チューリップを来年も咲かす方法は?
rin
【中国】
2013/12/16(月) 13:49:57
ある知人が、チューリップは毎年買い替えさせるために、球根が絶える様に操作されてると言いました。ネットには、肥料をあげて球根を太らす、大きな球根なら来年も咲きます。とありました。何十年かぶりにチューリップを植えるのですが、肥料分の無い土に植える、と言う説明と、肥料を混ぜ込んで植える、という説明があり、どちらにすれば解りません。私は、出来る奈良ら年も咲かせたいと思いますが、素人では無理なのでしょうか。植えるのは、庭が狭いため、鉢植えにする予定です。ご指導をよろしくお願いいたします。
oakland
2013/12/16(月) 14:14:31
来年も再来年も咲かせること自体は簡単ですが、大抵はウイルス病に感染して、何年かすると花弁に白いスジが入るようになったり、葉や花が奇形化したりします。
たちつ
【近畿】
2013/12/16(月) 19:25:16
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チューリップとは
>球根が絶える様に操作されてると言いました。
このようなことは、100%有りません。
技術的にも、研究はされたこともないし、必要性も無い。
園芸用チューリップのほとんどは、開花すれば、球根が繁殖分裂してしまいます。 その分裂した子供球根が、開花するまで約2-3年必要となり、3年毎開花となります。 従って翌年には、ハッパが1枚となり、球根肥大させる必要があります。
球根肥大の方法は、病害虫・腐敗を防ぐことです。・・・一応、葉が枯れたら、殺菌消毒して、涼しい場所に埋め戻すことです。
比較的、芝生の下に植える・・・・多分夏場にも涼しく、湿度が保障されているものと思う。
とか、朝日だけ当たる広葉樹の下の草ボウボウの中に植えたら、毎年開花しやすい(品種にもよる)・・・・同上
小輪系原種は、球根が小さいだけに、毎年開花する。
小輪系園芸種(親指姫)は、隔年開花する。
チュウリップの花蕾は、葉が枯れる夏ごろから出来始めて、植える頃に完了し、冬の寒さに当てると、気温が高くなったときに、花茎を伸ばして、開花する。 買ったものならすでに、蕾は球根の中心に出来ている
・・・斬ってみればよく解る。
花が事を仮に、出産と考えると、産後の疲れが、2-3ケ月では、体力快復できないため。
日本の夏が暑過ぎて、長過ぎるということです。
日本に夏がなく、冬春春秋と均等と温暖なら、毎年咲くかも知れませんね。
鉢植えなら、原種以外は、毎年咲かせる事はまずムリ。
とりあえず、念のために殺菌消毒して、植え付け、楽しむことに専念することです。・・・稀に、ウイルス突然死がアル。
このようなものと考えます。
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ばんざいうさぎ
【北海道】
2013/12/17(火) 17:31:22
昔チューリップ球根が盛んだった地域の出身です。知り合いに過去に生産していたり公園管理など実際栽培にかかわっている人が何人かいていろいろな苦労話を聞いて興味を持ち、自分でもいろいろ調べながら好きな品種を栽培しています。
チューリップというのは、生育期の気候が合わないと球根が太れず病害虫に罹り易いそうです。それであまり向かない土地だと次の年は満足に育ったり咲いたりが難しく、関東辺りから南ではどうしても「咲き捨て」扱いとなるのです。
開花直後から球根に養分を溜めようとしますが気温が高くなってくると球根は休眠してしまう為に(もし球根を植えっぱなしだと梅雨時も球根には良くない)、出来るだけ開花後から休眠の間の期間が長い環境でなくてはならないのですが、本州でも産地の新潟・富山あたりまでしか球根が充分には育つ期間が保てず、それより南では球根が育つ期間が短いので大抵は充分球根が太れないのです。生育不良の球根は人間で例えれば虚弱体質で、同じ環境の場所だとどうしても悪条件のままで育ちにくいですし病気に弱くなりがちです。もし花芽ができても貧弱で小さい花、色が薄くなったり模様が出ない事も多いです。
