セロジネ
蘭を始めたい
【近畿】
2022/05/06(金) 12:59:39
ビニールポット入り。根腐れしたようなので、水苔で植えかえしてみました。水やりはどうしたらいいのでしょう。今あるバルブに根がはえますか?バルブにきつくシワが入っています。
インタメディアです。
oraunta
2022/05/07(土) 18:58:13
長いことラン類と付き合っています。元来、丈夫な植物ですが、人間社会に無理やり連れてこられたので馴染めないこともあるでしょう。沢山の失敗を重ねて、到達した結論は、彼らの故郷の環境をつくってやることだと理解しました。
熱帯性の洋ランは、ジャングルの木の上や木陰に自生しています。木漏れ日程度の日があたります。種によって差はありますが、強い日差しのある場所には住めません。湿度は高いのですが、熱帯雨林も短いながら乾季があります。それに備えて根に水を蓄えています。でも成長期には雨を欲しがります。 この自然の条件を外すとご機嫌を損ないます。 ご参考まで
oraunta
2022/05/07(土) 19:10:09
ヒマラヤを故郷とする北方系もあるそうですね。南方系のランの故郷は、その昔、級友がインドネシアに調査に出かけた折のお土産の情報です。北方系でしたら情報はありませんが、着生ランなので、低温に耐えられる以外は同じだと思います。
ひろし@小南部
2022/05/07(土) 22:46:23
生きた根の少ないセロジネはバルブに皺が入りますが新芽の用意はできていますでしょうか?新芽が出て新バルブが育ち始めれば新バルブからの新根で株の水分はカバーできますが、新バルブは大きくは育てないだろうと思います。来春の花は休ことになろうかとは思いますが、命はつなげますから再来年の花を期待しましょう。
セロジネ・インターメディアCoelogyne Intermediaはクリスタータ種Coel. cristataとマッサンゲアナ種Coel. massangeanaの交雑種で非常に強健なので最も出回るセロジネです。基本的に亜熱帯の雨期と乾期の区別のある地帯で樹上着生している種どうしの交雑種ですから、日本では夏を雨期、冬を乾期に見立てて管理します。雨期は成長期で立派なバルブを造るためには多量の水を必要とします。乾期に入ると生長を止め、花芽を用意し、乾季の中頃〜終わりにかけて開花し、花後雨期に入ると新芽が成長します。
成長期に多量の水を必要とするので、夏場は水持ちの良いビニルポットやプラ鉢にミズゴケでもOKなんですが、低温になる時期に水持ちが良すぎると根腐れするリスクが高まるので、私はプラ鉢にバークで長年育てていて、それなりに毎春花を楽しんでいます。株分けして鉢数も増える一方です。
バーク植えすると冬場の水やりにあまり気を遣う必要はないので根腐れさせるリスクはほとんどなくなるのですが、成長期の水やりはさぼれないです。さぼったつもりはなくても新バルブの大きさ=花の豪華さは水やり施肥の成績がそのまま花に反映します。
ご参考まで。
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