プンゲンスの樹形を針金で矯正できる?

[園芸相談センター]の過去ログです

にわにわ 【四国】 2013/02/09(土) 01:07:35
プンゲンストウヒのモンゴメリーという品種を頂きました。
幹がぐにゃぐにゃでどれが芯になるのかすらわからないような状態なのですが、
プンゲンスは盆栽のように針金で幹や枝を矯正しても大丈夫でしょうか?
今は鉢植えでもうすぐ地植えにしようと思っています。
また株立に近い樹形なので1本だけの単幹にしたいのですが
強剪定になるので危険ですよね
ある程度大きくなってからの方が良いのかそれとも早めの方が綺麗な樹形になるのか迷っています。
幹の太さは根本で20mm弱くらいです。

ラブリー 2013/02/09(土) 02:13:58
モンゴメリー! ポプシーと並んであこがれの品種です^^
我が家にはもっとお値段の低いブンゲントウヒがあります。鉢植え、4年目です。
モンゴメリーほどの白さはないですが、抹茶オレのような白っぽいライムグリーン(表現が難しいですが)をしています。
ツリー型で、おそらく性質は似ていると思います。

その年に伸びた枝は、最初グネグネしています。
なので、伸ばしたい高さになるまで、主幹には支柱を立てるべきだと思います。
そのほうが、すらりと主幹がたった美しい樹形になります。
そういう観点から行くと、針金掛けもあながち間違った矯正方法ではないのかもしれません。
ですが、横枝にはたくさんの美しい葉が生えていると思います。
まだ若い枝のうちは葉も柔らかいので、針金で痛まないか心配です。

主幹を立ててしまえば、あとは放っておいても上から見たら放射線状に枝が張ってきます。
ですが、どうしてもある一定部分だけ枝がない場合、その付近の横枝を短めに剪定します。
するとそこから左右に分枝するので、隙間が埋まります。

株立ち、ということはかなり下のほうから分枝しているということでしょうか?
強剪定が不安でしたら、徐々に短くする感じで剪定していき、将来的には分枝のところまで埋めてしまう形で植え替えればいいかと。

どうしても下のほうの枝は大きくなってからは生えません。
(生えるかもしれませんが、私の所では見たことがありません)
樹形の調整は早めじゃないと難しいです。
あくまでも、素人のわたしでは、ということですが。

ひろし@小南部 2013/02/11(月) 09:29:17
実物をまだみたこと無いのですが品種モンゴメリーは矮性のはずです。ですから同じプンゲンスでもホープシーなどの通常の高木タイプとは仕立て方が異なるはず、、、同じトウヒ属のカナダトウヒの矮性タイプの品種コニカも普通のカナダトウヒとは仕立て方が全くちがいますがそれと同じようなものでる可能性が高いと思います。

Picea pungens 'Montgomery'で検索すれば画像やハウツーはけっこうな数があるようですが英語ばっかりです。少なくとも画像は仕立て方の参考にはなると思いますが、、、

みぃちゃん 【関東】 2013/02/11(月) 12:25:07
ちょっとだけ、参加させて下さい。

関東でも、綺麗な樹形は少なく、造園農家のみ、綺麗です。
多数同じ木をみますが、殆どボロボロです。枝が無く、また
葉も虫に食われてか枯れてます。夏の暑さだと思います。
四国でも育つのですか?参考になりました。自宅は標高高いのですか?

造園業の同じ木はきれいですね。やはりプロです。

お邪魔しました。

みぃちゃん 2013/02/11(月) 12:27:30
すみませんでした。関東→東京都です。

くろすけ 【関東】 2013/02/11(月) 21:14:15
趣味でプンゲンストウヒを栽培している者です。
ホプシー、コスター、モンゴメリー、コンパクタその他数種類が庭にあります。
7年ほど前、ホプシーがまだ小苗だった頃に、樹形が気になって一度自己流で枝に針金を巻いて矯正したことがあります。
折れたり枯れたりはしませんでしたが、枝先の部分にも巻いたところその部分の銀葉がこすれて落ちてしまい、その時はかなりショックを受けました。
その後時が経ち、大きくなって今は樹形も整っています。
小苗のうちに支柱を立てて芯を決める作業はきれいな樹形作りに必要ですし、針金で無理のない程度に形を矯正しておくことも場合によってはやっても良いのではと思います。
木が大きくなってからではできない作業だと思います。
ただ、木に多少の負担はかかると思います。
成長が遅く高価な木なので、そこは覚悟が必要です。
もし巻くなら、枝先を避けて折れないように気をつけながら巻き、徐々に曲げると良いと思います。
あと、針金を巻きっぱなしで年月が経つと、巻いた部分の枝や幹に食い込むので気をつけたほうが良いです。
幹が太るのは意外と早いです。
私も、ホプシーの主幹に針金が食い込み、あと少し気づかなければ幹が折れそうだったことがあります。

剪定については、悩みどころだと思います。
とにかく成長が遅いので、あまり大胆に切ってしまうと取り返しがつかなくなる心配があります。
こちらには地植えして4年程度のモンゴメリーがあります。
支柱を立てており、主幹になりそうな枝はあるのですが、それ以外にもやはり根元付近から二方向に枝が伸びています。
成長が非常に遅いので「樹勢がつくまでは」と考え、これまで剪定はしてきませんでした。
地植えにして時間が経ち、だいぶ枝数が増えて樹勢もついてきたので、今後は主幹をリーダーにして、ツリー状になるように多少の剪定をして整えていこうと考えています。
芽出し直前の3月を目安に、希望の樹形からはみ出す部分を控えめに剪定するつもりです。
モンゴメリーは枝葉が密なので、主幹の多少の曲がりや内部の枝の形は隠れて目立たなくなるのでは、と考えています。

剪定で注意する点は、枝の木質化した部分、枝の葉がない部分で剪定すると、その後そこから芽は出ない、ということです。
その枝は枯れる可能性が高いです。
切るなら葉がついている枝、できれば来年の芽がある部分の上で切るとそこから芽が出た後の樹形の予想ができると思います。

以上、長文かつ私見ですが、もし何か参考になる部分がありましたら幸いです。

にわにわ 【四国】 2013/02/12(火) 00:47:21
たくさんの書き込みありがとうございます。
皆様の書き込み参考になりました。

ちょうど今日弄る時間が取れたので
支柱と針金を使用して樹形を整えてみました。
杯のような樹形で接木部分からすでに強烈に傾いているので
40度くらい傾けて根本を地面に対して垂直にし
支柱を立ててそれなりに真っ直ぐになるように1本芯を決めました。
他の枝は針金で水平近くまで曲げて四方に満遍なく配置してみました。
この状態で地植えする予定です。
10mmくらい枝は簡単に曲がったので針金を使用したのは正解でした。
しっかりと根が張って樹勢がついてから少しずつ根本から分岐している枝は剪定して整えたいと思います。


Picea pungens 'Montgomery'で画像検索してみました。
これは参考になりますね。やはり早い段階から樹形を意識しないと
綺麗にはならないようです。

私の家は四国で平地です。
まだ植えていないので夏の暑さが怖いのですが、
樹勢がつくまでは過保護気味に育てようと思っています。


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