マイナス16度のときの水やり
どいつ
【外国】
2009/01/11(日) 19:27:56
大好きなつつじと椿をここドイツでもお庭にうめています。
今年は何十年ぶりの寒さで去年の12月から雨がまったく降らず、大雪にみまわれています。
11月末ごろに根元に落ち葉を引きつめ、雪の降る少し前からビニールを植木のうえから軽くかけています。風通しはもんだいありません。
準備万端と思ったのですが、この寒さがひどくなりマイナス16度の日がすでに1週間つずいています。去年のうちに家にいれようとおもったのですが、すでに土が凍っていてほりおこせませんでした。
いままでは、上記の方法で無事越冬できたのですが、この寒さ続きで心配です。
どなたかアドバイスをお願い致します。
cactus
2009/01/11(日) 20:21:12
ツツジとツバキの耐寒温度は分かりませんが、現在のように防寒対策を
されているようですから、今のままで枯れる事は無いと思います。
また双方とも室内栽培向きの樹木ではありませんから、室内栽培は出来
ませんね。ここからは日本での栽培管理ですが、双方とも常緑樹ですか
らツツジの場合に日本では3〜6月か9〜10月に行います。ツバキの
場合は4月から5月、9月が移植や植付けが出来る時期になります。
時期外に掘り起こすと、休んでいる根を傷める事になり、場合によって
は枯れる事もあります。ドイツにも樹木に詳しい方が居られるはずです
から、探されて聞かれた方がいいと思います。
Aquiya
【関東】
[URL:http://aquiya.skr.jp/]
2009/01/11(日) 23:08:13
こんにちは。
ツバキに関してのみ。
一般的には、零下15℃前後が最低越冬気温ということです。
ドイツの寒い地域なら、はじめから鉢植えにして冬だけ無加温の室内に取り込む方が多いのではないかと想像します。
(暖房の効いた乾燥した室内では蕾が落ちてしまう)
ただし、これは何も防寒を施さない場合。
北海道の零下20℃になる地域で、露地栽培している方もいらっしゃるそうです。
冬は根元に厚いマルチング、風通しを確保しつつ枝葉全体に(密着しないように)ムシロをかぶせているとのこと。
この北海道の例では積雪が多い地域ということなので、雪の下でかえって暖かく守られているのかもしれません。
どいつさんの場合も同じような条件なら、問題はないかもしれませんね。
伝聞で恐縮ですが、ご参考まで。
けみか
2009/01/12(月) 21:50:28
雪が降っていれば、土の中は暖かいですよ。零度以下にはさがりません。
吹きさらしのほうが土の温度は低下します。
雪の重みで枝が折れないようにしておけば充分じゃないでしょうか。
他の家の植物を参考にするのも手かなと思います。喜んで教えてくれる
と思いますけど。ただ、ドイツ人はお節介なので、いろいろ意見されて
しまう可能性はありますね。
Aquiya
【関東】
[URL:http://aquiya.skr.jp/]
2009/01/13(火) 12:04:37
こんにちは。
どいつさんに確認ですが、現在、木全体が雪の中に埋まっていて春までそのまま、というわけでもないのですよね。
どいつ
2009/01/14(水) 05:18:08
皆さんアドバイスありがとうございます。
とってもうれいいです。
ビニールをかぶせているので、雪がふるたびに落としていました。
今日は暖かくなりマイナス5度(夜間)まで上がりましたが、周りの雪をいつも払っていたので 土が乾燥しきっています。かん水したいのですが、どのようにしたら良いでしょうか。
久
【北陸】
2009/01/14(水) 06:11:29
こんにちは。
ビニールなんかとってしまって、雪に埋もれさせることを提案いた
します。心配ならわらとか綿の布でグルグル巻きにしてもいいです。
昔から、「エスキモーの雪の家」とか、「かまくら」「雪洞」とか
寒いときには雪に潜る知恵がありました。
春先山奥を歩くときの注意は木の近くに寄らないこと。
樹は雪の中でも生きていますから葉など雪にさわっている部分は自
分で「雪から!」水分をとります。生きていますから少しずつ熱も
出しているようで、樹の周りだけ雪が解けて穴が開いた自然のかま
くらになっているものです。
雪に覆われているときは寒さの心配をしたことはありません。
