葉水について
ぼのぼの
【東北】
2016/05/25(水) 12:04:52
葉水というのを今日初めて聞いたのですが夏場に花がくったりしている時に霧吹きなどで葉水してあけるとシャキッとするのでしょうか?
そういう事ではなく全く別の効果をねらってするものなんでしょうか?
またどんな花にでも効果はあるのでしょうか?
よろしくお願いします。
瑞野 陽子
2016/05/25(水) 16:34:02
>夏場に花がくったりしている時に霧吹きなどで葉水してあける
>シャキッとするのでしょうか?
はい 条件にもよりますが、原則的には、シャキっとするはずです。
時と場合により、期待するメリットより、デメリットの方が大きくなる場合も有ります。
身近で良く見られるものとして、スーパーの生鮮食料品の軟弱野菜展示用冷蔵庫やお花屋さんの高級な切花や盛り花(ブーケ)などに利用されています。
夏場の通行通路の霧噴きなども、ある意味その原理を利用しています。
打ち水、噴水、滝・・・・
ミストともいいます。
>そういう事ではなく全く別の効果をねらってするものなんでしょうか?
一つの行為は、いろいろな効果を引き起こしますから、他にも全く別の効果を引き起こし、本来の効果とは別の効果に着目して研究し実用化されているものもあります。
波及効果や派生効果とも言います。
ノーベル物理学賞青色LEDなども、偶然ですがそれ狙いで、開発されました。
新幹線のパンタグラフの騒音防止装置・・・
>またどんな花にでも効果はあるのでしょうか?
原則的に、殆どの草花には、効果があります。
薄く柔らかい葉は、早く効果が現れ、厚く硬い葉は、顕著な変化は見られません。
具体的には、
草花には、いろいろな性質がありますから、一概には言えませんが
切り花の水揚げの問題として
クタっと萎びたら、茎を切って、冷水に漬け水を切って花瓶に活けるとかするとよい。
そのまま霧吹きすれば、葉がズルケル腐ります。
同じように、庭植の草花に、真夏の炎天下で、萎れているからといって、水を掛ければ、葉が腐ります。
腐りやすい草花として、代表的なものが、オニゲシや矢車草(矢車菊)
又、一般的な解説書には、花には水を掛けないようにと説明されています。
私は、特に、冬場の室内管理として葉水を、多用しています。
なぜなら、冬場の大気は乾燥しており草花の水揚げが悪く葉が脱水する、反面、鉢土は乾かし気味みにしないと根が腐る。土には水遣りしない、しても控えめにする。
この矛盾を解消する為に、根から水を吸わせるより、葉にミストして、葉を潤したほうが良いと思うからです。
又挿し木や取り木繁殖の応用として、気根の生えやすい植物も有ります。
そのような植物の場合には、ミストして、根を生やしてから切り取り挿し木したりにも利用しています。
多肉、蔓植物、など
エアープランツは、その独特な生体の為に、霧吹きや水にドボンが定番になっています。それしか方法がありません。
最近では、ラン栽培(着生ラン)でも、ミスト栽培がマニアの間では流行しているようです。昔はヘゴ板栽培とも言われていました。
瑞野 陽子
2016/05/25(水) 16:51:53
補足
>腐りやすい草花として、代表的なものが、オニゲシや矢車草(矢車菊)
オニゲシやヤグルマソウは、越年草ですから、既に花は終わっています。
これらの花は、比較的気温の低い時期に生長します。
にもかかわらず、葉に水を掛ければ、下葉や株元から腐りだします。
自然雨の場合には、不思議とくさりません。
真夏の炎天下とは、限りません。
勘違い防止の為に補足しました。
Aquiya
【関東】
[URL:http://aquiya.skr.jp/]
2016/05/25(水) 16:59:51
葉には気孔という穴がありますが、条件によってはここからごく少量の水を吸収することができるようです。
ただしそれはごくわずかで、下のリンク先に書かれているように、しおれを回復するほどの量ではありません。
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3141
葉水の目的は主に空中湿度を高める、葉の汚れを洗い落とすなどでしょう。
乾燥を好むハダニの予防にも効果があります。
Aquiya
【関東】
[URL:http://aquiya.skr.jp/]
2016/05/25(水) 17:01:07
クリックでリンク先を開けるように修正します。
http://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3141
瑞野 陽子
2016/05/25(水) 20:32:39
私は、博識が無く薄識な方ですから、難しい事は良く判りません。
一般的な解説として、気孔からの吸水効率が良く採りだされています。
それも有るでしょうが、一般論を反否定しての私の思いは、浸透圧??作用の方がより大きいと思います。
クチクラワックスとの兼ね合いも有りますが。
身近な浸透圧効果とは、お風呂に入れば皮膚がふやけて皺がよる。
昔友達との会話で、化粧品は皮膚に沿って、順目に摺りこむか??、逆目の方がより効果があるのか??と話したことがあります。
同じようなこととして、卵が先か、鶏が先かとかも、卵が先です。
同じく、ハダニ対策として、効果はあると思いますが、その根拠は明確ではありません。
>乾燥を好むハダニの予防にも効果があります。
この文章は、大変上手な使いまわしをしています。
「好む」「予防」がキーポイント
他にも
>水に弱いため、定期的に葉裏に散水して寄生数を減らすことはできま
>すが、室内や雨の当らない軒下などの植物は被害の進行が速いので特
>に注意が必要です。
こちらは、大手薬品メーカーの解説ですが
