鉢花と観葉植物を探しています
バイシクル
【近畿】
2009/06/30(火) 09:45:13
お世話になります。
以下の条件に当てはまる鉢花と観葉植物(鉢植え)を探しています。
・日当たりに強い
・暑さ・寒さに強い(冬でも枯れない)
・丈夫で育てやすい(あまり手をかけなくても花期になったら自然に
花をつける<鉢花の場合>)
・背丈は成長しても50pくらいまで
それぞれご教示願いたく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/06/30(火) 11:16:22
普通見かける花や観葉植物とは違うのですが、多肉植物が割と条件に当てはまっていると思います
特に‘朧月’(グラプトペタラム・パラグアイエンセ)は昔から日本では育てやすい多肉植物として普及しており、耐寒性も強くて鉢植えにすると見事に這い気味で群生し枝垂れてきます。花は咲きますが小さく地味ですが、朧月の姿自体がバラの花を単純化した様な姿で色も赤みのある変わった色なので花のない時期も楽しめますよ
他にも多肉植物には耐寒性が強く花を咲かせるもの、花は地味だけれど葉が華やかなもの(不死鳥錦は花の様に華やかです)が多いですからそこからご希望に近いものもあるかも・・・
多肉植物と言ってもいろんな科にわたり、花の綺麗なものも多いですので多肉サイトなど見て興味のあるものがあれば検索して性質を調べてみるのも良いかと思いますよ
あと、球根植物は冬に地上部が枯れますが春になれば芽を出して花が咲くので鉢花として楽しめるものも多いですね。ほとんどの植物は鉢植えのままでの栽培というのは難しいものが多いので如何しても数年毎の植えかえは必要なんですけど、いろんな球根植物があります。ただし近畿だとチューリップを毎年楽しむのは無理かと思うので、避けた方が良いかも
冬を越せるという条件から宿根草(多年草)が主に成るでしょうね。比較的熱帯の植物でも耐寒性の強いものなら冬が越せると思いますよ
バイシクル
【近畿】
2009/06/30(火) 14:18:11
ばんざいうさぎさん、早速ご丁寧に教えてくださいまして
ありがとうございます。詳細でわかりやすいアドバイスをいただき、
大変参考になりました。
朧月の写真を確認してきましたが、葉がバラの花のように開いた
姿がとても美しく、性質も条件にあてはまっており、ぜひ育てて
みたいと思いました。
こちらは多肉植物なので、水遣りは控えめにしたほうがやはり
よろしいですか?
京華
【近畿】
2009/06/30(火) 14:55:28
丈夫で育てやすいのはシノブラン(斑入りヤブラン)とかギボウシどす。
枯らしたり冬越失敗することはほとんどございません。シノブランは冬越後に古い葉を刈り取り新葉を出させたほうが綺麗どす。ギボウシは夏のカンカン照りでは焼けて葉がやや枯れやすいので、半日陰が向きますが。日光に強いのはマンデビラですが冬には落葉しますので、常緑で冬枯れせず夏の陽光にも耐えられる植物って難題どす。かんにんえ。
オススメはサクララン(ホヤ)どす。蝋細工のようなピンクの花が今咲いています。トレリスやオベリスク仕立てとして、からめればオシャレどす。激寒期には戸外から玄関など無加温の場所に取り込んだほうが安全ですが、近畿でも寒冷地でなければ戸外で冬越しできます。これも夏場は半日陰の方が葉焼けせず綺麗に維持できます。
バイシクル
2009/07/01(水) 12:22:21
京華さん、詳しくご教示いただきましてありがとうございます。
ヤブランは地植えにしておりますが、とても丈夫で全く手がかかり
ませんね。一年中葉が生き生きとしています。
ギボウシはよく聞く名前ですが、葉が魅力的ですね。でも日陰の方が
向いているようなので、我が家の庭では少し難しいようです。
サクラランは初めて写真で確認してきましたが、仰るように蝋細工
のようなピンク色の可憐な花がとても可愛らしいですね。
あと、毎年花を咲かせて、ボリューム感のある鉢花や山野草、ハーブ
等はありませんでしょうか?無論、日当たりと寒さに強く、丈夫な
植物が前提ですが…
よろしくお願いいたします。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/07/01(水) 13:23:16