Aquiya
【関東】
[URL:http://aquiya.skr.jp/]
2009/01/14(水) 12:04:41
こんにちは。
文面からは、やはりさほど雪の量は多くないように見受けられますが、どうなんでしょうか。
> 周りの雪をいつも払っていたので
「払う」だけで地面が見えるくらいの積雪量なんですよね。
雪がたくさん降る地域なら、けみかさん、久さんが書いていらっしゃる通りと思います。
春まで木全体が雪に埋まっているなら(あるいは雪に埋めることができるなら)問題はないけれど、そうでなくて露出するならやはり気温が問題になると思います。
積雪量が少なく、低温で吹きさらしの環境なら、やはり何らかの対策が必要ではないでしょうか。
ユキツバキも雪の下なら越冬しますが、雪から出た場合は枯れることがありますよね。
> 大好きなつつじと椿をここドイツでもお庭にうめています。
> 去年のうちに家にいれようとおもったのですが、
> 土が乾燥しきっています。
この文章からは、鉢植えのツツジとツバキを「鉢ごと」庭に埋めているのかな、とも読み取れました。
もし鉢植えなら、極端に乾燥させてしまうと枯れることもあります。
はじめから露地植えで根が十分に張っているなら、よほど乾燥しない限り水やりの必要はないのかな、と思います。
> 土が凍っていてほりおこせませんでした。
土が凍るということは、土の中に水分が含まれているんですよね。
> 周りの雪をいつも払っていたので
少なくとも地面の「雪を払う」必要はないと思います。
乾燥防止と地温の維持には雪があった方がいいと思います。
積雪量、栽培の状況をもう少し詳しくお聞きした方がいいのかな、とも思いました。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/01/14(水) 13:50:32
耐寒性が強いツツジの種類に限って書かせていただきますね
私の住んでいる所は、北海道でも東側の降雪量が少なくて寒さの厳しいところです。うちの庭にも何種類かのツツジが植わっていますが、基本何もしていません。強いて工夫と言えば積もってる雪が少ないと思ったら根元に他からまだ固まっていない雪を運んできてどんどん根元から幹を埋めてしまうくらいです(硬い雪だと枝が折れるので注意)
雪は積もってしまうと植物にとっては保温性・保湿性があり、風に直接晒されるよりも耐寒性の強い木なら上手に越冬してくれます。それに気温が高い日にはゆっくり雪が解けて土に染み込んでくれますし。春先には地面近くが氷になっていることもありますがパンジーなどの一見寒さで枯れそうなものでさえ氷漬けになっていても元気が良く、もちろん氷が解けてもちゃんと生き残ります
植物は冬になれば休眠しますが植物の中の水分には不凍液に近い働きがあり完全に凍って植物の細胞を壊す事はないと聞きます
うちでは真冬に植え木の所に水槽の取り換え水を捨てる事もありますが、日中であれば水を与えてもほとんど影響はありません
雪質に水分が多く重い雪の場合は、縄などで枝が雪の重みで折れないように枝をまとめてぐるぐる巻きにしているのも見かけます。ツツジ以外ならムシロなどで包む事もありますがツツジの芽は寒さに晒されても大丈夫です
剪定して刈りこむ種類のツツジだと枝をまとめておくぐらいは必要でしょうが、もともと野生でも自生しているような樹形のツツジである場合はうちだと特別な事は何もしていませんし、風に晒されている芽よりも雪に埋もれていたり雪がかぶさっていた芽の方が程良く湿度が保たれていたせいか早く咲いてくれる傾向があるようです
ドイツでも地方によっては温度や降雪量など違うでしょうが、冬囲いさえ行い、まるごと雪に埋もった状態の方が耐寒性のあるツツジなら大丈夫かと思いますよ
植木屋 園主
[URL:http://diary.jp.aol.com/upzgun/]
2009/01/14(水) 18:48:15
こんちは〜♪
−16度の世界を知らない九州の地からのレスで躊躇していました参考にもならないかと思いますが(^_^;
ツツジもツバキも耐寒性としてはどちらかと言えば強い部類に入ります
イキナリ温暖な地域から持ち込んだ品物ならば
環境に慣れていないという事も考えられますが
数年植え込んでいて雪の下になり枯れたというのはあまり聞いた事ありませんが??
