バラについて
とろろ
2006/11/13(月) 11:31:57
前に、秋バラがきれいに咲かせられないで質問した者ですが、
9号鉢に植えた黄色のバラの幹にカイガラムシが着くようになり、カイガラムシ用の殺虫剤カダンKで時々消毒していたのですが、いつのまにかたくさんついて気が付いたときには主幹が弱って枯れる寸前になってしまいました。殺虫剤もかけすぎたのだと思います。
今は、地際から5、7ミリ位のシュート70cmと40cm位のが2本出ていて先端に葉が5、6枚ついている状態です。植え替えは2年前にしています。
どういう風に対処したらいいでしょうか? カイガラムシが着かないように
するにはどうしたらいいでしょうか?
それから庭植えのブルームーンなのですが、丈が長くなりすぎるので、シュートが出たときに50センチくらいに切り詰めたら枯れてしまいました。
主幹は3メータ位で今も上のほうで5、6輪咲いています。
いつも2月ころに剪定をしますが、下のほうには芽が出てないので一番下の芽の上で切るのですが花が咲くころには又、高くなってしまいます。
芽のないところまで切っても大丈夫でしょうか?
丈を小さくする良い方法はないでしょうか?
よろしくお願いします。
R・ひろき
【関東】
2006/11/13(月) 15:39:22
こんにちは。
>カイガラムシが着かないようにするにはどうしたらいいでしょうか?
カイガラムシの取り残しがないように、歯ブラシ等できれいに取り除いてみてください。
近くにカイガラムシがついた庭木がないか、確認してみてください。
>どういう風に対処したらいいでしょうか?
この状態で9号鉢ですと、多少鉢のほうが大きいですし、植え替えも2年前ということですから、この冬に、8号以下に植え替えてみてはと思います。
バラが休眠しましたら、根についた土をすべて落とし、新しい土を使って植え替えします。このとき枝は仮に剪定しておき、本当の剪定の時期に芽を選んで切り直します。
ブルームーンについては、まず、シュートが出た時に切り詰めたらシュートが枯れたとのこと、もしかしたら、切り口から黒くなったりしていないでしょうか。枝枯れになることもありますので、今も黒や茶の部分が広がるようでしたら、綺麗に切り直してみてください。
バラは、長くても5年程度で新しい枝(幹)に交代させていきます。
今度新しいシュートが根元から出ましたら、ハサミで切らず、数段伸びたところで、先を2〜4センチくらい指で折り取ります。シュートピンチといいます。これをしておくと、二週間くらい伸びが止まり、そのあと新しい芽から芽吹いてまた伸び始めます。また数段伸びたところで、先を2〜4センチくらい指で折り取ります。秋頃までに、3回くらいピンチして育て続けると、丈夫ないい枝になることが多いです。
その次の冬に、古くてゴツゴツしていて、長くなってしまったほうの枝を、根元から切り取ることができます。
新しいほうの枝は、根元近くまで芽がついているはずですから、全体の木の高さを低く抑えることができます。
木の高さを低く抑えるには、遠回りなようですが、まず根元からシュートを出させて、跡継ぎの枝を育て、古いほうを根元から切るというのを繰り返します。
>主幹は3メータ位で今も上のほうで5、6輪咲いています。
気になることがあります。もしかしたら、つるタイプではないでしょうか。
ブルームーンには両方あります。
>芽のないところまで切っても大丈夫でしょうか?
これは、芽吹くかどうか、賭けになると思います。
根元をゲンコツのように切っても芽吹いていくこともありますが、枯れることもありますので、あまりお勧めできないです。
やまと
【関東】
2006/11/14(火) 11:20:25
こんにちは(^^)
前回のご質問はこちらですね?
