パキラ

[園芸相談センター]の過去ログです

パキラ 【関東】 2015/07/20(月) 08:44:51
パキラの質問です。3月頃植え替えしたとき、根腐れしてたようで、根っこが少ししか生えてませんでした。植え替えをして、新芽が10個ほどでているのですが、ほとんど成長してません。3cmぐらいの、枝が4本ぐらいあったのですが、シナシナしてしまったので、2本取っちゃいました。ホームセンターで、相談したら、根腐れ防止剤を勧められ、根本に撒きました。あまり、動かさないといいと言われたのですが、全く成長が見られず、このままほっとけばいいのでしょうか。わかる方よろしくお願いします。

Aquiya 【関東】 [URL:http://aquiya.skr.jp/] 2015/07/22(水) 00:43:41
まず一般的な環境で、関東での3月の植え替えは早すぎるでしょう。
最適期は6月から梅雨明けくらいまでです。
低温時の植え替えでダメージを受けた可能性がありそうですね。

太い丸太状の幹を挿し木した鉢物も流通しますが、この場合は根数が少ないものです。
そのようなものではなく、確かに根が腐った状態だったのでしょうか。
本当に根腐れを起こしていたとしたら、根腐れ防止剤で治療を行うことはできないでしょう。

残った2本の枝の状態はどうでしょうか。
しおれていないのなら回復し始めているかもしれません。
日照や水は足りていますか?
置き場所や水やりの方法など、もう少し詳しくお書きになってください。

パキラ 2015/07/22(水) 08:33:50
回答有難うございます。薔薇の植え替えのついでにしてしまいました。今後気をつけます。幹は、丸く太い感じです。もともと私が育ててたわけでなかったので、調べないで適当に水をあげすぎてたとおもいます。植え替えの時は、数本ちょろちょとと生えてるだけでした。(その時は、枝があったのですが、ボールがあたってしまって、折れてしまい、枝は今ありません。)
植え替えをして、水のあげすぎは、いけないということで、あまりあげていません。(土の状態を見て、週1ぐらいです。)ただ、新芽から出てきた葉が数センチで小さいのですが、シナシナしているのが、水不足か、あげすぎなのかの区別がつかず、困ってます。

置き場は、今は窓際ですが、この時期なので日差しはあたってません。
残った、小さい枝は、ひとつはふつうになってますが、成長してる様子がありません。もうひとつは、葉が開かなくてちょっと変形している感じです。

新芽がせっかくたくさんあるのに、まったく成長しないのでちょっと心配しています。

パキラ 2015/07/22(水) 08:35:17
植え替えの時は、数本ちょろちょとと生えてるだけでした。←根っこの本数です。

Tmジェニシス 2015/07/22(水) 21:20:21
パキラのトラブルの多くは、冬場に起こります。

その一つが熱帯性高温植物である点にあります。
そこで耐寒性を調べてみると、5℃より少しざっても冬は越せる
とあります。室内は通常5℃より下がることは無く暖房もあることですから、短絡的に、冬は室内で管理すれば大丈夫ですの解説となります。

便宜上、これはこれで正しい管理方法ですが、ここの落とし穴は、致命的な低温からの予防対策と、成長停滞低温度帯がごちゃ混ぜになっていることです。
熱帯植物は、温度に左右されて成長を停滞するものではありませんから、ごち混ぜするのは良くありません。
温度は、ほぼ高温であんていしていますから、残る乾湿に左右されて、成長の良し悪しが決まります。
どちらからかといえば、年中成長させなければなりません。

二つ目が、種蒔発芽により成長したものは、株元が膨らんでいます。
このふくらみが、日本では珍重されるのですが、植物としては、ここに弱点があります。
このふくらみは、乾燥からの防衛機能としての遺物ですが、この部分は一体、根なのか茎なのかということです。
私は、根の延長と考えています。 
どちらかといえば、球根芋の変形タイプと思っています。
身近では、食べる植物に、生姜があります。 このようなものと思います。

