果物の肥料に堆肥は不適なのか
パッション
2015/03/26(木) 21:34:07
春分の日と秋分の日の前後に施肥をすることにして、堆肥、化成肥料、油かすを果物(ブルーベリー、キュウイ他10種)樹木に周囲に4〜6カ所に穴を掘って施し埋めています。そのことをある樹木販売店で話したら「堆肥を与えたら実がならないし果樹が甘くない」と言われました。堆肥は追肥の常識と思っていましたが、間違いでしょうか。
クダモノの樹
2015/03/27(金) 11:55:24
物事は、何事にも、善悪は等しいだけ存在します。
昼があれば、夜があり、日向があれば日陰もあります。
そのバランスが偏れば、本来の姿に戻ろうとします。
その原因は、この世の中は、陽子+と電子-で構成されているからです。
本来の姿は、ゼロとか無とか中性子とか支点などと言われますが、
このゼロの存在が、中々気が付かない、気が付いても無視したくなるのが我々なのです。
存在自体は、認めても重要視しない。
なぜなら、利害関係がないからです。
歴史的に見ても、ゼロや無や空気とはなにかの発見は、+域-域等より随分と遅くなっている。 新しい発見。
預貯金など蓄えが多ければ、いろいろと意識するし、借金が多ければまた気になる。 何もなければ、諦める。
>堆肥は追肥の常識と思っていましたが、間違いでしょうか。
施す事が、間違いといえば、間違いですし、
施すべきであるといえば、施すことも正しい。
リスク側を強調するか、デメリット側を強調するかは、利害関係者間のTPOによります。
つまり、5W1Hがお互いに、明確にされていないからです。
いわゆる、他人事のような暇つぶし的な、世間話としての雑談ですから、そのようになる。
堆肥とは何か、何の目的の為に、どのくらいの量をいつ施肥するのか。
そうすれば、どうなるのか(益の程度と害の程度)等。
>堆肥は追肥の常識と思っていました
堆肥には、栄養素が含まれていますから、元肥にも追肥にも使えますが、
今は、有機質と無機質の調和バランスつまり、地力改善資材と考えられています。
人の健康面でも、古来の栄養素に加えて、新しく食物繊維摂取の必要性が、流行・人気になっているようなイメージ。
他に、私も濫用していますが、常識の意味も、短絡的な言い回しです。
常識という、単語自体は全国共通ですが、その内容は閉鎖的なもの内内内でのみ通用するものです。
多くは、個人個人の偏見と独断によりきめられるもので、ほとんどの場合には、通用しないものです。
だから、曖昧な世間話になる。 ある意味、挨拶儀礼的な慣用単語で、威圧感があることから、聞き手は嫌悪感を抱く。
直接言葉として、例えば「意味が解らないので、何ですか」とは相手に言いにくいので、聞き流す傾向にある。 つまり聞く耳を持たない。
ここで、お互いの意思が途切れる。
堆肥の施用が見直されてきたのは、
高度成長期以前には、化学肥料が高価だったので、肥料として、の地位は高かった。
多くは、生ごみ堆肥のみならず、人糞や家畜糞尿が利用された。 今以上に高度リサイクル思想が一般的でした。
敗戦後、アメリカ統治になり、アメリカ人は、野菜を生食するサラダと肉文化があり、その脅威は、寄生虫と感染症でした。
そこに、わが身の安全安心を守りつつ、占領統治と利益追求の商業が組み合わさり、化学肥料の普及を指導しました。
安価で簡単、肥料効果絶大など利便性に、感激した邦人は、すぐさま飛びついて、化成肥料\(^o^)/、農薬ヽ(^o^)丿となり、その結果、土地は疲弊し、公害薬害の恐怖を自覚し、今日のような行き過ぎによる反省に至る。
今は、肥料目的より、地力UPの土質改善資材とみなされています。
私個人としては、堆積肥料は、肥料というより、有機質の不足分を補充する土質改良資材、つまりクッション緩衝材として利用しています。
副次的に、微量なさまざまな栄養素の補充や微生物の温存床資材なども頭の隅っこにあります。
しいては、三相の改善促進につながる。
と思い込んでいるからです。
従って、腐葉土でも、堆肥でも、緑肥でも同等扱いです。
もちろん、意味は理解できませんが、取説を毎回読んで、成分は一応確認し更に、肌ざわりして再チェックするように、心がけています。
化学製品ではないので、取説は、いい加減なものですが一応信じないと仕方がありません。
会社や商品明のみならず、ロット毎に、極端に品質のばらつきがあります。
私個人としてのこれが常識です。