「弱いため」「減らす」がキーポイントです。
どこが弱いのかの説明がありません。
水で洗い落とすと理解しての解説へと発展する。
いずれにしても、全滅できる駆除できるとは、解説されていません。
ハダニの駆除、ハダニの予防対策で検索すれば、数十万件ヒットします。
ハダニ抑制の根拠は、薄学的な想像として
ある一定の湿度(乾燥度合い)により、ハダニの快適環境下では、繁殖する事は、先に住み着いたほうの居住権が犯される。先取り特権が侵される為に、産卵しない方が有利。確実に産卵させない為には、雌を生まずに雄を生んだ方が良い。
ところが、快適環境が崩れたら、今度は種族保存の為に、雌を生んだ方が良い。この快適環境か快適でないかの条件の一つとして、気温変化も重要ですが、気温が生存するに必要な温度を超えたなら、心配とする条件では無くなり、湿度が影響してくるようです。
湿度とは、大気湿度のみならず、材質湿度など全てを含む。
葉が萎れる事は、材質湿度が低下する事ですから、雌を生み、更に雌が雌を産み急速に繁殖しだす。
葉が弱る事は、ハダニが繁殖したから弱るのか、弱ったからハダニが
繁殖するのかは、卵が先か鶏が先かとなる。
尚、雄が卵を産むはずが有りませんから、数多く生む卵の中には、雌の卵の数個もあればそれで十分です。
卵自身が環境の変化で、卵であるうちに性転換するかは不明。
魚では、年齢に応じて性転換する種類も有る。生まれた魚は、全て雄として生まれ、年齢とともに、雌になり産卵する。又その逆も有る。
ダニの害として、良く問題となるのが、伝染病を仲介する他に、噛まれたら痒くなることです。
最近では、ダニの糞や死骸がアレルギーを引き起こすとして、健康産業がでっち上げて、恐怖感を煽っていますが
例えば、マダニは、人畜に寄生しないと生きていけないのか
そのような事はあり得ないと思っています。
本来は、人畜に寄生しなくても生きていけるダニであっても、ある一定の湿度より乾燥すれば、生きる為に人畜に噛み付く、又有る一定の湿度では、おとなしくしていても、乾燥すると、急速に繁殖しだす事も有る。
身近では、ある日を境にして、くん煙剤が店頭から消える事も有る。
ノミダニに噛まれて、みんなが慌てて買出しに行くからです。
季節商品ですから、売り切れたからといって、増産する事はありません。
他の商品では、爆買いで、某メーカーの赤ちゃんのオムツが、長い期間店頭から消えてしまいました。約一年程度も続きました。メーカーも増産するなり、価格を上げるなり、輸出すればよいのにと思っても、いろいろな事情が有るのでしょうね。
店頭からくん煙剤が消える条件は、空梅雨で雨が少なく、夏が猛暑で大気が乾燥し、室内が乾燥する年です。
きえる前に室内消毒を済ませておけばよい。
雑草も大地が乾燥して枯れるとダニも、通行の人畜に飛び移り家に持ち込む。交通機関の座席にも繁殖しだす。
このようなものと想像しています。
ダニはペット業界が煽っていますが、人に対しては、蚊で恐怖感を煽っています。こちらは今のところ不発です。
以前なら、アルゼンチンアリやセアカゴケグモで大騒ぎしましたが、
いまや、流行おくれです。
次の話題性は??
ばんざいうさぎ
【北海道】
2016/05/26(木) 14:09:32
基本的に屋外の植物には葉水は要りません。日中太陽の出ている時間帯に霧吹きで葉水を与えても、水の粒子が小さいのですぐに蒸発してしまいますし(朝・夕の湿度は朝露や夜露で充分)、かえって与える事で溜まった水滴がレンズの役目をしてしまい葉の表面を傷つけて跡をつくる原因となります。
葉水は量が少ないので屋外ではあまり意味がなく、葉水を与えるよりもジョウロ(穴の小さいハス口使用)でたっぷりと上から水をかけてから溜まった水を振り落としておいた方がまだ葉水をするよりも効果があり蒸発する時に周囲の熱が下がり周囲の空中湿度が長めに保てられます。ただし朝は出来れば早朝遅くても10時までに済ませ、根元にも充分に水を与えておいてください。ジョウロだけでの水遣りは根元に充分な量の水が届かず水切れを起こす恐れがあります
。
なお、お天気の良い日に水遣りが遅くなると日中の気温や床から伝わる熱で鉢内の温度が高くなり植物の根が傷んで弱ってしまいやすいのでご注意ください。
葉水は基本的に室内に置いている植物に与える作業と思って下さい。でも室内環境次第では必要ない場合もありますし、意味がなかったり逆効果になる事も。加湿器を使っている部屋では加湿器の湿度で充分で、葉水を頻繁に与えると鉢内の土や部屋内にカビが生えて来たりダニが発生したりと逆効果、逆に除湿をしている部屋なら効果はあまり望めません。
葉水を与えるのは植物や置いている環境によりでケースバイケース。特に熱帯原産で空中湿度が多い環境を好む植物に与えたりが多いかと。
気密性の良い家で暮らす北海道の真冬(一日中暖房を焚くので室内が高温で湿度が低い)でさえ葉水せずに植物は元気に育ちますし(おそらく室内に干す洗濯物や調理など家事で出る蒸気由来の湿気で充分に間に合うのかと)、どうしても湿気が必要なら植物の大きさにあったサイズのフラコンケースに入れて栽培したり(スノコが付いていて下に水が溜められる)、植物用のガラスケースの中で湿度を調節しながら栽培するなど同等の効果があり手間のかからない方法もあります。
私が葉水する理由は、ほとんどが葉の汚れ落とし目的ですね。
ばらファン
2016/05/26(木) 14:14:59
葉に水をかけると、少しは吸収するみたいです。ランの栽培ではしばしば用いる
方法です。
でも、花にはかけないほうがいいですね。水をかけると花は傷むことが多いです。花にかけても、シャキッとしませんし・・・
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