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200610/06100153.txt
解決チェックが入っていないようですので、チェックお願いしますね。
カイガラムシはしつこい上に、この時期になると固い殻で身を守っていて薬剤が中々効きません。
地道に歯ブラシなどで落として行くのが一番だと思います。
ブルームーンについてはR・ひろきさんもおっしゃっているように
私もつるの方ではないかと思います。
HTだったらシュートをそのまま伸ばしてしまったとしても3mにはなりません。
クライミングローズを立てたままで育てれば上の方で花がちょぼちょぼと言うのももっともな事だと思いますが
どちらかはっきりしないのであれば、この冬の休眠期に試しに誘引してみてはいかがでしょうか。
誘引する事によって芽の吹き方が変わってくるかもしれませんよ。
gardenfan
【近畿】
2006/11/14(火) 19:45:58
とろろ様
はじめまして。
カイガラムシには金ブラシで擦って落とすのが一番だと思います。
歯ブラシ程度ではしんどいです。
ブルームーンについて
ひろき様・やまと様が言われているようにほぼ99%ツルブルームーンです。
我家でシュートを真っ直ぐ上にのばしましたが4m以上になっています。ラティスの上で曲がった部分からステムを伸ばして沢山蕾をつけています。まるでFLみたいです。高いので摘蕾できません。
>芽のないところまで切っても大丈夫でしょうか?
HTの強剪定でも芽が有るというのが前提です。
ツルブルームーンはステムが長くなりますので出来るだけ低く誘引する必要があります。HTのような剪定をしてもシュートの先に蕾を何度か付けて咲いてくれるだけになります。
剪定方法が基本的に間違っていると思います。
とろろ
2006/11/15(水) 20:17:48
ひろきさんいつもありがとうございます。やまとさん、gardenfanさんありがとうございます。教えていただいたことひとつひとつ実践していきたいと思います。
カイガラムシを割り箸でこすることはしてみたのですが、歯ブラシや金ブラシで取る方法はぜんぜん思いつきませんでした。これからはやってみようと思います。
追加質問ですが、カイガラムシでだめになった主幹は根元から切って、シュートだけで植え替えたほうが良いのでしょうか?
ブルームーンのほうはラベルには名前の表示しかなく、どちらか判別できませんが、枝はすべて直立して、割と太めなしっかりしたものが出ています。花のほうも10センチ以上の大きい花が着きます。まだつぼみも5、6個ふくらんでいます。
このまま咲かせていても良いでしょうか?
もしつるバラだったら余りスペースがないのですが、コンパクトに誘引するにはどんな方法があるでしょうか?
やまとさま、インターネットも不慣れなため過去ログになった前回の解決の処理の仕方がわかりません。よろしかったらお教え願います。
思い出しましたが、前回の質問のなかで、古い枝を更新したいが、新しいシュートが出ないので何が原因なのかの質問を残したままになってしまったように思います。植えたまま15年以上経ち最初のころはシュートが出ていました。出来たらこの事が分かる方、再度質問させてください。
よろしくお願いします。
とろろ
2006/11/15(水) 20:27:02
やまとさん過去ログの解決処理が出来たように思いますが、どうでしょうか?ありがとうございました。
gardenfan
【近畿】
2006/11/16(木) 01:45:08
とろろ様
>ブルームーンのほうはラベルには名前の表示しかなく、どちらか判別できませんが、枝はすべて直立して、割と太めなしっかりしたものが出ています。花のほうも10センチ以上の大きい花が着きます。まだつぼみも5、6個ふくらんでいます。
このまま咲かせていても良いでしょうか?
折角ついた蕾です。咲かせて下さい。ブルームーンの場合はHTよりもツルの方が大きな花をつけてくれますよ。
>もしつるバラだったら余りスペースがないのですが、コンパクトに誘引するにはどんな方法があるでしょうか?
