建物の土台と庭木の根っこ
もも
【関東】
2009/02/17(火) 12:09:46
母の希望で植えたヤマモモの木が6本(建物に沿って1列に)あります。
植えた当初は1m位だったのですが、6〜7年たち2階まで届くようになりました。
幹も直径10cmを超えています。
植えてある場所なのですが、建物(鉄筋コンクリート造)と土止め(コンクリート)の間、
広いところでも幅1m位、狭いところは幅45cm位です。
最近、母が『このままでは建物の土台に悪影響だから切ってしまおう。』と言い出し
ました。
木の根っこってコンクリートにどんな悪影響を与えるのでしょうか?
母に聞いても漠然とした答えしか返ってきません。
ヤマモモもせっかく大きくなってきたのに、根元から切ってしまうのはかわいそうで、
できれば残してあげたいと思っています。
場所が狭くて堀り上げるのは無理のようです。根っこは薬で枯らすと言ってました。
母のいうとおり、切るしかないのでしょうか?
よろしくお願い致します。
ばんざいうさぎ
2009/02/17(火) 15:05:26
建物の基礎の下に根が潜ってしまうと、根が徐々に太くなるにつれ上の基礎のコンクリートを徐々に持ち上げてしまうんですよ
植物の成長は時間はかかりますが近くに何かあると年月をかけて破壊してしまう事があります。ブロック作りの住宅などはその地域が無人になってしまい住む人がいなくなれば30年もすれば側に生えてきた樹木などですっかり破壊されてしまいます。ここからそう遠くない場所に大変栄えた鉱山街があったのですが閉山してゴーストタウンになりました。今はブロック住宅でさえ自然に壊れて遺跡の様になっています
余程強度の強いものでない限りは、木の根がコンクリートの基礎を持ち上げコンクリートが耐えきれなくなりひびが入るというのは結構あることなんです
ひびが入るとコンクリートの質が良くなければそこから徐々に崩れてきますし、雨水など入ってくれば徐々に風化してきます
そこから建物にゆがみができて壁にひびが走ったりします
壁にひびが入ると、その家の強度が極端に低くなってきます
そのため、果樹や大きくなる木は普通家のそばには植えないのですが、最近は土地の狭い家が多く、庭を有効に使おうと思い植えてはいけないと知らずに家のそばに植えてしまうんですね・・・
木の根の張りは針葉樹など根の浅いものを除けば、広葉樹だと剪定を一度もしていない地上部の大きさ・広さと同じだけ地中に根が張っていると言われます
やはり将来を考えると4メートル以上の余裕のある土地に生えていた方が植物にとっても家にとっても良く、あまり狭い場所に植えているとその場所から根をもっと伸ばそうと深いところから基礎の下に潜って家の下に根を伸ばそうとするんですね・・・
木の場合は地上部の方を切って制限しても根は伸び続けます。やはり家を守るのなら木は掘って移植するか根元から切ってしまうしかないのです
まだ移植の出来そうな大きさだと思いますが移植するには業者に頼まなくてはならず費用を考えると切った方が費用は軽く済みます
切っても、できれば基礎にすでに影響してないかを確認すると良いですよ
木の根は植えたそばに配管が通っていると、根が配管を持ち上げ接ぎ目から外してしまう事もあります。さらにその隙間から根が入り配管の中で細かい根が詰まっていたという話も聞きます
もしガス管や水道管などでトラブルがあった時に根が配管上にあると掘るのによけい時間がかかって、ガスが漏れて人に害がでたり地中に水が漏れると周りの土が流れて地表が陥没する恐れがあります。これらの予防のためにも家の側(配管の側)に木を植えるのは避けた方が良いです
なにぶん見えないもののため気がつかない事が多いのですが、家のため人命のためにも家の近くに大きくなる木は植えない方が良いのです
もも
2009/02/18(水) 16:04:47
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ばんざいうさぎ様
根っこがそんなに強いものとは思いませんでした。
とりかえしのつかなくなる前に、母の言うとおりにしようと思います。
ありがとうございました。
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