アルペンブルーの露地越冬
アルペンブルー
【甲信越】
[URL:アルペンブルーの露地・越冬]
2011/03/01(火) 21:06:50
極寒地(北海道・東北・信越)の方に質問です。
カンパニュラ・アルペンブルーを買って育てようと思います。
「耐寒性強」--とありますが、庭植えのまま−10℃にもなる
極寒にも絶えるのでしょうか?
実際に露地で育てるいる方がおりましたら教えてください。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2011/03/02(水) 21:20:05
アルペンブルーは、ちょっと前まで「ベルフラワー」(和名オトメギキョウ)と呼ばれていたのと同じ植物ですね。もしかすると従来のとは花の大きさが違うなどの品種違いなのかもしれませんが、性質や管理法など基本的な事はほとんど同じだと思います。「ベルフラワー」での経験で書かせていただきますね
うちでは北海道でも積雪が少なくかなり冷え込むものの、数年は植えていて生きていましたので耐寒性で言えば問題ないかと思います
ただし、この植物はどちらかというと高山植物系で、当地は冬無事に越冬出来たとしても、雪がなくなってから寒風に晒されたで平地特有の湿度の低さや、蒸れ・暑さの方でダメージを受けます。どんなに耐寒性が高くて無事に越冬出来る植物で有ったとしても出た芽が一晩だけでも寒風に晒されればシバレ枯れします。ですのでどんなに寒い所でも生き残るのかを問題にするよりも、冬はどれだけ上に雪が積もってくれるか(多く積もった雪には保温性があり土は浅くしか凍らない。雪が少ない土地だと下が深く凍ります)、春寒風に晒されないか、湿度が低くないかが問題になるかと思います。あまり積雪が無いのなら、深い穴を掘り発砲スチロールの箱の底に穴を開けたものを埋め、鉢などに植えたものを入れてから穴に棒を格子に渡してムシロなどで蓋をし、間に空間を作って、直接冷気に晒さない様な屋外の冬越し対策をすべきかもしれません
この種類は、冬の寒さを気にするよりも蒸れや厚さの方に特に注意しなければなりません。うちでは蒸れで年々勢いがなくなってやがて消えてしまいました
風通しが良い場所で、土質も合い、他の植物の陰に成らずいつも日当たりが良い様なロックガーデンの様な場所が向く様です。自生地に似た環境が再現できないのであれば鉢植えで管理する方が無難に感じました。うちでは普通の花壇に植えてしまった為にどうしても風通しが良くなかったのと元々日当たりが良くないのに他の植物の陰になったりで不適な環境だった様です。
お住まいの地域の梅雨時の湿度の高さや夏の暑さはどうですか?地形が盆地などで梅雨時に蒸れやすかったり夏の暑さが長く続いたりはしませんか?
越冬環境が整えられるなら冬は地面植えでも良いですが、梅雨時や夏は高い足のあるプランターや、吊り鉢の方が向いていると思います。それを考えれば越冬も、プランターや鉢に植えたまま土に埋め、雪が溶けだしたら掘り出して寒風に晒されないけれどまだ温度が低く、日中は日当たりの良い玄関フードなどに置いたり、又は鉢はまだ土に埋めたまましばらくは透明な苗キャップを上に被せておき、高温になったり蒸れたりしない様に気を付けながら管理されるのが良いかと感じます。株が大きくなって葉が茂ってくれば春か秋に株分けしてあまり密植に成らない様に気を付けるのもコツです
本州での管理法の詳細は「ベルフラワー 育て方」や「カンパニュラ・ポルテンシュラギアナ」で検索すれば原種の自生環境など色々お解りになるかと思います
でも、春の苗売りのアルバイトをした時の経験からはどちらかというと「咲き捨ての鉢花扱い」で毎年お買いに成る方が多く、北海道でも何年も同じ株を殖やして咲かせている方はほとんどいらっしゃりませんでした。この、今までの株を長くは維持しにくい性質を改善した画期的な品種との説明が無い限りは、アルペンブルーもそんなに性質は変わらないかと思います
アルペンブルー
【甲信越】
2011/03/06(日) 19:07:31
回答をありがとうございました。
非常に参考になりました!!!
当地(松本)は積雪は少なく凍結のほうが問題ですので
「耐寒性あり」と表示されていも、本当に大丈夫なのか?
とほかの宿根草でも気になります。
今年は2鉢買って室内に取り込む方法と、落ち葉など被せて
苗キャップを使用---で試してみることにしました。
ありがとうございました。
アルペンブルー
【甲信越】
2011/03/07(月) 11:15:10
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