やはり地植えから鉢植えにすることだと思います。
前にも書きましたが地植えでは直径3cmの太いシュートが立ち上がっていますが鉢植えでは1cm以下のステムです。それを対角に交差するようにして丸く誘引すると鉢植えでも結構ツルバラを楽しめます。
R・ひろき
【関東】
2006/11/16(木) 07:28:00
こんにちは。
>思い出しましたが、前回の質問のなかで、古い枝を更新したいが、新しいシュートが出ないので何が原因なのかの質問を残したままになってしまったように思います。植えたまま15年以上経ち最初のころはシュートが出ていました。出来たらこの事が分かる方、再度質問させてください。
これにつきましては、私の回答は前回と同じですので、貼っておきます。
> 私の場合は、土の改良と冬の肥料(本通りで大丈夫です。)、冬の間の根元への日照確保、もっとも古い枝を根元から切るなどの作業をして、気長に待ってみたりしております。
つるばらを鉢植にしますと、シュートがより出づらくなることもままあります。
また、15年以上経った株を地面から鉢に移しますと、それだけでかなりダメージがあります。やってできないこともありませんが、あまりお勧めできません。
そして、鉢植ですと、ある程度手間をかけて世話をし、シュートによる枝(幹)の更新も計画的にやっていかないと、寿命が短くなることもあります。シュートが出にくいので、手間もかかりますし、鉢土が限られているので、土の交換も必要です。また、バラの体力も、鉢植のほうがどうしても劣りますから、病害虫の駆除回数も増えがちです。
地面と同じように扱うことはできないので、鉢にすれば解決するということでもありません。
今の位置で、枝をなるべく横に倒すことができれば、つるばらとして、もう少し花数が増えていくと思います。
やまと
【関東】
2006/11/16(木) 11:12:10
こんにちは(^^)
前回分無事に解決チェック入ってましたから、安心してくださいね。
最初の書き込みから3ヶ月以内でしたら、追加書き込み可能ですが
あまり長いこと置き去りになってしまうと、馴れないうちはどこへ行ったかわからなくなってしまいます。
まだ疑問が解決しないうちに焦って解決にする必要はありませんが、チェックを入れない間はこまめに見に来たほうがいいですよ♪
・ブルームーンについて
前回(その前だったかしら?)のご質問にあった10年以上経過しているという株がそのブルームーンだったら、私も鉢植えにするのは難しいのではないかと思います。
これについてはR・ひろきさんが詳しく書いて下さってますので参考にしてくださいね。
誘引する場所がどうにも取れないようでしたら、オベリスクはいかがでしょうか。
つるバラをオベリスクに誘引するのは枝が太いので結構大変ですが、フェンスなどの平らで背の高いものが立てられないのであれば、アーチよりはマシじゃないかなと思います。
R・ひろき
【関東】
2006/11/16(木) 13:30:36
こんにちは。
そうですね……。ブルームーンは若い株のようですね。
もし、若いつるブルームーンだったらということでしたら、鉢上げ自体はできると思います。上の方は切り詰めますから、来年春の花数は減ります。
つるばらの鉢植ですが、株の年齢もありますが、やってみた範囲では、地植より手間がかかっていきます。それに、寿命も短め、ストレスにも弱くなります。地面に植えたつるばらは、放任しておいても花をつけ続けるほど強いですが、鉢ではそうもいきません。
栽培環境は人様々ですから、あまり手間をかけない場合は、地面に植えておいたほうが、人間もバラも楽ができます。(伸びすぎて切る手間はありますが。)シュートも同じ年数、同じ品種なら、地面のほうが出やすいです。
若い株でもやはり、鉢にしたほうが良いとは、お勧めはできないです。
鉢にしたらよけいに作業が増えて、花数も減ってしまったということはあると思います。
gardenfan
【近畿】
2006/11/17(金) 01:33:23
主幹3mということで今年の春に大苗を地植えされたものと解釈しました。
我家のブルームーンも同じです。一株800円でしたが、地植えにしたら凄いシュートが出てきました。今度の誘引大変です。
鉢植えで細いステムを交差させてこじんまりとツル薔薇を楽しむというのがこのスレ主様にとってはいかがかと思いました。
地植えで強剪定して小さく誘引するという方法も考えましたがどちらがお勧めなのかわかりません。
地植えでラティス等に誘引できる広さがあれば当然地植えです。
しかし広さが確保出来ない場合は鉢植えにして細いステムを交差させて楽しむ以外にはないと思いますがいかがでしょうか?
とろろ
2006/11/17(金) 09:07:12
gardenfanさん、ひろきさん、やまとさんありがとうございます。
ひろきさん 前回のシュートのご解答、見落としていました。ありがとうございました。
再質問なのですが、カイガラムシの被害にあった黄バラの鉢の植え替えですが、被害の主幹は根本で切っったほうが良いでしょうか? そうしてから、細めだが元気なシュート2本のみで植え替えたほうがよいのでしょうか? お願いします.
