中国春蘭についてです。
ヒマラヤン
【関東】
2012/05/09(水) 18:18:23
花は終わっている時期ですが、春蘭に興味がわいて
中国春蘭の余胡蝶 雪蘭白花の2点を某種苗会社に注文しています。
大きさは新木上木2〜3条根巻株だそうです。
春蘭はどころかラン科の植物や山野草類は育てたことがありません。
(栽培書は買いました)この大きさだと花を見るのにどのくらいかかりますか?
栽培するのに特に注意しなければいけないことはありますか?
たちつ
【近畿】
2012/05/09(水) 19:43:04
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私も、良く判らない素人ながら・・・・前提条件
ランというものは、極端な草花で、咲くときには、簡単に咲くものも有れば、なにをしても咲かないものもある。一番簡単なのがシランです。
紫蘭は 知らん=手間隙知識要らず なんちゃって。 (-_-;)
極端な話、魚釣りと同じように、1m離れても異なる。更にモット云えば10cmでも異なる場合がある。神経質に管理しても、咲かない場合もあれば、ほったらかしでも咲くものもある。
いえることは、蕾・開花株なら、少なくとも、花を楽しめる。
翌年はわからない。蕾時期・蕾株を買うこと
ランの専門書の多くは、マニアックな人が体験談を纏めて、経験ある編集者が執筆したもの。
例え専門の営農者の解説であったとしても、同じようなもの。
一般性が無いと割り切ったほうが良い。
専門家による専門家のための備忘録・季語集と割り切ること。
根本的に、鉢植えで、格好良く、時には華やかに 時には侘しくという、作風に問題があるとおもう。・・・・狙撃銃方式は、プロ向きで初心者向きではない。
と言って、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるという機関銃方式でもない。
化学でもなければ物理でもなければ、では何かと言うと、残るは、生物的な、細菌爆弾方式がよい。
これは、とにかく種を活かしつづけて、株をできるだけ大きくすることです。そうすれば、後から花は勝手に付いてくる。
最初から、格好良く、育てようとは思わない。 花を早く咲かせようとは思わない。 とにかく活かし続けて、株を大きくすることに専念することです。
その間に、調べたり、観察したり、展示会に行ったり、専門書とにらめっこしたりして、育てながら、一字一句確かめる。
その後慣れれば、一鉢一株一花という、格好いい仕立て方にすればよい。
私は、これがラン栽培の近道と思う。
その点春蘭は、種類も多いし、もともと東洋系で、わが国にも、大和種として自然に自生しているので、比較的楽かも。 少なくとも、日焼け枯れ・夏越しとか、越冬とか、が楽。
観察がてら、紫蘭を育てて、色々ともてあそんでも面白いかも。100-200円程度と安いし、ほったらかしでよい。とにかくよく増えるし、確実に花が咲く。3種類程度有りますが、何でも良い。
鈴蘭や葉蘭は、蘭とは関係がないので、ラン栽培には役に立たない。
春蘭の欠陥は、鮮やかな花色でないと、どこが花やら葉っぱなのか解らないということです。風情や好き嫌いは別にして、斑入り葉・薄い葉色・黄花・緑花。花の観賞も、見下ろすと言う視線より、見上げる覗き込む・探すというイメージ。
http://siroutonoran.sakura.ne.jp/keiran/syunrann.html
このように思います。
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たちつ
【近畿】
2012/05/09(水) 20:01:36
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>株をできるだけ大きくすることです。
株分けはしないという意味です。
と言って、込み込みにギュウギュウ詰めという意味でもない。
多くの蘭の成長繁殖の仕方は、前後ろがある。前に進むように繁殖する。従って、後ろが、鉢の淵際なら前を空けるように植えつける。
そうしないと、すぐに行き止まりになって、植え替えなければならなくなる。前に前に常に成長し続けさせないと上手くいかない。
後ろの古い株は、水筒かリックサックのようなもの。 この辺も、一般的な草花と異なる。
進化の中で、戦い疲れたというか、要領が良いと言うか、進化しすぎたというか、合理的というか、気まぐれというか 不思議な生き物です。
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朋
【東海】
2012/05/09(水) 20:48:28
中国シュンランは当然ながら中国産ですが、日本のシュンランと栽培方法は変わりません。
もともとシュンランは落葉樹の木陰に生える植物ですから、そういった環境が適しています。夏の直射日光は避けた方が良いです。
シュンラン用の鉢は本来は焼き物の背の高い鉢ですが、最近はプラスチック製も増えています。なにせ一昔前に比べてランの価格が下落してしまったため、高価なラン鉢を使えなくなってしまったのです。ちなみに背が高い鉢なのは、シュンランは根が下に伸びるためです。
実は一般的なプランターでも栽培は可能です。かけた水が鉢の中に溜まらない様な環境であれば問題ありません。
用土はラン専用の土がありますが価格は結構高めです。これも最近はコストダウンのために鹿沼土だけで植えたものが販売されています。鹿沼土単一でもベストとは言えないかもしれませんが栽培できます。鹿沼土で植える場合でも、出来るだけ硬い商品を選んだ方が良いでしょう。
なお、できれば毎年少なくとも2年に1度は植え替えしてください。
花ですが、2、3条の苗ですと何年かはかかるものと覚悟してください。しかも基本的に毎年咲く植物ではないと思ってください。花つきの良さは品種によってかなり違います。
花の良く咲くものを人間が選抜した多くの園芸植物と違って、自然の中から万に一つといわれるくらい非常に珍しい普通とは花が異なる個体を選び出した古典植物である東洋ランは、花のつきやすさを全く考慮していません。花を咲かせるよう研究し努力することそのものが、東洋ランの楽しみです。
ヒマラヤン
【関東】
2012/05/10(木) 18:40:17
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春蘭は花を見るのに時間がかかりそうですが、とても魅力的なランだとおもいます。
ますます育ててみたくなりました。
しばらくは苗を大きくすることにします。
たちつさん 朋さん
ありがとうございました。
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