パンジー・ビオラの種まき方法

[園芸相談センター]の過去ログです

さらさ 【東海】 2010/10/16(土) 11:07:52
 9月の中旬から初めてパンジーとビオラの種まきに挑戦しています。
9月の中旬に初めてまいたものは、ほとんんど光の当たらないところで関していたためか、全く発芽せず完全に失敗。
 2度目は10月の頭にまきましたが、こちらも1度目と同じ場所で5日ほど管理し、途中で光が必要なことを知りあわてて場所を移動しましたが、パンジーが4つほど発芽しただけでビオラは全滅です。(10/1にまき、一応まだ様子を見ていますが)
 念のためと種をまだとってありましたが、今度が最後になりそうです。
 出来るだけ発芽させてあげたいのですが、何がいけなかったのか教えていただければと思います。
 色々調べてみましたが、情報がさまざまでどうするのが良いのか分かりません。
 土は被せて良いのでしょうか?被せず、土にポトンと落としたままの状態で良いのでしょうか?
 種まき後、置いておく場所は?日光の当たるところ?日はあたらないけれど、明るい日陰?
 東海も朝、晩はぐっと気温が下がりますが、日中はまだ27度ぐらいになる日もありそのような日は昼間の管理場所に迷います。(室内?屋外?)
 
 ちなみに種は冷蔵庫で2週間以上保管しています。
基本的な質問ばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

ぶるこ 【甲信越】 2010/10/16(土) 15:52:47
さらささん、こんにちは。

一応の確認ですが、播種したタネは購入物でしょうか?
自家採取の場合熟していない場合もありますので。

種まき用土はどんなものを使用したのでしょうか?
肥料分の少なく、また清潔なものが適します。
蒔き床は管理のしやすい日当たりの良い屋内が良いかと思います。

また、発芽までは土を乾かさないように注意します。
頻繁に様子見が出来ればそのままでも良いですが
見れない場合は乾燥防止に新聞紙1枚軽く覆っておくのが良いですね。
涼しくなってきているのでサランラップでも良いでしょうが。

おおよそ適した条件下では2日で発芽が始まります。
発芽が始まったら乾燥防止に覆っていたものは
早期に取り外しましょう。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2010/10/18(月) 13:42:29
パンジーやビオラ類は自家採取種子だと一度乾燥させて休眠させてしまうと発芽しづらくなるものも多いですよ。市販種子は休眠打破出来る様な処理がしてあるものも多いので、種の袋の説明通りに蒔けば条件が揃わなくても大抵ほとんど発芽しますが、自分で育てた花から採取した種子だと発芽率が悪い様です。そういうものは一度「種子を濡らした状態で冷蔵庫でしばらく保存し休眠打破」させるのが良いです。乾燥した状態で冷蔵庫に入れておいても休眠は打破できません
それと、パンジーやビオラの品種にはF1(一代交配)品種が多く、それから採れた種子では親と同じ色・模様の花が出る率が低く、模様が崩れたり先祖がえりした紫いろの地味な花が咲く事も多いので固定品種では無い限り自己採種での育苗はお勧めできません。気に入った品種がありそれを毎年楽しみたいのなら毎年同じ品種の種子を買って蒔くか苗を購入して植えつけるしかありません
固定品種の自己採種もので、濡らした種子を冷蔵庫で休眠打破して蒔いても発芽率が低いなら、奥の手で植物ホルモンの一種の薬剤ジベレリンで休眠打破・発芽促進させて蒔くという方法もあります。ホームセンターなどで「ジベラ」などの名前で小袋に分封されて小箱に入れられたジベレリンが売っています。説明書に種子の休眠打破の方法と希釈の仕方が載っていますので、その通りに処理し一度とりだして水気をとって蒔き発芽まで種子を乾燥させない様に気を付ければ芽が出やすくなります。ただし薬剤なので使用はあくまでも自己責任で行い、使用後のあまった物は適切な方法で処分して下さいね

なお種子の蒔き方ですが市販種子なら、養分の少ない「種蒔き・挿し木専用土」かピートバンを使用し、種子を蒔いたら5ミリほど土をかけておきます。好光性の種子だと土はかけず、嫌光性のものならしっかり土を被せないと発芽しませんが、スミレ類は一応土が無くとも条件さえそろえば発芽しますが、種子に充分水分を含ませる為にも土はかけたほうが良いです。平鉢を使用して水やりは腰水で行うのが良いですしピートバンの場合は水に戻す前に角を少し切り取っておき、そこの部分から水を与えて、種子が動いたりしない様な水やりをします。この方法で大抵のスミレ類は発芽するのですが、パンジーやビオラには「ジベレリンの効き目が現れづらいニオイスミレ」の血も改良途中の段階で混ざっているそうなので、もしかすると効き目が出ず発芽率が低い品種もあるかもしれません・・・

今時期の発芽までの管理は、北海道では春の種子蒔きなのでわからずお役に立てずすみません。こちらでは梅雨時や夏の暑さが酷くないので元々北方系の植物であるパンジーやビオラでは宿根化するものも多く、こぼれた種子が冬の積雪で発芽促進されるのでこぼれ種子で生えた苗を拾って育苗したり(もちろん固定品種のみ)、スミレ類全般は秋遅くに蒔いて春の発芽を待つか、春に蒔いて育苗するのです


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