枝垂桜の葉がしおれる

[園芸相談センター]の過去ログです

sachi 【中国】 2016/10/06(木) 09:15:10
こんにちは。初めて質問させていただきます。
今年の6月に庭に桜の苗(高さ1.5m太さ2.5cm程度)を植えました。
ぐんぐん育つわけではありませんが、新芽も出て元気そうでした。
それが突然、上の方の葉がしおれてしまったのです。ぱさぱさに枯れるというより、しんなりうなだれる感じです。下の方はしゃんとしています。
庭は南向きですがアパートが隣接しているため、日差しは適度に遮られます。風通しはよいのですが、水はけが悪かったので、土を足したりして幾分改善しました(素人仕事ですが)。

この春から庭いじりを始めたど素人なもので、弱っている時に肥料をやってはいけないことを知りませんでした。なのでしおれたのを見てホームセンターで売ってる液肥をあげてしまいました。また、「上の方がしおれるのは水切れだ」という、ある園芸サイトの記事をみて、疑問に思いながらも少量の水をやってしまいました。

某掲示板で質問したところボロカスに言われ、もう植物を育てる資格もないのではないかと思いつつも、どうしてもあきらめられません。
何とか助けてやる方法はないものでしょうか。

紙一重の差 2016/10/07(金) 23:25:36
>ボロカスに言われ
ハッキリ言って、誰しも気分の良いことではありませんが、残念な事ですが、ネット社会では、それが当たり前です。
むしろ、親切丁寧な回答といえなくても、当たり障りのない回答なら、大安吉日で、ラッキーなことと割り切るべきです。

>植物を育てる資格もないのではないかと思いつつ
無責任な他人(見たことも無ければ、有ったことも無い架空匿名で、自己満足の方法は、それしか知らない塊、マスベアバター症候群という)の言う事など、気にする事も、悲観する事も無い、慣れる事です。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E9%A1%95%E7%A4%BA%E6%AC%B2

>どうしてもあきらめられません。
今回の場合には、あなたにとって、一瞬的には、キモイことではありましたが、ポロカスに言われた事は、最大の喜びと受け取るべき事とおもいます。
なぜなら、インパクトが強かっただけに、次回から同じ間違いをするリスクの軽減と今後一字一句読み返し、どのような意味があるのか、なにを指摘され、どのように解決するのか等等
取り組み姿勢が大きく変るものと想像されます。
言い換えれば、目的と手段やそれらの是非をより的確に捉えることにつながります。

さて、主訴に戻って
一概には言えませんが、何事も、結果論です。
適当、出鱈目に埋めても、育つものは育つし、いくら丁寧神経質に植えても、枯れるものは枯れます。
その生死の見極めと一寸した配慮手助けで、本来なら枯れるものも元気に鬱蒼と生い茂るし、元気なものでも、枯れる傷む場合もあります。
身の回りを見回しても、特別な事情が無い限り、同じ値段なら、傷んでいるものを喜んでは買わないだろうし、より新鮮なものを選ぶと思いますよ。
ここで問題となるのが、桜は、ドラえもんで無い限り、日本語で対話してくれない事です。
栽培者が、桜言語を積極的に、学び理解しないといけない点です。
これが難解なことです。
日々観察して、事後処理になりますが、その都度それなりに手助けしてあげないと仕方がありません。
いうなれば、赤ちゃん言語を理解するようなものかも。
猫言語はニャーとフゥで、犬言語は、ワンとウーです。
サクラは、ワンともニャンとも言いません。もし聞こえたとしても、風のささやきかも。

対処方法は、沢山ありピンキリで、唯一これしかないという絶対値はありません。

1) 一番簡単な方法は、そのまま放置し、神仏に祈るのみ。
元気の気は、気力ですから、気迫で蘇生させる。
私の場合には、自信過剰の横着者ですから、気迫で責めます。
「死にたくなければ、自分で蘇生しろ!!」とテレパシーの乱れ撃ち。

2) 次の方法は、
先端の元気な葉、出来れば幼葉を数枚残して、傷んでいる弱っている枝を半分程度に切ったり、古い葉弱っている葉を全部むしりとる。
残した枝には、芽を2-3残す。重複しますが、先端の幼葉は残す。

3) 現段階では、将来の栄枯盛衰や生死蘇生は、状況を見ないことには、判断できませんが、私個人としては、ジリ貧枯渇傾向に有ると割り切り、ダメ元で植え替えます。・・・・推奨