冷風から守ると云う点ではビニールで覆うと言うのは良いかもしれませんが
気温の低下からは一枚のビニールでは先ず守れません!
それに葉などに直接ビニールが触れているなら尚更です!
やはり雪の下に埋もれるのであればそのまま何もせずに
雪からの解けた水分が葉水代わりに吸収出来るようにされたが良いかと思います!
根っこ(地面)はどちらにしても凍り付いているとの事で
散水はされても無意味だと思われますし逆に悪影響が懸念されると思われますね
gardenfan
【近畿】
2009/01/18(日) 18:19:23
ドイツにはハンブルグの北にタンタウやコルデスといった有名なバラのナーサリーがあります。
そのバラ苗に植え方では、接木部分(グラフト)を地下に埋めて腐葉土などでコンモリとマルチする方法が推奨されています。
腐葉土や落ち葉で株を覆われた状態でビニールシートで覆われては如何でしょうか?
どいつ
2009/02/02(月) 07:09:20
PCが故障したためお返事が遅くなりました。
雪もなくなりましたが気温はマイナス3度ぐらいまで上がってきました。この2週間晴天が続き土は凍ったままで、土の表面も乾燥で白っぽくなってきています。
ビニールはとりのぞき(葉にじかにビニールがふれているので)、つつじの上には もみの木の葉をかぶせました。
去年のうちに根元には落ち葉と腐葉土をひきつめてあります。
椿は、地植えと鉢ごと土に埋め込んだのが3鉢あります。
人肌に暖めたお水を日中にまこうと思っていますが、根をいためる可能性があるとのこと、やはりこのままのほうが良いでしょうか。
木の種類は違いますが、寒さのせいか近所で常緑樹の垣根の葉が黄土色に変色してきたところが1件でてきました。
寒さの厳しい地区で、どのくらいの期間乾燥がつづいても大丈夫なのでしょうか。
再度皆様のご意見をお聞かせください。
近所には、つつじも椿も植えていなくみなさんのアドバイスは本当にありがたいです。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/02/03(火) 13:16:31
gardenfanさんのご意見で思い出しましたが
北海道でのバラの越冬は積雪で枝が折れるのを防ぐために冬が来る前に一度株を掘ってその場に枝が横たわる状態に寝かせ土に埋めるような方法が主に行われます。でも根を冬前に掘ってしまうと雪解け時期にきちんと埋め戻しても生育に差し支えないのかという心配があって、今までバラ栽培には躊躇していました
ところが近年新しく積雪地帯のバラの越冬法というのが出てきまして、これが、波板状の鉄板やプラスチックで株の周りをぐるりと囲み、バラを植えた状態のまま囲みの中に土を沢山投入して株をほとんど埋めてしまうという方法なんです。こうすれば寒風にも積雪にも枝は耐えられ、雪が積もらなくても土が乾燥する事もなく、もちろん雪解け時には囲みを外して土は取り除けます
これをツツジなどに応用してはどうでしょう?
ドイツでも波板状の(切り口がウエーブ状になっている)鉄板やプラスチック板が購入できるのなら、ある程度の高さで周りに円形状に埋めて根元に土や落ち葉を厚めに敷いておくと寒風や乾燥から保護できるのではないでしょうか?よっぽど雪が積もらない地方でしたら中に雪がたっぷりと溜まって枝を傷めるなどという事はないかと思います
冬の水やりは自然任せではどうしても地面が乾き気味になってしまいますか?積雪が根雪になるなら水をやる心配はありませんけど、地面が見えていても植物の根は土が凍る時期は休眠していますし土の乾いている部分は浅いところだけだとは思うのです
ただし土の質がもともと保水性がないものなら、春などに保水性を高める土壌改良をしておいて土に有機物を多く入れておくことが大切ですね。ドイツにもバーク堆肥(樹皮が材料の堆肥)や馬糞堆肥などはあると思います(牛フン堆肥は繊維が壊れいるので馬糞の方が良い)これらを土に入れると保水性や保肥性があがります。ただし、ツツジはある程度の水はけや酸性を好むのでpHの変化には気をつけてあげてください
