合歓の木
曽根
【近畿】
2005/10/02(日) 13:12:20
5月に、合歓の木の害虫について回答を頂きましたが、それから、薬を2・3回掛けましたが未だに、べたべたしています。
それでも、1度目の種取りはできましたので、今日、枯れ始めた葉を全部切りました。でも、枝はべたべたが残ったままです。
来年この害虫が付かなくする為に、いつ、何をすればいいのか、教えて下さい。
cactus
2005/10/02(日) 18:37:46
ベタベタするのはカイガラムシの排泄物が原因です。ベタベタを解消さ
せるにはカイガラムシを駆除させるしかありませんが、ただ単に殺虫剤
を散布すれば良いのではなく、まずはカイガラムシを掻き落としてから
薬剤を散布しなければ効果は見られません。
カイガラムシが孵化する時期は6〜7月がピークで、この頃から樹液を
吸いながら大きくなります。12月頃には冬眠しますが、その時期まで
に体内にロウ状の固い殻を持つようになります。今の時期では完全では
ありませんが、ある程度は薬剤から身を守れるほどになっています。
現在もベタベタしているのは、カイガラムシが生きている証拠です。
木の皮の下などに隠れていて、薬剤から逃れられた残党が出てきたのか
も知れません。
確実な方法は完全に掻き落とす事で、それから薬剤を散布するようにし
ます。薬剤は何を使用されたのでしょうか。また薬剤散布をした時に、
散布と散布は何日経ってから散布されたでしょうか。
カイガラムシを今年に駆除を完全にすれば、来年は発生しなくなる事は
絶対にありません。予防策はありますが、絶対に発生させない方法はあ
りません。カイガラムシは高温期と乾燥期に発生するので、まずは剪定
などをして風通しを良くするようにします。発生する時期は先ほど書い
た通りですが、この時期が来る前にマシン乳剤などを散布すると予防に
なります。目に見えないのに薬剤を散布するのは不経済のように思われ
ますが、実際にはカイガラムシの卵は肉眼では見えません。ですから、
目に見えないからカイガラムシが発生していないと思われる方がほとん
どです。合歓の木の周囲を密集させない事も、予防になります。
ベタベタですが、まずはホースで強く洗い流して下さい。乾いたら殺菌
剤を散布すれば予防になります。ベタベタを放置すると排泄物を栄養源
とするカビが発生し、スス病になって葉に光線が当たらなくなります。
スス病は葉の表面に黒い幕で覆うだけで、直接的には害を与える事はあ
りません。ただ光線が葉に当たらなくなり樹勢が悪くなる場合もありま
す。
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