植え替え手順
a)先ず上の2)のように、摘葉枝剪定します・・・引き抜けば、根が傷み、そのバランスをとるためにも、枝葉を落とし、脱水を防ぐ為。
b)引き抜きます
c)根の土を流水で洗い流し、根の生長具合を観察します。・・・植えつければ、鉢植えで無い限り、再び根を見ることは無い。
d)バケツ又はビニール袋に入れて、水を入れ根の乾燥を防ぐ。
e)ここで、コヒータイム

f)出切る限り、広く深く大きく、穴を掘る。・・・・もう2度と植え替えることは無い。
表土3-5cmを削り取り、別の場所に置いておく・・・雑草のタネが、混ざっている。
次に、石瓦礫大ゴミもより分け別の場所に保管する・・後で一番下へ捨てる
残った土は、メインの栽培土ですから、小休憩がてら、良く解しておく。
堀ながら、地層を見ておく。

g)その穴へ水を張る・・・水が引くまで、コーヒーブレイク
h)瓦礫や表土の土を捨て、根の高さまで、良く解した土を捨てて、再び埋め戻した位置まで、水を入れる

i)推奨として、
根と根の間や根の周りの土は、川砂(1-3mm粒)7割と腐葉土3割の比率で、混合した土が良いのですが、又は川砂の代わりに、赤玉土中粒でも良い。但し手間隙経済的にも負担になる。
無ければ、一番安い、ウッドチップ堆肥(粗い)を3割ほど混ぜて埋め戻す。・・・・サクラは、川砂が大好きで根の張りが大変良く尚且つ、排水と保湿性が良い。

j)根を四方八方へ広げ、埋め戻しながら、土を踏みつけ水を入れながら・・・土が乾くと、水を撥水して、土は濡れていても、肝心な根には届かない。水が必要なのは、土ではなく、根である。

k)風や地盤沈下で倒れないように、支柱を立てて結わえておく。
深さ体積の3割は地盤沈下する。
L)推奨、株元に、枝の先端四方の真下まで、ブロック・レンガ・植木鉢を並べておく。・・・サクラは根が浅く生える(酸素が好き)ので、夏冬の断熱と大気湿度(地表とレンガの間)が保たれ、根の良し悪しが良く判る。
逆に考えれば、株元を通路にして、土を踏み固めれば、その真上の枝は枯れる。
このことから、花見の看板で、桜の下に入るなと表示されている。
桜の下の芝生雑草が元気ならサクラも元気で、地肌が見えていれば、その上の枝は枯れている。
余談ながら、地肌の見える株元は歩かない。斜面植えの下側は歩かない。屋敷にサクラは植えないとなる。・・・見る見るうちに大きくなり、倒木落枝で、被害が起こる。
大きくなったものは、始末できない、・・・切れないゴミの処分で困る。
このことからも、より計画管理が必要。・・・景観剪定(開花)と大きさ制限。
生き返れば、機会があれば、どのように剪定(位置と時期と枝選び)すれば、格好よく花が咲くかも調べておいたほうが良い。

今回の失敗は、(独断と偏見による診断)
結果論として、植え方が雑だった。
穴の大きさが小さかった、
根を良く観察しなかった、根を四方八方へ広げなかった。・・・根がループしていた。
結果的に、根張りが悪い反面、枝葉が惰性で、成長しすぎて、息切れした(樹体内の栄養・水分・スタミナの枯渇と夏秋の異常気象による夏バテの後遺症)

とこのように、身勝手なつぶやきでした。

紙一重の差 2016/10/07(金) 23:43:29
つぶやきついでに
>ブロック・レンガ・植木鉢を並べておく
レンガは、別として、ブロックは、年に2回程度は、表裏ひっくり返しておく事、植木鉢は、季節の変わり目に持ち上げておく又は、鉢底の下だけビニールなどを敷いて置く。・・・・ほりっぱなしでは、桜の根で乗っ取られてしまいます。
「朝顔につるべ取られてもらひ水」というシャレ形になる。

pine 【九州】 2016/10/07(金) 23:51:49
 花木はあまり存じませんが,書き込みがないようですので(書いている間にあったようですが)

 萎れは,必ずしも水不足によるものではなく,水があっても吸うことが出来なければ結果として萎れを生じます。
 生け花で切り口が傷みや分泌物で詰まった場合に,水に挿しているにもかかわらず萎れる様なものかと。

 お書きの場合には,乾燥または過湿によって生じた根傷みなどが,萎れにつながったのではないでしょうか。
 御地の気象は解りませんが,今夏の乾燥とその後の多雨が,かなり影響しているかと思います。

 特に,造成した庭で水はけの悪いところでは,過湿による根傷みも生じやすくなります。
 また,過湿害を生じる程ではない場合,水分の多い環境に慣れた根は,強い乾燥によって土壌水分が少なくなると,水不足の状態でなくとも十分な水を吸えない場合もあります。

 「萎れる」と言う現象はあっても,その原因はさまざまで,お宅での萎れの原因究明は,お宅の状況に当てはめて考えるしかないでしょう。
って,全く答えになっていませんが・・・

 今後は,しばらくそのままで様子を見られたらいかがでしょうか。
 上の方だけが枯れ込んだ場合は,無理に切らずに,枯れ込みと健全部の境界がはっきりしてから,枯れ込み部分で切られたら良いかと。
 多分,根が少ないので,冬場の寒風対策などは十分にされた方が良いでしょう。

 基本的には排水対策を行うべきかと思います。20〜30cmくらいの深さの穴を掘っておき,溜まる水が引かなかったり,常にじくじくとしている様なら,根の深い樹木類は向かないと思います。
 そのような場合には,庭に他の樹木があれば,その樹も生育は芳しくないはずです。新しく建てた家に,初めて植えた樹木でしょうか?