上記の植物に関して、BBに関しては、一般的に強酸性土壌向きとして、取敢えずpHに注意した方が良いかもしれません。・・・生育が良ければ、今まで同様の施用でよい。
>実がならない
概ね堆肥は、窒素比率が高いので、実が育たないと考えられています。
窒素は、茎葉の肥料。併せて環境の変化に弱くなる。実落ちする。害虫が湧きやすい。病気が発生しやすい。ひ弱に育つなどが考えられています。
長年使っていて、今までに、何かそのようなことが引き起こり困ったことがありましたか。 なければ、店員の話が間違いです。
あれば、店員の話が正解です。
>果樹が甘くない。
この意味は、有機資材の多用は、雨水を蓄積する働きがありますから、
収穫前に、雨水や潅水を絶ち、土壌を乾燥させ甘味を濃縮させ糖度を上げる農法も古来からあります。
それは、
夏場の地温の高温化を抑制したり、冬場なら地温の低下を防ぐためや地表からの蒸発を防ぐための乾燥防止の為に、株元や枝先真下付近まで、敷き藁マルチングをします。
収穫前には、敷き藁の水分を除去し、土壌の乾燥を促進したりして、糖度やその他の成分を濃縮します。
マルチングなら、マルチングを剥げばよいことですが、混ぜたり埋めたりすれば、そのコントロール微調整ができなくなります。
雨後の野菜や果樹の収穫は通常しないものです。
衣服が汚れる、手が汚れるのみならず、葉野菜は腐りやすいし、果菜や果樹は、風味もなければ味もない。 塩気のない味噌汁や醤油のようなもの。蒸留水や高度整水器の水を飲むようなものになる。
雨後収穫のレタスは、一晩で腐り、キャベツも同じようなもの。
葱なら、一晩で、葉先が黄色くなる。
逆に、野菜の嫌いな人、例えばピーマンやキュウリの悪臭なら薄くなるかもしれません。
私の経験値による常識。
このことを意味しているものと思われます。
同様に、過去にそのようなことがなければ、店員の発言は間違いで、
あれば、その原因を他の方法で解決すればよいことです。
主に堆肥は、追肥というより、寒肥や元肥基肥向きです。緩効遅効性としての効能。
発酵鶏糞や油粕(天麩羅のカスではない。絞りかす)や米糠なら、追肥に向きますが、もっとも有機資材発酵資材ですが、堆肥とは言わないですね。
追肥には、即効性の化学肥料を利用するのが、一般的です。
これも、私だけの常識。
いずれにして、体験しないとその真偽は、解らないものです。
体験しないものは、あくまでも、参考となる一つの考え方でしかない。
又、いろいろな意味のうちの一面でしかない。
物事は、学校ではないので、一方向だけでは理解できないものです。
少なくとも、3方向(3D静止画)+一方向(時系列動画時系列)の4点確保が必要です。
概ね2点もしくは1点で、会話したり理解する。 ここにそんなはずはないという食い違い誤差勘違いが出る。
パッション
【九州】
2015/03/28(土) 19:19:53
考え方、理論は分かりました。もう少しわかりやすい説明がほしい。追肥として堆肥は必要なのか、あるのか。
クダモノの樹
2015/03/29(日) 00:48:19
私個人としては、無駄な行為として、不要と結論付けします。
追肥としての堆肥を穴お掘っての施しですから、尚更必要ありません。
施すタイミングとして、春分と秋分ですから、タイミングにブレが見受けられるようにも、感ぜられます。
ただし、教科書の模倣としての施用であること。
掘る埋める位置や方向性、穴又は溝の深さと大きさ面積で、位置をずらして同じことを2年続けている、又は数年間隔で2回施していること。
一度、前回(秋分の日)に、埋めた堆肥を掘って、どうなっているか確認してみればよいかもしれません。
マルチング式施用や表土混ぜ込み施用なら、陳腐化朽も著しいものですが、埋める施用なら、変化はほとんどないはずです。
多分前年の春分の日、つまり1年前に埋めたものも、ほとんど変化していない筈です。
変わっていないとするならば、改めて、今年もする必要はない。
つまり、手間暇経済的もムダ。
言い換えれば、施しても、施さなくても、その成果は変わらない。
今の時代的流れは、軽薄短小のショートカット短絡的に済ますのが、常道です。
昔は、処分に困ったので、処分先として、堆肥として利用した、生ごみ汚物糞尿などの廃棄物処理の一つの手段。
もちろん化学肥料という便利なものもなかったし、清掃事業という概念も実態もなかった。
ガスではなく、蒔きですから、その残リカスは、肥料です。
米のとぎ汁や米糠、もみ殻も油粕も今は、廃棄物ですが当時は肥料です。
もっとも、米糠などは、積極的に探さない見ることもない人も多いかもしれません。もみ殻に至っては、存在すら知らない人もいるかもしれません。
