トマトこぼれ種から発芽
さらさ
【東海】
2010/10/02(土) 16:02:21
プランターの整理をしていたら、夏に植えて収穫が終わり枯れた苗をしまつした後の部分から、トマトの苗が3本ほど顔を出していました。
収穫が遅れたトマトがあったのでそれから発芽し、成長していたものと思われます。現在7センチほど。
今後上手に管理すれば、また収穫できるのでしょうか?
どのように管理したら良いか教えてください。
ぶるこ
【甲信越】
2010/10/02(土) 16:30:58
こんにちは。
まず、こぼれ種ということなので
親と同じものは収穫できません。
これから寒くなってきます。
トマトの生育温度は21℃から26℃となりますので
加温または保温の出来る施設がない限り
栽培は難しくなります。
一応、育てるにあたっては
出来れば本葉が出てくる前にトレイに移植し
根が出てきたら9センチポットに植え替えます。
花芽が出てきたら定植し育てます。
あとは、実ができてから追肥と管理方法は同じになります。
くうが
2010/10/02(土) 18:07:23
こぼれた根から発芽したものなら
ぶるこさんもおっしゃっているとおり親と同じものは収穫できません。
今年、うちでこぼれ種から発芽したものを育ててちゃんと収穫できました。しかし、親とはにてもにつかないおいしくないトマトでした。
あんなにおいしいトマトからこんなにまずいトマトが採れるんだと
愕然となりました。
親と同じ味を期待してはいけないようです。
おいしいトマトを食べるなら苗を購入する方がいいと思います。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2010/10/02(土) 23:45:39
最近日本で売られているトマトは生産・出荷目的に作出された一代交配で作られた品種(F1もの)が多いですから、そういう一般的に売られるトマト苗から出来た種子から作った苗を育てても(F2もの)、稀に偶然良いものが出る事もありますがほとんどは親より劣った物が多いです。確実に美味しいものを手間無く育てて食べたいのなら、来春売っている苗を買ってきて植えるのが一番ですよ。
トマトは日本では江戸時代に長崎に持ち込まれ最初は観賞用として栽培されていたそうです。明治になって西洋料理が導入され食用目的で作られはじめ、昭和になると日本人好みの味の品種改良をはじめたそうなので、昔栽培されていた日本で作られた品種というのがあったはずです。でも京野菜や加賀野菜など伝統的な日本料理材料の他、地方で自家用にと細々と栽培されてきた在来種の野菜種子でも今では販売されて入手可能なものはありますが、トマトに限っては改良されだしてから歴史が浅い、日本人が好むトマトが、昔は未熟な状態で収穫したファーストトマトだったのが現在は熟したものが好まれ品種が様変わりしたこと、どんどん美味しい品種が出回るので、古い品種を栽培する所自体がほとんど無いに等しいのでしょうね。
品種が違う両親から出来たF1品種というのは両親の良い性質ばかりを受け継ぎ、病害虫に強い・沢山採れる・美味しい・実の大きさ形が揃うという優れたものが出来やすくなるんです。日本では新しい品種が出来ても、それを何年も繰り返し自家受粉させて選抜する様な時間のかかる固定化はあまりせずに、F1で希望に近いものが出来ればあまり年数をかけず実際栽培してもらいながら欠点を見つけ、その欠点を補える組み合わせで交配親を替えて新品種を作る・・・という様な事が多いですね。‘桃太郎トマト’もそうやって作っていき、現在の‘桃太郎トマト’は一番初めに発表された‘桃太郎トマト’と全く同じものではなく、別のトマトの性質も加えてより作りやすく美味しい物に変化させています
購入されたトマト苗の品種名が解ればネットで調べてみるとF1品種であるかどうかを調べられます。ただ‘桃太郎トマト’の様な品種ならF1でなくても固定化もされていませんので、「自家受粉で出来た種子から生えたから親と全く同じ性質だ」とはいきません。今年作ったその品種が気にいれば、同じ品種名の苗を買って新しい土に植えれば(同じ野菜や同じ科のものを連作すると株が弱るので、前回と同じのを植えたいなら土は毎回替える)、だいたい同じ味や性質のトマトを育てられますよ。
ただし、外国の品種の種子を日本で育苗したものなら近くに別種のトマトが植えられていない(交雑させない)限り、自家受粉のこぼれ種子でも親と同じ性質の実が成ります。外国の野菜では固定種である昔から代々種子を採っては蒔いて作ってきた伝統的な品種が多いのです。これらは形や大きさが揃わない事もありますし、中には病害虫に弱いものもありますが味は良く、外国ではトマトと言っても調理の方法それぞれに合わせて使うトマトの種類が違います。昔から料理法により硬さや色・形の種類が区別されて使い分けられてきたうちにその土地の環境に適応して育てやすい伝統的な品種だけが残り(その為に、余所の土地に植えると弱くなったりし易い)、そのおかげで料理の味が変わらずに受け継がれ続けて食べられてきた為か、ヨーロッパなどでは観賞用の花の新品種の作出や、病気への薬効を高める為のハーブの改良などは盛んでも、野菜の新品種作りは日本ほどは多く無い様ですね。
さらさ
【東海】
2010/10/03(日) 10:30:58
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丁寧なお返事をありがとうございました。
健気に芽を出したトマトですが、おいしいものが収穫できないのなら育てても仕方ないので、今回は育てるのはやめようかと思います。
また、来シーズン新しい苗を買ってたくさん収穫したいと思います。
参考になるアドバイスありがとうございました。
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