よくわからないのですが、幹はかなり太く、一番太い所で直径2cm以上あります。今年延びてきたシュートも1cmくらいの太さです。ストレートで、やや広がり気味に伸びていきます。
樹齢ですが、植え付けから1本は5年目で、もう1本は3年目です(親木から挿したものです)。シュートは、出るほうだと思います。これ以外のバラは育てた経験がないのでよくわかりませんが・・・
ちなみに、肥料はマルチングもかねて、腐葉土を蒔いてあります。それと、冬場と一番花の後に各一回、有機配合肥料(鳥の餌みたいなもの)を与えています。
市販の花苗は、薬剤で小さくても花が良く付くように調整されていると聞いたことがあったので、簡単に入手できればと、思ったのですけれど・・・
1月末頃の強剪定時には、5〜60cmくらいに切り詰めています。
まだ何か、足りない情報がありましたら、ご指摘ください。よろしくお願いします。
R・ひろき
【関東】
2006/05/22(月) 17:31:28
こんにちは。
この場合、木立性か、クライマーなのか、シュラブなのかというのがよくわかりませんので、人によりいろいろやり方があると思います。10人に聞けば、もしかすると10通りの答えが返ってくるかもしれません。
ひとつの方法として、聞いてください。
私はこのバラ、木立性のなかにもシュラブの系統が入った品種ではないかと思います。この種のバラは、花のあとに長い枝を出して暴れたり、切り詰めると咲かなくなったりすることがあります。
お住まいの場所の気候がわからないのですが、真夏は暑い場所としますと、その時期に1メートル切り詰めるのは、バラにとって、いくらかでもダメージがあると思います。それを避けて、全体の高さを低く抑えるためには、冬の剪定で切り詰めます。
3年目の株は、挿し木とのことですが、今年の調子が良ければ、今度の冬剪定で、15〜20センチくらいに切ってみてください。このとき、3年目に入ったような古い枝で、幹が木質化し、ごつごつしてあまり良い芽がないものは、根元から切ってみてください。強く切るときは、バラが完全に休眠した時期に剪定してみてください。
そのあと、来年の夏剪定で、三分の二になるように切り詰めます。
このとき、あまりに大きくなるようで、どうしても1メートルくらい切りたい場合は、その位置をペンチかなにかで潰して、折り曲げてみる手もあります。(折り曲げ剪定で検索すると、いろいろ出てきます。)
5年目の株のほうは、接ぎ木もののようですね。一番太い場所で直径2センチという枝があるということで、その枝に匹敵するような若い枝が、ありましたら、次の冬剪定で、古くなった枝から順に切ってみてはと思います。いろいろやり方はありますが、若い株より、もう少し長く、30センチくらいで切ってみてください。これも、完全に休眠した時期にやってみてください。
ところで、肥料のことですが、なるべく、窒素分(N)の少ないものを与えてみてください。有機配合肥料とのことですが、油かすなどが多いと、伸びやすくなります。また、量も減らして、今年の夏は様子を見てください。
腐葉土でマルチングしますと、腐葉土のなかの窒素分もだんだん効いていきますので、このさい、いっぺん、肥料分の少ないもの(酸度調整済みのピートモスなど)に替えてみてはいかがでしょうか。
また、オルトラン粒剤ですが、大きなバラになりますと、実際に先端まで届きづらくなることを、何回か経験しました。あがったとしても、150センチくらいまででした。
これも試しになのですが、他にもバラや花卉類・観葉植物に適用のあるダントツ粒剤(ベニカ粒剤)、ブルースカイ粒剤、ベストガード粒剤などを使ってみてはと思います。ものにより、もう少し上まで届くように思います。
……というような方法を併用してみると、伸びすぎて害虫にやられるなどのことが少なくなるのではないかと思います。(もしかすると蔓性であるという可能性も残りますが。)
今年は、肥料とマルチングと夏剪定を、少し変えてみてください。
来年の冬、それぞれの株の調子を見ながら、低く剪定してみてください。
あまりに調子が落ちたら、強い剪定は取りやめて、古い枝を根元から切り、新しい枝は普通の高さに切ってみてください。
gardenfan
【近畿】
2006/05/22(月) 17:42:52
たくすけ様
ご質問の趣旨とは違いますが、私の経験を
昨年にそれまで鉢植えであまり調子が良くなかったラブを地植えにしたところ、それまでは株元1センチくらいでしたが、昨年は1.2.3.4番花と先続け、結局株元が3センチくらいになりました。
HTがまるでシュラブになってしまいました。
そんな太い枝でしたので強剪定(といっても2芽で50センチくらいありました)をしましたが、今年はブラインドでピンチしています。トホホ
この逆の話であまり伸びすぎて困る場合には鉢植えに戻すという選択肢もあるのではないか?
と思います。ご参考まで。
たくすけ
【関東】
2006/05/23(火) 22:41:00
R・ひろき様ありがとうございました。教えていただいたようにやってみます。 古いほうの株は接木物(らしき物)を購入しました。
オルトラン粒は、あまり高いところまでは成分が上がっていかないのですね。納得しました。確かにチュウレンジバチの被害に遭うのは、奴等が好む先端部なのでしょうけれど、自分の目の高さかそれ以上の事が多いです。低い部分は被害に遭っていなかったです。
今度の冬は一番古い枝は完全に木質化ているので、思い切って根元から切り詰めてみます。
古いほうの株は、先々週ゾウムシにやられて数本、先端部を切り詰めたせいかあまり元気とは言えないのですけれど、その後真っ赤な新芽が出てきているので心配はないと思います。
3年目の株はすでに2メートルに達し恐ろしいくらい元気です。つぼみもたくさん持っています。ただ、姑のところに養子に出した兄弟株は、同じ市内にもかかわらず、すでに開花したのに(つぼみも含めて一輪だけとの事)、家のははまだ開花までしばらくかかりそうです。
ご指摘いただきましたように、確か窒素は「葉」に効くのでしたね。「リン」分が不足していたのかもしれません。このあたりから攻めていこうと思います。
gardenfan様ありがとうございました。3年目の兄弟株で、鉢植えの物もあるのですが、これが同じ年のものかと思うほど、小さく成長しておらず、つぼみも2〜3個しか着いていません。現時点では成長しすぎていて鉢植えに戻し事は不可能と思われます。冬に、鉢植えの物と入れ替えてみるのも考えてみたいと思います。
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