カサブランカの分球
ゆり坊
【関東】
2012/06/04(月) 17:22:47
横浜在住、マンションの7階で鉢植えのカサブランカを育てて3年目です。
大きめの球根を一つ植えたら、春に二つの芽が出たのが始まりで、毎年球根が太らずに分球し続けています。
去年はそれでも5本の茎にそれぞれに4〜2個の蕾が付き、14個の立派な花が咲きました。11月末の植え替えまでしっかり葉が残り、だいぶ球根も大きくなって(植え替える時はタマネギ大になってました)、今年も楽しみにしていたのですが…
この春、8本のひょろひょろの芽が出て、今はそれぞれが1個か2個の蕾をかろうじて付けています。
蕾が付かなかったのも2本ありました。
毎年新しい土で20センチ以上深植えしているのに。
10号鉢に3球、9号鉢に2球と余裕をもたせているつもりですが、まだスペースが足りないのでしょうか?
一つの鉢に一本で植えないと大きくならないとか、あるんでしょうか?
たちつ
【近畿】
2012/06/04(月) 22:30:56
・
それは仕方がない事と思います。
花が一輪とか二輪でも、咲けば良いとしないと・・・・
一茎に、沢山咲いたのなら、一億円当たったと、同じ値打ちがある。
その環境で、毎年沢山のユリの花が、咲かし続けるのなら、ユリの気持ちが良く解って、ユリの立場に立って、育てていると言うことです。
これが、田舎の畑なら、そこまで、気遣うこともありませんが。
環境の宿命です。
ユリ自身には、まさかマンションで、生きると言うことを想定していなかったからです。
動物園の、特に、高価な動物・希少品種なら、出産はできても、子育てをしない動物がいる と良くNEWSになります。 同じ様なことです。
おそらく、ベランダに置いたり、部屋に持ち込んだりして、可愛がっておられることと思います。
そもそも、高層マンションのベランダには、美観・安全・人間に快適・構造上の問題で、屋根があり、手すり安全カバー(腰高)がある。当然に、開口部は、低い。・・・採光・日照時間の問題。冬の積算日照時間。詳しくは、ソーラパネルの問題を参照に。
安全カバーは、不自然な、風と寒さがある。時には、空調や照り返し・乱気流など不自然な高温とか。詳しくは、美味しいお茶の育て方を参照に。
人間で言えば、急にトンネルに入ったとか、高山に登ったときに、耳鳴りするとか・めまいするとか・高山病になるようなもの。
たかが、一寸気圧が、変わるだけでも、変調を起こします。
ユリ栽培の、尤も大切な時期は、冬のロゼット座葉時期です。
この時期で、花数が決まる。
概ね、大きい球根には、太い茎が生えて、太い茎には、沢山のユリの花が咲く。球根が小さい・茎が細いは、1-2輪の花と少ないし、筒ユリ系では、花びらが裂ける・色があせるとなる。
その点、鉄砲ユリ・山百合系以外の、透かしユリ系は、比較的楽かも。
カサブランカは、山百合系です。
どのユリでも、親指一関節前後の球根の大きささえあれば、花は咲きます。
たとえ、畑であったとしても、肥料が、多すぎると、茎が変形したり、花数が葉より多いという、お化けユリになったりします。
参考書の、多くは、誰が育てても、綺麗に咲くような、球根を買ったという前提条件から、話が始まります。
従って、2年目3年目のことまでは、想定していない。
その買った球根は、まん丸で、中心が一つしかない。
食用のユリ根でも、高い球根ほど、まん丸で、中心が一つです。
なぜなら、食用ユリの根は、ハスの花・薔薇の花のような、冬でありながら、春を演出する必要があるからです。和食の要素としての、目で食べさせる技。
対策は、冬対策。
分球の問題は、テキストでは、花を早く摘むとか、花を咲かせないようにするとか、葉を傷めない様にするとか、深く植えるとか、色々と解説されていますが、私は、地温の管理と思います。できるだけ低温に保つ。生育・開花に必要な最低温度の管理と思う。
このように感じますが いかがなもんでしょうか。
・
ゆり坊
2012/06/05(火) 13:47:48
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一億円ですか〜(笑)
確かにこの環境でよく3年も花を付けてくれるもんだと思います。
わが家では一番涼しい場所で育てているので、これ以上は待遇はよくなりません。
去年があまりに美しく咲いてくれたので、何だか欲が出てしまったのかもしれません。
今年も9個の蕾が大きくなりつつあります。
あまりに茎が細いので、花の重みに負けて折れてしまう心配はありますが、しっかり添え木して最後まで楽しみたいと思います。
たちつ様、いろいろありがとうございました。
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