 植え付け時期も6月だと遅いのではないでしょうか。基本的には,発芽前に定植すべきで,新芽が吹いて新葉が広がった苗では,活着も悪くなります。
 また,根巻き苗や「何ちゃってポット苗」では定植が遅れると,充分な根が張らないため,そのツケが萎れとして現れることも考えられます。

 傷んだ樹には,肥料は注意が必要です。葉色が淡く,肥料が必要な場合は,液肥などをうすめにして施します。
 早く効かせたい場合は,尿素500〜1000倍での葉面散布をすすめます。

 回答にあまり要を得ませんが,まず水はけの問題があるなら,それを最初に片づけることが必要かと。

sachi 2016/10/08(土) 08:49:48
紙一重の差 様

心強いお言葉と詳細な説明ありがとうございます。
詳しい植え替え手順を読ませていただき、確かにおっしゃる通り、植え方が雑だったのだなと痛感しております。

さっそく幼葉(元気ではないのですが)を数枚残して傷んだ葉を取りました。
植え替えに関しては、正直二の足を踏む思いです。とどめを刺す結果になりはしないかと不安なのです。しかしこのまま放置して枯れてしまったら後悔するだろうし・・・。やっぱりやるべきか!

ところで植え替えをするならすぐしたほうがいいのでしょうか?剪定や植え替えは葉が落ちてからするのがセオリーのようですが・・・。

落葉までまて、という人と待つ意味がないという人とがいて、どっちが正しいのか悩みます。あなた様がおっしゃるように桜の訴えを聞き取ってやれれば我が家にとってはどちらが正解なのかがわかるのかもしれませんが。今の私には桜言語は難しい・・・。

とにもかくにも、丁寧に説明してくださってありがとうございました。大変勉強になりましたし、もっとちゃんと調べて勉強しようという気持ちが強くなりました。あきらめずに頑張ります。

sachi 2016/10/08(土) 09:06:43
pine 様

回答ありがとうございます。
今年5月末に中古物件に引っ越し、その記念に桜を植えたのです。自分でも遅いとは思ったのですが、どうしても欲しくて購入しました。
夏の間、元気にそうに見えたので大丈夫かと思ったのですが、やっぱり辛かったのかな、と後悔にも似た思いがあります。

溜まる水が引かなかったり,常にじくじくとしているというほどではありませんし、他の植木や花も元気です。

先の方が植え替えを推奨してくださったのでやはりやるべきかと思うのですが、しばらく様子を見ては、というあなた様のご意見もとても重要に思います。植え替えの時期をよく考えたいと思います。
無事生き延びてくれるようなら、冬場の対策も怠らないよう大事に育てて行きたいと思います。

さくら 2016/10/08(土) 13:57:24
想像では、5月の植え付けではヒガン系の枝垂れ桜は既に葉が展葉していたと思えます。
桜の一年苗は植え付けには大変強いものであります。
多分ですが、購入されました苗は根が切られているのに苗丈を剪定なさらなかった事かと言えます。
今一つは、上方の芽を三芽程残して、下方の芽を全て取ることでした。芽が伸びるか心配な場合には、芽が伸び始めてから確認して下方の芽を取れば良かったのです。
要するに、根が切られて新根が充分に発達していないのに、葉数が多過ぎたのです。
対処としては、もう直ぐに落葉に時期ですが、丈夫な芽が有る所まで先端を切り下げれば良いです。来春には屹度元気に伸びてくれます。

sachi 2016/10/08(土) 13:59:56
[[解決]]
ご回答くださったお二方、本当にありがとうございました。
しばらくの間ネット閲覧できなくなるので一旦終了させていただきます。お二人のご意見を参考に、桜の回復と庭の向上に努めたいと思います。
ありがとうございました。

sachi 2016/10/08(土) 14:12:55
[[解決]]
さくら 様

回答ありがとうございます。
終了と一足違いの書き込みで結果失礼なことになってしまい申し訳ありません。

確かに植え付け時は葉が多かったです。そのため度の葉もぐったりしていました。その時は父にアドバイスをもらい、半分くらいまで葉を減らしました。結果、残った葉は元気になったので、大丈夫だと思ってしまいました。もっとしっかり剪定すればよかったのですね。

もう少し剪定して、様子見。回復の兆しが見られなければ植え替え。という方向で進めたいと思います。手遅れにならないよう、毎日観察して見極めたいと思います。
うまくいくかわかりませんが、それこそテレパシー乱れうちくらいの気概で頑張ります。人によってはなんでもないことかもしれんが、私にとってはささやかながら記念の木。初めの1本です。やれるだけのことはやってみます。
皆さま、ありがとうございました。


[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター