ナメクジ対策=ビール+誘引殺虫剤 の疑問
VITA
[URL:http://vita.easter.ne.jp/]
2006/04/30(日) 16:56:54
皆様こんにちは。
昨日、クリスマスローズの植替えをしていたら、ナメクジ発見!
またもやナメの時期が来ると思うと憂鬱です・・・(ーー;
ところで、表題どおりなのですが、ナメクジ対策=ビール+誘引殺虫剤が
よく効く。
私も経験的にわかっています。
でも・・・1つ納得できないのです。
メーカーさんのサイトによると、ナメクジ誘引殺虫剤は「雨や水がかかると
効果が減少しますので・・・云々かんぬん」とありますよね。
(http://www.sumika-takeda-engei.co.jp/index.htmlを
見てます)
じゃあ、何でビールに入れると、より効果があるのでしょう?
ビールと誘引剤のw効果で吸い寄せられて、ビールで溺死する
だけなのでしょうか?
殺虫剤としての効果は期待できないのでしょうか?
そうすると、わざわざお金を出して誘引殺虫剤を買う必要はないように
思えるんですが・・・
皆さんはどう思われますか?
よし
【四国】
[URL:http://homepage2.nifty.com/mydacks/engei/engeiindex.html]
2006/04/30(日) 17:45:04
ビールの匂いに引き寄せられると言うのはわかるのですが、私も「???」状態です。
ぽー
【関東】
2006/04/30(日) 23:42:30
う〜ん、言われてみれば・・・。
私もナメクジのご相談によくレスするんですが、平気で「ビール+誘引剤が効果的」なんて書いてましたね〜。思わぬところから不意打ちを食らった気分です。(^^;)
最初に考えたことは、
・ナメクジ退治には、ビールだけでもOK。匂いに引かれてきたやつが溺死する、これは何度も確認ずみ。(発泡酒もイケます。でも「第3のビール」は試してません、あしからず)
・ただ、ビールだけだとときどき飲み逃げするやつがいる(夜見たときいたやつが、朝いなくなってることがあります)。なので、薬を一緒に入れておくと、より確実に殺せる・・・これも経験ずみ。
つまり、ビールの水分によって薬の殺ナメ効果は消えない、はず。
そうすると、「雨や水がかかると効果が減少」するのは、薬のなかの、どんな成分なのかな?ということになります。
もし、薬に匂いなどの誘引物質が添加されていて、それが水によって消滅するのなら、納得がいきます。薬の誘引作用はなくなっても殺虫成分は残り、ビールの匂いが誘引作用を補ってくれるので、両者合体すればうまくいく・・・と。
で、検索してみました。
上の推理はみごとにハズレでした。
ナ○トックス、ナ○キール、マ○キラーなど代表的な殺ナメ剤の主成分は「メタアルデヒド」だそうですが、この成分自体に誘引作用も殺ナメ作用もあるとか。
しかも、メタアルデヒドは水には不溶、っていうじゃあありませんか。
てことは、水に入れたり水がかかったからって、単純に「効果がなくなる」ことはないはず。
でも、ナメを殺すにはある程度の量というか濃度というか、が必要なわけですよね。そうすると、水がプラスされたことによって濃度が低下→効果減、ということはじゅうぶんあり得ます。
そういえば、固形の誘引剤って、水にぬれるとすぐ溶けたように、形がなくなりますよね・・・。
以上のことから、私が考えた結論は、
・雨や水によってダイレクトに誘引・殺ナメ効果が減少するというよりは、有効成分が拡散してしまい、ナメがパクッと食べたり、体表にべっとりつく機会がへる→薬としての効果が減る。
・ビールに混ぜた場合、薬の濃度自体は薄くなるけれども、全身薬液のなかに漬かる感じになるから、結果としてナメの摂取量は増える→確実に殺せる。
・・・ということではないでしょうか?
高校の化学の時間はいつも内職していた私ゆえ、見当ちがいの推理でしたらゴメンナサイっ!
なお、このモンダイを解くためにいろいろ検索していたら、面白いサイトがいくつか見つかりました。お暇な方はご覧あれ。
http://www.ruralnet.or.jp/gn/199906/nameku.htm
農業関係の雑誌社のHP。さまざまなナメ対策が簡潔にまとめられています。
http://gggzzz.cool.ne.jp/zakkisou/mukasizakkisou/0207zakkisou.html#020703
この上のほう、7月3日〜5日がナメ関連。
4日付の記事に出てくる岐阜県加子母村の「なめくじ祭」ってのに、はげしく心ひかれてしまいました!(爆)
たちつ
【近畿】
2006/05/01(月) 00:19:49
>ナメクジ誘引殺虫剤は雨に弱い
日本製は、雨に溶けて、土にしみこみますし、臭いも薄くなる。
ナメクジは、アルコールの臭いに誘われて、食毒顆粒の上の昇って齧る。ここがポイント。
ビールも、時間の経過とともに、香りも皮膚への刺激も無くなる。ので飲み逃げする。
ペットボトルか、リポビタンX等の小瓶に入れて、口を地面に立てるなり、梯子を付けてあげるとより親切なものです。お客さんには、丁寧なるおもてなしをしないといけませんね。(^^♪
匿名希望
2006/05/01(月) 21:02:16
ナ○トックスにおけるナメクジ殺虫効果は、ぽーさんご指摘のごとくメタアルデヒド(CAS番号:108-62-3、水に不溶、比重1.27、LD50:600 mg/kg (イヌ、経口))によるものですが、成分としては6%しか含まれていません。
残りの94%は、実はフスマや米糠等です。(www.anzen.metro.tokyo.jp/tocho/report/report_104.html、P89)
ナメクジ誘引効果はメタアルデヒドは大きくなく、フスマや米糠等によるものと考えられ、たちつさんご指摘のように、これに含まれるエチルアルコール臭によるものと思われます。このことは、ぽーさんが引用されていた2番目のリンクの7月4日の記録:「全ての酒類に共通するエチルアルコールそのものでナメクジが捕れるか試した結果、ナメクジは集まってくるが、エチルアルコールの中で溺死しなかった。エチルアルコールはナメクジの誘引剤にはなっているが、殺虫剤にはなっていない。」という報告により証明されます。
このリンクでもご指摘のように、ビールにはエチルアルコールの空気酸化でアセトアルデヒドが若干生成しており、ナメクジはこれで死ぬと思われます。ぽーさんの「ビールだけだとときどき飲み逃げするやつがいる」というのは、アセトアルデヒドの濃度が薄く、元気な奴が逃亡したものと思われます。
ぽーさんご指摘の「固形の誘引剤って、水にぬれるとすぐ溶けたように、形がなくなります」、たちつさんご指摘の「日本製は、雨に溶けて、土にしみこみますし、臭いも薄くなる」というのは、94%のフスマや米糠等が水に溶けてしまうからです。
では、ビールと誘引剤だとどうか。誘引はビールのアルコール、殺虫はビール中に分散している誘引剤のメタアルデヒドによるものと考えられ、従って、ぽーさんの最初の「薬の誘引作用はなくなっても殺虫成分は残り、ビールの匂いが誘引作用を補ってくれるので、両者合体すればうまくいく」は正しいと思います。(いつも一体どんな内職されていたのでしょうか?興味津々)
ぽー
【関東】
2006/05/01(月) 23:13:48
おお、なるほど・・・!
匿名希望さん、すごく納得です。
同じ資料を見ても、理系の素養のある人とない人では、理解・解釈がこうも違うのですね。
・・・ん? 質問主のVITAさんはたしか理系、(昔は)有機化学にも強かった、とどこかに書いてらしたのでは・・・。(^^;)
ハッピ−マン
2006/05/02(火) 01:15:31
先週仕事で京橋へ行きました。仕事が終わって帰り、駅の近くで焼肉を食べたのですが、そのときに同行の者が、あたりにただよう焼肉の臭いにはそそられますが、ナメ君のアルコ−ルもこんな感じなのかな〜?と言い出してナメ談義になりました。で、ナメ君が大好きなのは水だそうです。アルコ−ルも大好きだけど、市販の誘引殺虫剤は、誘引といってもナメ君の棲家の近くでないと効果はほとんどない、とのこと。ということで、誘引殺虫剤を使用するときは、適当にあたりに水をまくと効果があがるそうです。それから早起きして怪しい鉢の裏側を調べるとナメ君の棲家が分かるそうですよ。 それから肥料の話になって、サツマイモの体の中に窒素を固定する細菌がいることが分かってから、この細菌の有効利用ができれば、将来、窒素肥料はいらなくなるのでは・・・ということになりました。まめ科の根粒細菌はよく知られてきましたが、乾燥に強い植物や土壌を選ばない植物は体内にそうした細菌を養っているのかもしれませんね。 ぽ−さん、理系とか文系とかいう分け方は日本だけのような気がします〜♪。
VITA
[URL:http://vita.easter.ne.jp/]
2006/05/06(土) 01:21:06
みなさま、お調べくださってありがとです。
解決です。
VITA
[URL:http://vita.easter.ne.jp/]
2006/05/06(土) 01:35:04
[[解決]]
忘れました・・・(/_;)
初心者用掲示板@園芸相談センター