コモンセージの葉が黒っぽく枯れてきた
シャーリー
【関東】
2016/11/13(日) 09:12:50
1週間前に苗を購入し鉢に植え替えました。風通しの良い日向に置きましたが昨日見ると、葉の先端が灰色に変色し、その部分は丸まっています。土は乾いていないのに葉が全体に水切れを起こしたように葉が垂れ下がっています。一昨日、12月くらいの寒い気温と雨が原因だったのでしょうか？直接風が当たりにくい軒下に異動させましたが、この後の管理はどのようにしたらよいのでしょうか？
フローラ
2016/11/13(日) 18:34:18
>1週間前に苗を購入し鉢に植え替えました。
>風通しの良い日向に置きました
植え替えによる根のダメージでしょう。
植物栽培での失敗事故のほとんどは、植え替えです。
植え替え移植では、先ず根を傷めます(特に根の先端付近にある根毛、綿根、産毛根)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B9%E6%AF%9B
これは、水分と栄養素を吸収している口に当ります。
この産毛根は、乾過湿高温低温と衝撃に弱く、寿命も短く、常に新しく作らなければならない。
反面、葉は、通常通り水を蒸散しています。
と成れば、植物体内の水分が不足し脱水症状を引き起こします。
その敏感な場所が、未熟な新芽若葉となり、萎れ枝垂れる。
脱水症状が、長引けば、新芽若葉が、変色し枯れると続く。
更に、植えて直ぐに、日向に置いた事が脱水症状を加速させた。
やはり、静養のために、1週間程度は、風通しの良い木陰や日陰に置いた方が良い。・・・・根まわし(根切り)、枝葉落とし、木陰静養の3原則は、理解し癖習慣にしておいた方が無難です。
植え替えの失敗は、販売者にとっては、クレームの対象になりますから、多くの解説書では、根土を少し削り取って植え替えましょうと、中途半端な言い回しをしています。
前もって、根回し(事前処理として、太い根を切って、細い根産毛根を株元に生えさせ、その後移植し、木の疲れを緩和する方法)して無い場合には、根の土を全て取り除き、水に浸けてその後手際よく植え替え静養養生する。根を切る以上は、水分のバランスを保つために枝葉も、相当切り落とす。これが、植え替え移植の大原則です。
草花も樹木も、同じです。
草花や幼苗小苗は、比較的新陳代謝が、激しいので、適当に植え替えても、個体により多少萎れますが、ダメージ回復力が早いので、根付き易い。このことから、出鱈目植え替えでも良いと誰しも思い込んでいるだけです。
更々に、これから寒くなる時節に、植え替えたことにも、逆スパイラルを加速させた。
これから冬眠明けでこれから日増しに暖かくなり生長旺盛な春(春分明け)か、又は、夏疲れも癒せた秋(秋分前後・・・根を更新して冬支度に取り掛かる)が植え替え適期の大原則と単純に割り切る事です。
前提条件として、植物別個体別に、ダメージと回復力(養生方法なども)の判断がある程度理解し見極められるのなら、灼熱地獄の真夏でも、凍土凍結する厳寒時期でも、年中植え替えは、できます。
土を全て落とす事は、危険行為でもあり不安な事ですが、慣れれば、後が楽です。
中途半端に元土を残すと、古い根土(根鉢)と新しい土(客土)との、癒合性、馴染みが一致しないので、根が新しい土に生えにくい(根暗)、又、土の保湿も古い土(根)がジュクジュク(根が水虫になったり、酸欠で窒息する)で、新しい土は、カラカラに乾燥(根が脱水する、産毛根が生えない)したり、その逆も有る。
植え替えは、根の環境改善の目的の事ですが、機会があれば、根の状態を検査すれば、面白いかも。葉枝を見れば、根の状態がわかれば尚良いし、慣れれば、葉枝を見れば、栽培者の性格や家庭環境ままで、わかるようになってきます。
取敢えず、折角買って間もないのに、残念ですが、葉枝を半分程度刈り込むのもひとつの方法です。
コモンセージの冬越しは、霜が降り葉が落葉し出したら、2/3カットの1/3残しして、冬越しさせるのが半ば慣例となっているようですから適当に。
ハーブやセージなどは、相当頑強な性質を持っていますから、そのままほっといても、良いでしょう。(根付く)
基本的に、日本では、育てて楽しむ、あればそれで良いという習慣があり、収穫して利用する事が苦手ですから、はびこってもてあます事になる。ハーブセージ系は、刈り取って刈り取って刈り取るほど元気に育つものです。
神経質に一喜一憂せずに、ワイルドで荒っぽく育てるものと割り切る事です。
と個人的な独断により、運悪く植え替え不手際症候群と判断しました
多分、心配ぜずとも大丈夫で、春には元気な新芽が生えてくることでしょう。
http://sodatekata.net/flowers/page/832.html
シャーリー
2016/11/13(日) 19:10:56
[[解決]]
事細かく回答頂きありがとうございます。植え替えの際、根鉢は崩さず、少し大きな鉢にそのまま植えたのですが、置き場所が悪かったのかもしれませんね。元気な苗でしたが、復活するのを見守ります。
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