牡丹のつぼみ
ゆづき
【関東】
2014/03/26(水) 22:51:39
昨年、牡丹園で島錦と百花殿の若い木を購入いたしました。
島錦は3つ 百花殿は2つの大きな花を咲かせてくれてシーズンがおわりました。
現在、百花殿には1つつぼみができているようなのですが、島錦には葉がぐんぐん開くばかりでつぼみらしきものがありません。
昨シーズン摘蕾を誤ったのでしょうか。
若い木なので1年くらい花がつかないこともあるのでしょうか。
ラムちゃん
2014/03/27(木) 10:56:23
古来より大和民族の特徴として、
島国という閉鎖社会ゆえ、珍しいものを欲しがり、プロセスを 無視 し、結果を重んじ短絡的に最終結論とする。
プロセスを科学すると称するならば、結果は、包括的な概念として、その善悪を判断する。
いずれにしても、納得すればそれでよいことですが、
より確実に、再現させようとするならば、一つ一つのプロセスを理解し、それに応じて見極め、適切な処理をしたほうが良い。
プロセスとは、一定の条件下における反応の積み重ね時系列ですから、
その点も勘案する必要もある。
条件を一つとっても、反応に対して、何が一番影響が大きいか。
又時系列ですから、そのタイミングも考えなくてはならない。
などの、優先順位もある。
科学するには、色々と調べなければならない。
科学者にも、個性があり、その基準を前もって、自分自身で決めなければならない。
概ね、科学者とは、自分自身で、体験したこと意外は、信用しない。
他の意見は、参考程度であり、その真偽は、改めて実験し、確認する
傾向がある。
包括主義は、直感ですから、感情に左右されて、鵜呑みにしやすい。
なぜなら、本来人間は、すぼらにして、横着だからです。
そこで、面倒なことには、目を瞑り、プロパに振り回されることになりやすい。
さて、本題に戻って
>牡丹園で島錦と百花殿の若い木を購入いたしました。
商品ですから、それなりの格好をつけないと、誰にも相手にされなくな
る。相手にされなくなる事は、商品そのものを否定することになり、矛
盾する。
職人の技(経験値による最良の選択と実施) により、それなりの格好が付くように仕立てられている。
見極めがあれば、楽なことですが、これが解りにくいものです。
一番簡単な方法は、どの植物でも、何も手入れせずとも、大きく育てれば、花数は増える。つまり、足し算だけ考えれば、一番楽。
ところが、開花率を厳格に高望みするから、ややこしくなる。つまり指数と言う割り算は、間違えやすい。
テキストの多くは、包括的に、指数しか表現していなし、それしか表現のしようがない。
包括と部分的な指数は、矛盾している。少なくとも方向性が異なる。
以上を要約すると
概ね 和牡丹は、接木苗ですから、安定するまでには7年程度必要だそうです。牡丹の接木は、牡丹独特な性質がある。
花芽分化は、夏の温度に影響される。その期間は、6月下旬から始まり
11月末には完成するようです。
花芽分化は、固定された葉芽と違って、変化ですから、安定性が無い。
概ね翌年の花芽は、今年咲いた花の真下の葉の元1〜3番目に作られる。
それ以下の葉には、葉芽しかできない。自然包括論。足し算。
そこで、座れば牡丹の仕立て方が、主流ですから面白くないと言うことで、反自然的に芽欠き(折角できた花芽と葉芽を摘み取る)という人為的な作業をすると、牡丹はあわてて、もう一度、花芽を作ろうとする。
ここで、時間的なタイミングと花芽を作る能力を科学しなければならなくなる。芽欠き剪定技術。指数計算と言うことかも。
更に、若い株(未熟株)をコンパクト(鉢植えという反自然的な環境)に仕立てるという ムリも重なる。
救われることは、一度花が咲けば、翌年も咲きやすいという、植物の性質があると言うことです。
と言うことで、何が悪かったのかと言うことは、一概には言えない。
期待に副えずに、花が咲かないだろうという、結果論には、違いが無い
ということだけです。
と言って、神経質に難しく考えなくとも、枯れさせなければ、来年には
きっと 沢山豪華に咲くことでしょう。
難しく考えると、失敗する確率(割り算)は、高くなると思いますよ。
肥料も水も、減った分だけ与える。そう云った意味では、少しぐらい
は、足し算の有害性と引き算も必要かも。
買った商品とお釣りさえ、間違えなければ、何とかなる。
腹が減ってから食べる。時間が来たから食べるとか、暇だから食べるものではない。人間の特権。
ライオンやチーターなどは、しんどいと思いますよ。
腹が減らないと重たくて走れない。腹が減れば、スリムになるものの、
スタミナがないので、食べ物が捕獲できない。
葉もの根もの野菜は花を咲かせないようにするにはどうするか
草花や果実は、どの位置にいつごろ花が生まれるのか そのためには
どうするのか
又、最悪どこまでなら、我慢できるのか
ということが要になるかと思いますよ。
ラムちゃん
2014/03/27(木) 11:12:50
自然状態の花芽
http://www.sendai-park.or.jp/web/office/citizen/niwaki/img/botan_1.jpg
虚勢後の花芽
http://www.sendai-park.or.jp/web/office/citizen/niwaki/img/botan_2.jpg
ゆづき
【関東】
2014/03/27(木) 13:03:17
ラムちゃんさま、ご丁寧にありがとうございました。
難しかったですが、、今年は花がつかないかもしれないな、くらいの心持ちでおりましたのに 理論的に考えようとし過ぎていたのかもしれません。
今年も楽しんでお世話をしたいと思います。
ちび
2014/03/28(金) 02:48:08
花芽分花期前に芽を摘み取るのはただ低い位置で花を咲かせるための方法であって花芽を付けさせる方法ではないので、摘芽したから花がつきやすくなるわけではありません。
花が付かないということですが原因は色々考えられるのでわかりません。
日当たりや土壌水分PFが悪い。
c/p比(n/p比)が不適切。
ジベレリン等のホルモンが乱れていた。
葉芽を花芽に変える特定の葉っぱがなかった。
摘芽や剪定の時期が悪かった。
夏の時期に乾燥や日焼けで葉っぱが痛んだ。
そもそもが花芽ができづらい品種。
といったことが花芽分化期に起きると頂芽に花芽が形成されません。
もしくは花芽ができても、わらぼっち等の防寒をしておらず、花芽が枯死した。
など色々考えられます。
正直言って見てみないとなんともいえませんが、あれなら購入店の方に相談をすすめます。
ゆづき
2014/03/30(日) 00:32:28
[[解決]]
ちびさま、ありがとうございます。
木の丈はまだそんなに高くないのですが、今年も同じくらいの丈で…とは思っていたのでそのように摘芽したつもりです。
といっても、つもりなので、実際は違ったのかもしれませんし、、
陽当たりについては2鉢とも同じ場所に置いていて、土も同じように整えたつもりですが、これもつもりなので 違ったかもしれない、、
どれが原因かは今年1年ではわからないと思いますが、
現実的に百花殿の葉のつき方と、島錦の葉のつき方が全然違う(勢い云々ではなく、葉の出方?)ので、何かが良くなかったのかもなあとおもいながら、勉強していく次第です。
購入した牡丹園で教えていただくのもいいですね!
本当にありがとうございました。
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