胡蝶蘭の管理について
らいママ
【関東】
2010/11/10(水) 16:19:14
こんにちは。
胡蝶蘭をいただきました。花はもう終わりました。これからの管理について教えてください。
蘭の経験はありません。当然温室などもありません。来年花を咲かせたいなどは、無理だと思いますが、せっかくなので枯らすことないようにしたいです。アドバイスお願いいたします。
ひろし@小南部
2010/11/10(水) 21:26:03
温室が無くても最低気温が10度を割らない環境があれば乾かし気味の管理で越冬は可能ですし、来春〜秋に掛けての成長期に管理がよければ来年初冬には花芽期待できますし翌年春には開花が期待できます。
寄せ植えの場合、鉢上部の化粧(ミズゴケあるいはバーク)を取り除いて寄せてある状態を確認します。
バーク植えポリポットのまま寄せられている場合、ミズゴケ植えポリポットで寄せられている場合、ミズゴケ植えでポットから抜かれた根鉢の状態で寄せられている場合の3通りがありますので、そのいずれであるかおしらせください。その何れかで水管理の仕方が異なりますので。
寄せ植えではない一株の場合もどんな鉢に何で植えられているかお知らせください。
らいママ
2010/11/12(金) 06:54:21
さっそくのアドバイスありがとうございます。
植え方はミズゴケ植え、ポリポットで寄せられています。
また、花が付いていた茎は切ったほうがよいですか?
引き続きアドバイスよろしくお願いいたします。
ひろし@小南部
2010/11/12(金) 12:13:01
ポリポットにミズゴケで植えられていましたか、、、ポットのサイズにもよりますが、乾き難いので管理がちょっと大変です。ポリポットにミズゴケ植えは環境の整った生産者の温室では難しくないのですが、ご家庭では低温時にかなりの困難が伴いますので、ポリポットから抜いて同じサイズの素焼鉢に単純に挿げ替えたほうが宜しいでしょう。
温室ではないということですが、冬場の夜〜早朝の最低気温はどれくらいまで下がりますか?それによって管理方法が変わる可能性があります。というのは、今花が終わったわけですが、ご家庭では胡蝶蘭は春にかせるのがもっとも自然なのですが、秋に咲いたこの株は生産者により、促成あるいは抑制の調整を受けているわけで、これをご家庭での無理のないパターンにあわせる必要があるからなのです。
最低気温が10度くらいまで下がる場合、株は休眠状態に誘導しますが、一株あたりの葉の枚数は何枚でしょうか?枚数が5枚以上ある場合、花茎を4節残して先端だけ切ると良いでしょう。花茎を残すと株の成長を抑制し開花期に引き続いて休眠状態が続きます。
葉の枚数が4枚以下の場合は花茎を根元近くで切りますが、水遣りが普通だと成長をはじめたがりますので水遣りは控えて強制休眠させます。最低温度が低いときに成長のために水遣りをすると根腐れするからです。
葉の枚数が多く花茎を残した場合、2番花芽が伸びだすことが考えられます。その場合最低気温が10度まで下がるとその花芽も成長を休止しますが、春になって最低気温が13度を越えるようになると成長を再開し春に開花します。その間葉は2枚程度は黄色になって落ちるでしょう。開花したら早めに切花にし、花茎は今度は根元近くで切って葉の成長モードに切り替えさせます。
最低気温が15度を保てる環境なら、温度環境は温室に準じますので、生育サイクルのことはあまり考えなくてよいので、葉の枚数如何に関わらず花茎を根元近くで切って、普通の水遣りを保ち葉の成長モードに切り替えることも可能です。
最低気温が3度くらいまで下がる場合でも、毎晩発泡スチロールのトロ箱に納め、朝暖房の再開とともに取り出すという手間を掛ければ冬越しは可能です。この場合葉の枚数如何に関わらず、花茎は株元近くで切り取り、水遣りを制限して休眠させたほうがよいです。
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