ドイツでもお住まいの地域は冬の雪や雨が降る量というのはかなり少ないのでしょうか?土の表面だけが乾燥している様に見えているだけで地中は結構しめっているのではとも思うのです(私の住む地域は北海道でも積雪量がかなり少なく、時として厳冬期に地面が見えていても中ではしっかり凍っています)
もし可能ならば、何も植わっていない場所の凍っている土をツルハシなど尖ったもので割って30センチほど掘ってみてから(掘った土はどけておく)穴の底の所の土を容器に入れて蓋をきっちりとして室内などに置いてみてください
土が凍っているだけなら室内に置けば土の中の水分が溶けてドロドロになっているはず。ドロドロになるのなら土が凍っているので土に水分が含まれている証拠ですから、これといって水やりはいらないはずです
久
【北陸】
2009/02/03(火) 20:20:17
ばんざいうさぎさんの「土に埋め込む作戦」はやったことはないの
ですが「なるほど」ですね。
ただ、よく考えれば、寒くて風が強い「凍み豆腐」「そうめん作り」
だと「乾燥する」でしょうから、周りを土で埋めるのでしたら、
どいつさんのおっしゃるように、「もみの木の葉をかぶせる」作戦で
もいいかなあと思います。
ただ、寒いのに雪が解け?飛び?、地面が白くなるというのは空っ風
が強いのだろうなということで、定期的にもみの木の葉の上から水ま
きなどするのもありかなあと思います。
こちら雪国の雪吊りは雪で枝を折らないためももちろんあるのですが、
むしろなどで常緑樹をグルグル巻きにするのは寒風で「凍み豆腐」に
なることを避ける意味合いも強いと思うのです。
(北陸地方では冬は湿度は高いのですが。)
土に水・氷があっても葉までは伝わらないと思うので、私は植木屋園
主先生のおっしゃるように、土に水を撒くことはお薦めしません。
(お湯も。)葉や樹が凍っても仕方ないですが、その水分が、空っ風
の中に蒸発する(零下でも蒸発します!)のはまずいです。
というのが私の意見です。
KT
【東北】
2009/02/05(木) 20:31:56
ビニールで覆うことは良くありません。
晴天の場合、ビニール内の温度は高くなり、数十度になること必至です。
蒸けたり、凍ったりの温度変化に耐えられないと思います。
コモ巻きなどで通気性にも注意してください。
久
【北陸】
2009/02/06(金) 06:34:27
そうですね。KTさんのおっしゃることもわかるのですが、雪山とか、
寒いところで特に風があるとビニールに当たったくらいの熱量はすぐ
どこかにとんでいってしまいます。とくに雪が直接蒸発するときは周
りの熱量を強引に奪い取っていきます。そういうわけで零下の時は風
通しなんかない方がいいと思うのです。寒さが厳しいときは凍って眠
っているのが一番です。
でも春先まわりに雪がなくなるようなときはKTさんの言うとおりだと
思います。ドイツさんのおうちの気候はどうなのでしょうね。
gardenfan
【近畿】
2009/02/06(金) 21:50:06
どいつ様がドイツのどちらにいらっしゃるか判りませんが、コルデス(ハンブルグの北50kmシュパリエスフープ)を前提とすると、接木部分を5cm地下にして植えて腐葉土などで株全体をコンモリマルチしてその上から透明のビニルシートやサランラップで覆っても問題ありません。
4月でも吹雪いたりする地方なので日が当たっても今ならほとんど温度は上がりません。最低気温が0℃程度に上がってくるとビニルシートは除去して下さいね。
日本とは気候的に全く違いますので深植えにして気温の影響を受けずに根を張らすことが重要です。
久
【北陸】
2009/02/07(土) 08:37:02
深植え作戦、目から鱗です。
ただ、つつじは葉を落としていないのでしょうか。
葉がある状態で、葉を土に埋めるのは、病害虫的にはどうなので
しょうか?掘り起こす時期の問題でしょうか?
わたしは杉葉やむしろなどでクッションがあれば、氷柱の中であ
っても植物は生きていけると思っています。まわりに風が通り抜
けない状態なら、氷からわずかにでも蒸発するので、高い湿度を
維持でき、葉がからからになることもない、と思っています。
雪がないのであれば、「擬似的にそんな環境にする努力を」これ
がこちらで、たちつ先生などから教わったことなのですが。
園芸相談掲示板@園芸相談センター