この生姜は、乾燥に強く干からびても生えて来る場合も多いです。
反対に、過湿に弱く腐りやすいものです。
又寒さで凍傷霜焼け現象も起こしやすく、霜焼けした生姜は腐ってしまいます。
植え付け時の、種生姜には、根は自然朽されてありませんが、発芽発根してきます。

そこで、既存の通念としての綺麗ごと的な解説を度外視して、
対応しなければなりません。
(なぜ度外視すべきなのかは、既存の通念たる綺麗ごとで管理してきたにも拘わらず、弱った枯れかかってきたとの現実が浮上してきたからです。既存の綺麗ごとを理解していなかった理解不足だったか、又は、その解説が間違っていたウソの解説であった事になります)

では、どこに注目すべきであったかといえば、根が腐っていたことは、すでに確認済みですから、次に、根とふくらみ(以後、便宜上、生姜芋という)の関係で、根の腐れが、生姜芋の中まで、腐っていないか伝染していないかを更に追求すればよかったかもしれません。
生姜芋まで広がっていれば、えぐり取るなり、殺菌消毒しないと仕方がありません。

この殺菌始末ができていないから、少し暖かくなれば、生姜芋がビョビヨになり腐って枯れてしまいます。
現在生えている、新芽は生姜芋の中に蓄えられた栄養と気温が高くなり惰性で成長したものです。
根が生い茂って、茎葉が自然状態のように自活しているものとは、思えません。
高熱に侵されて、かろうじて、生死をさまよっている状態です。
侵された2個ある肺や腎臓を片方取り除いた状態なら、植物ですから、
侵された方も新たに作ります。
しかし、侵された方も侵されたままなら、侵された方の病原菌が繁殖するばかりか、侵された方のエネルギーまで、侵されない方で補わなければなりませんから、大変なことです。

植え替え時期の是非は、南洋熱帯植物には、関係ありません。
温度湿度採光風等自然環境が、パキラの成長時節の環境に合わせれば良い事です。

今の時期に、勢力旺盛に育たないと、短命なものとなる事でしょう。
見かけ上、かろうじて夏越し出来ても、冬越しはムリでしょう。

私なら、ムリなものはムリとして、ダメもとで、もう一度引き抜いて、生姜芋を触診してビヨビヨとしたふやけていないか、根はその後伸長してい居るか等一通り検査して、殺菌消毒して、赤玉土に埋め戻します。
いよいよ心肺停止したのなら、引き抜いて、解剖分解して、枯れるに至った経過を好奇心から調べます。

命あるものの命を奪った以上、その亡骸は尊び、後世に役立てないと申し訳ありません。
いただきます。ごちそうさま。は、ゴチになります。なんて、チャライただ飯食いの下賎なものではありません。
奪われた命、生命の尊厳の問題です。

最後にパキラの生姜芋状態での輸入状態。
種子を蒔き、葉茎が育ち、引き抜く。
葉枝を落とし、根を切り、水洗いして土や病害虫を落とし消毒をする。
ここでは、生姜芋というより、素っ裸の恥噛み状態にさせられる。

その後、恥噛み状態で、コンテナ船倉に入れられ、長旅し日本に着き、検疫を受けて、初めて日本の土に植え付けられます。

http://www.yonemura.co.jp/main/engei/mame/004/004o.htm
画像6は、現地で引き抜いた状態で、どちらかといえば画像4の状態で
日本に入ってきているようです。

実に荒っぽいものです。

植え替えは、適期に従って、丁寧に土を軽く落とし、一回り大きい鉢に植えましょう。が一般的な解説です。

なにをオカマオカマいうてるのやねん!!。ブリッ娘してんのやねん!!。
と笑っちゃいますよ。

Tmも英語発音の字幕アラビア語では、苦笑いしないと仕方がありませんね。

Aquiya 【関東】 [URL:http://aquiya.skr.jp/] 2015/07/22(水) 21:55:46
◆根腐れについて
根腐れというのは、文字通り根が腐ってしまうことです。
根がぐずぐずに腐っていなければ、それは根腐れではないと思います。

*根腐れは水の与えすぎというより、正確には用土の排水不良などにより、根が呼吸できなくなってしまうことにより起こります。

◆ほとんど伸びない原因について
矮化剤の使用、日照不足、水不足、肥料不足などの原因が考えられます。

A. 矮化剤について
市販のパキラには矮化剤が使用されていることがあります。
使用されている場合、生長が遅いというか、枝が詰まってほとんど伸びない状態になります。
ただし、購入してから年数が経っているという場合、薬の効果は切れているはずなのでこれは当てはまらないでしょう。

B. 日照不足について
もともとは直射日光の下で元気に育つ植物です。
屋内の日陰では本来の生長は望めないでしょう。
そうは言っても急に日当たりに出すと葉焼けを起こすので注意。
日数を掛けて慣らしてから日当たりに出すといいでしょう。

C. 水不足について
「土の状態を見て」水やりをするというのは確かに正しいのですが。
屋外に置いている鉢の場合、この時期は結果的にほぼ毎日水やりを行うこともあります。
室内なので用土が乾くのが遅いとは思いますが、乾燥させすぎてしまうのもよくありません。

D. 肥料不足につおて
日照不足の状態で肥料をたくさん与えるのはよくありませんが、肥料をまったく与えないと正常に生育することはできません。
どんな肥料をどんな方法で与えているでしょうか。

A〜Dのうち、思い当たる点はないでしょうか。
葉がシナシナとのことですが、パキラの葉は出始めのころは畳んだ傘のような状態で、正常でもシナシナに見えるかもしれません。
そのような状態ではないでしょうか。

できれば「画像掲示板」の方に写真を掲載していただけないでしょうか。
写真を見れば、もう少し的確なことを書けると思います。

パキラ 2015/07/23(木) 08:44:55
Tmジェニシスさん、AQUIYAさん丁寧な、ご回答ありがとうございます。画像を載せました。よろしくお願いします。

植え替えした時の、下の部分はあまり良く見なかったのですが、ブヨブヨではなかったとおもいます。

Aquiya 【関東】 [URL:http://aquiya.skr.jp/] 2015/07/23(木) 19:33:10
新芽には大きな異常は見当たりませんね。
少なくとも根腐れを想像させる症状は見当たりません。
複雑な剪定を繰り返してしまったために、新芽が多少いびつな形になっているということはあるかもしれませんが、正常の範囲内だと思います。

これは想像ですが、剪定してしまったという枝も、おそらく正常な状態だったのではないでしょうか。
上に書いたように、正常な新しい葉は一見、元気がないように見えることがあります。
これ以上は剪定しないようにご注意ください。

パキラのような樹木の場合、草花のように急激に生長するわけではありません。
新芽が伸びるのはゆっくりですが、あせらずに見守りましょう。
現在は特に、根の量が少ないので生長も緩慢だと思います。
根が増えてくれば生長も早くなるでしょう。

植物にとって大切なものは、(酸素・二酸化炭素を除くと)水・光・適度な肥料です。
日焼けさせないように日数を掛けて慣らしてから日当たりに出し、適切な方法での水やりと適度な施肥を行えばさらに元気になるでしょう。

*現在の施肥の状況は分かりませんが、日照が不足している状態では過度の施肥は有害です。
*肥料は生長する時期(温度が高い時期)にのみ与えます。

パキラ 2015/07/23(木) 22:31:26
[[解決]]
最後に、残っていた枝は普通でした。バランスボールがあたってしまっって、切っちゃったのですが。なので、根っこがチョロチョロとは、植え替えるまで気づきませんでした。
肥料は、植替えの時に、入れましたがそれ以降やってません。

でも、安心しました。このまま様子を見ます。本当にありがとうございました。


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