昔からある品種(特に赤や黄色の花)だと比較的強いものもありますが、現在売られている品種の球根だと年々弱ってくる物は多いです。球根が充分育つ期間が長い北海道でも、毎年養分が充分に含まれている新しい土に球根を植え替えなければ色や模様は年々薄れていきますし比較的新しい品種ほど弱くて数年で絶えてしまいます。反対に赤や黄色の花ほどしぶとくて長く残っていたりします。
過去に地域で栽培していた記念にとチューリップを沢山植えている公園で働いている人の話では、植える区画の関係で毎年同じ場所のみで輪作も出来ず、新しい土と堆肥は毎年沢山入れ、肥料はジャガイモ肥料を使用。球根を掘り上げ保存中にエンバクを緑肥として栽培・漉き込みの対策、水はけ悪く水分の溜まり易い所は暗渠まで設置していっても育ちが良くなかったり毎年ウイルス病の株が沢山生えてくると嘆いていました。
花の開花が通常よりも早い系統の品種(例えばグレイギー系やカウフマニアナ系の物でかなり早生の性質が強いもの)は普通のチューリップと比べて花の丈がかなり低くて印象がかなり違いますが(小さい子供が書くチューリップの絵の様なイメージ)、球根が太る期間が早いので気温がまだ高すぎないうちに球根が太れるので普通の系統よりも丈夫かも。我が家では植えっぱなしで何年も花が咲き、その後も開花は無くても絶えはしない丈夫さで、うまくいけば本州でも毎年新しい土に植え付ければ3年くらいは開花が楽しめるかもしれません。楽しみたい時期に咲かないのは残念ではありますが、春早くの開花は何にしろ嬉しいものです。
たちつさんの仰っている物に含まれると思われますが「原種チューリップ(又はその種同士の交配品種)」と呼ばれるものがあります。普通のチューリップとは縁遠くて花も小さく趣がかなり違いますが(日本のアマナという植物を少し大きくしたような姿で、花は小さめで色は単色のが多い)、本州でも何年か植えっぱなしでも良く育つそうです。
原種チューリップの中には種子から親と同じ姿で殖やせる物もあり、我が家にあるトルケスタニカという枝咲き性のクリーム色の原種は他の原種との交配が出来ない上に球根では殖えにくい性質なそうですが、種子での増殖が簡単で毎年こぼれ種子が発芽してきては殖えて群生してます。目立つ花では無いのですが3〜4年も経てば蕾がついてきて花が咲いていますよ。
ちび
2013/12/17(火) 18:50:09
チューリップはヒヤシンスや水仙と違って必ず親の球根は無くなる消滅球根ですよ。
だから大きい球根を植えたから来年も咲くと言うより、花後の管理で決まります。
花後に子供の球根をどこまで太らせれるかが大事です。
日当たり、温度、大量の肥料が上手く管理出来ないと毎年の開花は難しいです。
ましてや鉢栽培や暖地の地域なら不可能だと思いますよ。
あと植え込むときも多少の肥料分は必要です。
詳しくは覚えてないですが、植え付けてすぐは窒素はいらないけど、リンとマグネシウム、カルシウムらへんが吸収量が多かったはずです
タネツギ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2013/12/18(水) 18:23:01
次など過去ログを参考にしてください。
http://log.engeisoudan.com/lngb/200412/04120060.html
鉢では開花球養成は難しいので、無施肥が無難です。
次のように、じか植えで数十年使い続けています。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg11.htm#7
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg04.htm#4
☆有機菜果 種接*Suginami*TOKYO☆
rin
2013/12/18(水) 20:46:52
[[解決]]
皆様、どうもありがとうございました。親球根が消滅するとは、初めて知りました。また、中国地方(山口県なのですが)では更に難しいと解りました。大変詳しく教えていただき、感謝いたします。
どうもありがとうございました。
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