多肉植物でも朧月の場合は屋外で楽しむなら水やりの心配はありませんよ。他の多肉植物だと水はけの良い土で水やりも控えめに・・・と気を使いますが、朧月はあまり土質を選ばず、鉢がある程度大きければ雨水だけでも大丈夫。暑い日が何日も続き土が乾ききってしまった時に朝か夕方にたっぷり水を与える程度で良いですよ
室内では徒長しやすいのと鉢を定期的に回さなければ片方だけが育つということもありますので、やはり完全に屋外向けのものですね。
ハーブでは、背が低くなりますがタイムが一番ご希望の環境に強いと思いますよ。極低木であるタイムには立ち性(木の形態)と這い性(横に這い茂る)の性質の2タイプがあり、定期的な剪定ができれば立ち性のタイム(コモンタイム、レモンタイム、オレンジタイムなど)が良く、剪定の仕方により盆栽風やトピアリー風にも仕立てられます。また剪定した枝は乾燥して料理の肉の臭み消しに使えますよ。コモンタイムが普通ですが私はレモンタイムの方が薬臭さがないので好きです。シチューやカレーに使い、パセリの軸・月桂樹などと一緒に束にするとブーケガルニと呼ばれます
這い性のクリーピングタイムは食用には使いませんが手入れがいらないのでこちらの方が育てやすいでしょう。植える鉢はあまり深さは要りませんが広さが必要なのでボウル型のものか足の付いた背の高いタイプが向きますね。鉢の端から枝垂れてきますので低い位置に置くよりも少し高い所に置くのが良いです。立ち性も這い性も花が咲きますが花の数が多いのは這い性の方です。ご希望に一番向いていると思われるのは‘ドーンバレー’という這い性の品種で葉に斑が入っていて寒くなると紅葉して綺麗です。あと、見栄えの良いものならヒソップやローズマリーや暖地向けのラベンダーでしょうか、これらは年に一度は剪定が必要ですが、それで大きさを抑制し花数を増やすことができます。それぞれ香りも良いですし、ローズマリーは剪定した枝葉が料理に使えます
あと向いているハーブだとミント、モナルダ(ベルガモッド)、レモンバーム、花オレガノあたりでしょうか。ミントはいろんな種類がありますがパイナップルミントが斑入りの葉が綺麗なうえ大きくなりすぎず一番。他のミントは背が高すぎる上に花が地味で性質が強すぎすぐ鉢いっぱいになるのでどうしても2〜3年に一度株分けして植えかえになりますがパイナップルミントだけは性質が弱く耐寒性もちょっと弱めです。レモンバームも似た扱いです。斑入りのゴールデンレモンバームというのがあって春先はとても綺麗なのですがあまり流通していないようです。レモンバームも花が目立たないのですが斑入りのは春限定ですがとても華やかです。ミントもレモンバームも葉を摘んでハーブティーとして楽しめます
モナルダは花色が豊富で華やかな花を咲かせますがご希望よりも背が高いので、株から茎が伸びてきた所で一度剪定すると枝がふえて花も多くなります
花オレガノは普通のハーブのオレガノとは違い観賞用のもので背は高くなりません。自然に枝垂れてきてその先に華やかな苞が花の様にピンク色に色づいて重なってきます。その間に目立たない花が咲きますが苞が徐々に色づきながらも残るので長く楽しめますよ
鉢花でポピュラーなものでご希望の条件向きのは何と言ってもアイビーゼラニウム(又はアイビーゼラニューム)でしょう。これは普通のゼラニュームとは違い匂いもありませんし横に枝垂れてくる性質ですからハンキングや足のある背の高いプランター向きです。水はあまりいらず直接雨水の当たらない環境が好きで乾かし気味ほど花も多くなりますよ。ほかにハーブゼラニウム(センテッドゼラニウム)も、いろんな植物の花の香り果実の香りのがあって植えて置くと香りが楽しめます。こちらの場合は定期的に剪定が必要で、花も地味なのから大きいのまで色々です。ゼラニウムは切った枝で簡単に挿し芽ができるのでその点でも育てやすい植物であり、放任気味の方が良く育ちますよ
バイシクル
【近畿】
2009/07/02(木) 21:15:55
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ばんざいうさぎさん、度々詳細なご教示を賜り、ありがとうございます。
タイムやアイビーは本を見てちょうど候補に入れていたところでした
ので、お勧めいただいて一層育ててみたい気持ちになりました。
その他の植物についても大変参考になりました。
本当にありがとうございました。
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