唯一工業的生産肥料といえば、石灰?と魚粉程度かもしれません。
ここで問題となるのが、発生するタイミングと利用するタイミングが乖離している点です。そこで、仮置きすることになる。
必然的に、山積みされ堆積層となり、有機物と微生物が結びつけば、醗酵腐敗することになる。
当時としては、自然の流れ、生活様式です。
今は、いろいろと理屈をつけて、利用しているだけです。
堆肥の利用者は、惰性で使っているだけ。
その根拠は、堆肥はいいらしいですよ。 確かによい。というある意味洗脳された利用行為。
産業ゴミとして、廃棄処分されたら、大変なことになる。
そこで、各自リサイクル利用してくださいとして、一時コンポストを無料又は格安で、自治体が提供していたこともあります。
いわゆる、オイルショックのトラウマたるケインズ理論から資源有限説への方向転換希望方針ですね。
似たような事は、食べ物として、ホルモン焼きやもつ鍋に当てはまるかもしれません。
ある意味、最先端のハイテク時代から考えれば、時代に逆行している現象かもしれません。
そこでは、液肥オンリーで堆肥など使っていません。
土壌が疲弊しなければ、本来は、堆肥など必要ありません。
無農薬有機肥料のみで作ったものと、化学肥料農薬使用専用で作ったものを調理して、テストしたら、ほとんどわかりません。
区別できる人はほとんどいません。
最近では、下水場や浄水場の処理にでる汚泥の利用として、堆肥に混ぜてあるものも増えています。
今の課題は、ダムに貯まった莫大な量の沈殿汚泥の処分をどうするかです。
だから、
堆肥とは何かりかいしていますか、何の目的で使用しているのですかと表現しました。
あるいは、混ぜ込み利用の訪問者(読者)のかたもおられますから、
堆肥の風袋に、目安基準が表示されています。
とか匂わしたような触れなかったような気がします。
堆肥利用の是非を考え付付けると、硝酸態や硫酸態や塩素態とか、C/N比まで、順序立てて考えなければならなくなってきます。
面倒なので、今までの方法で、支障がなければ、今までの方法で施用すれば、良いのでは。
ある林檎専業農家で、地表より地下1mまで、堆肥というか、有機物のみで、無機質岩石質の土は無いという土壌環境で、栽培している方もおられるようです。
その紹介サイトを、随分と前から、思い出すまいに探しているのですが、未だに探せておりません。
このような農家の方もおられますから、否定するわけにもいきません。
それでなくても、無農薬有機専用栽培も根強いことですから。
食の安全性?や土壌の疲弊さえ無視するなら、どうでも良いように思います。
私の場合に、いろいろな作用としての緩衝資材クッションとしての利用目的。
その他として、現在の科学では、解明されていない何かがあるのではなかろうかとしての利用程度の位置づけです。
いわゆる、物理でいう、ヒッグス粒子や天文学でいうブラックホールのようなものがあるのではなかろうかという程度です。
最近は、腐葉土ですから、落ち葉を利用しているわけですが、
根の堆肥や藻類の堆肥が、より良い成果があるのではないかと想像しています。
果実や種子の堆肥は、害が多すぎるものと、想像しています。
一般的に、土の掃除には、古い根は、取り除くと解説されています。
その根拠は、理解できますが、利用すべものと思われます。
もっとも、集めるのも加工するのも手間暇がかかり非効率ですが・・・・
意見
2015/03/29(日) 23:53:14
ある種の年配者の特徴 とにかく長文
文章を分かりやすく、必要な主旨だけを洗練された文章にまとめる事も重要
読み手の立場になって、質問に対する答えだけを出来る限り
短く投稿してもらえれば、他の方の参考にもなるのでは?
個人的な考えや体験をだらだら書かれる方がおられるが
興味のある話題でも、その長文に読む気が失せる事が度々あるのも事実
パッション
2015/03/31(火) 21:40:49
「クダモノの樹」さん、丁寧な説明ありがとうございました。堆肥の常識が少し変わりました。世の中には利害、損得、+−、長短が常に存在することも分かりました。これからの考え方、生き方に生かすことにします。
「意見」さんのコメントもありがたかったです。
パッション
2015/03/31(火) 21:42:56
[[解決]]
ありがとうございました
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