ブドウの苗木のウィルスフリーと自根の違いを教えてください。
ゆう
2010/02/08(月) 13:38:27
通販などでブドウの苗木をみると、ウィルスフリー苗(接ぎ木)というものと自根というものがあり、価格がかなり違うようなのですが、どうちがうのでしょうか??素人は自根ではうまく育てられないでしょうか?
RED
[URL:http://members.jcom.home.ne.jp/takanuma/index.htm]
2010/02/08(月) 15:50:56
ブドウは自根でも十分育つはずですが、かつてブドウネアブラムシが世界を席巻してのち、対策のために、抵抗性台木を使うようになったそうです。
http://www.pref.fukushima.jp/fappi/byougai_library/kaju/neaburamusi.htm
湿潤な日本では大きな被害が出にくいとも言われていますが、予防原則からなるべく接ぎ木を使ったほうがよいとは思います。
しんじ
【中国】
2010/02/09(火) 00:15:23
ブドウは挿し木ができますし、自根でも大丈夫です。
ネアブラムシ(フィロキセラといいます)がついたら、農薬で防除できますよ。
Sekizuka
2010/02/11(木) 14:06:52
「接ぎ木苗と自根苗の違い」なら前2レスを参考にして下さい。
以下、ウイルスフリー部分の説明です。
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人間と同様に植物にもウイルス病があります。一旦、体内に侵入したウイルスの撲滅は、通常の栽培上では困難ですが組織培養を使うと割と簡単にできます。こうして作られた苗をウイルスフリー苗と言います。
ウイルスフリー化する利点は大きく分けて2つです。
1)病原となるウイルスを除去する。
病徴(症状)がわかりにくい、極めて感染しやすいなど「確実に」無病とわかる親木が確保しにくい場合に有効です。ほぼ確実にその病原ウイルスを除去(無病株の確保が)できます。
2)樹勢を強くする
全くウイルスを含まない植物体というものは極めて少ないです。大抵は雑多なウイルスに感染しています。ウイルスフリー化すると、当然、この手の非病原ウイルスも除去されます。この手のウイルスは病気と言うほどでもないのですが、少しずつ樹勢を落とします。ですからウイルスフリー化をすると樹勢が強くなるのが普通です。
逆のデメリットは以下の2つ。
1)コスト高
手間が掛かりますんで。
2)ウイルスの症状が激烈化する。
雑多なウイルスに感染していると、新しいウイルスに感染しても、それ程、劇症とならないのですが、除去した後に再感染すると劇症化することが多いです。
つー事であんまり素人向けではない、かも。
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