ブルームーンは6、7年前の春に、他にソニア、ジュリアと一緒に1年生苗を買って翌春に地植えにしたものです。
冬に植えることが最適と知らず春に植えたせいか、土が合わなかったのか、ジュリアは1度花を2輪咲かせただけで枯れてしまい、ソニアはかろうじて残って幹1っぽんのみで花も一輪しか咲かせられません。ブルームーンのみが元気すぎるくらいに育ちました。
やはり、ブルームーンは大きすぎて鉢植にすることやその後の管理が大変そうなので、地植えのまま、皆様のアドバイスをもとになんとか横に倒して花を増やす方法をしていきたいと思います。
このとき、2月の剪定は何処までやったらいいでしょうか?
他にも、カクテル、モッコウバラ、ニコロバガニーニ、白バラなどを地植えにミニバラが数鉢あります。
それぞれお聞きしたいことがありますが、そういう場合は新規質問としたほうがよいのですよね。 そのときは又よろしくお願いします。
R・ひろき
【関東】
2006/11/18(土) 17:24:20
こんにちは。
ブルームーン以外、あまり調子が出ないということですから、この冬にでも、周りを掘って少し土を改良したほうがいいかもしれないですね。
でも、ジュリアはブルームーンより、木の勢いは弱めです。
カイガラムシの被害は、現在そぎ落としてありましたら、枝を切るほどでもないと思います。でも、枝自体が弱っているときや、他にシュートがあるときは切ります。
株のようすを実際にみたわけではないのですが、細めで元気なシュートが、じゅうぶん固くなって充実していて、元の幹が太いだけで芽が見つからず、先のほうについた葉も少なかったということでしたら、元の幹のほうを切った方がいいと思います。
でも、ご判断は、実際にそのバラを目の前にしている持ち主のとろろさん次第です。難しいかもしれないですが、株全体をみながら決めてみてください。
>このとき、2月の剪定は何処までやったらいいでしょうか?
つるにならないバラの2月の剪定は、関東では、1月下旬から2月いっぱいくらいまでにやっています。
つるばらの誘引は、12月下旬から1月いっぱいくらい、遅くても2月にしています。
なるべく横にしたい場合は、1月いっぱいくらいでやったほうがいいのではないかと思います。
>そういう場合は新規質問としたほうがよいのですよね。
新規質問にしたほうが題名がぴったりなものをつけることができますから、回答が得られやすいかもしれません。ただ、スレッドは多くなります。 私は管理人さんの方針はよくわからないので、これは個人的な意見です。
http://engeisoudan.com/help.html
このへんを読んでみたのですが、よくわからなかったです。(他人の質問への便乗はだめとありますね……。でも今回はご自分の質問ですし……。)
この画面の一番下の行にも書いてありますので、読んでみてください。(新規のほうがいいのかな……。)
とろろ
2006/11/19(日) 11:04:36
ひろきさん何度も詳しいご解答ありがとうございます。大変勉強になりました。
元気のないバラやブルームーンに付いては、今までの皆様のご指導に沿って
がんばってみたいと思います。ありがとうございました。
このまま続けてよいのか分かりませんが、
もうひとつだけ質問させてください。
ツルバラについてですが、7、8cmくらいの花が咲く薄いピンク色のバラと黄色の八重咲きのモッコウバラがあります。
この二本については樹の勢いも花の数も申し分なく、見事な咲きっぷりを見せてくれます。
特に今年はモッコウバラが、となりの4、5メーターもあるゆずの樹の上にツルが覆いかぶさり、傘状にびっしり花をつけ近所の人にも喜んでいただけました。
問題は、今まで四方八方に強く出ているシュートを殆ど切らずにしてこのようになったのですが、このまま枝が出るままにして置いてはゆずの負担が大きくなりそうです。
モッコウバラの枝垂れ咲きを失わずに剪定するのにはどうしたらよいでしょうか? 高いところで分岐しているので枝透かしも届く範囲でしかできず、枝の途中で切ると不自然な枝垂れ方になってしまいます。
地植えで10年以上経っており、根本は6センチくらいの一本の幹上の7センチ上くらいに、3本のしっかりした枝がでているだけです。下のほうにはこまかい枝もありフェンス状に花もつきます。
ピンクのツルバラのほうも勢いがよく、地際は2本ですが、他の木の上を這うようにアーチ状にびっしり咲きますが、毎年上のほうに元気な長いシュートがたくさん出てどれを切ったらよいのか分からず、邪魔になるところの枝だけを切り詰めています。あとは花の咲いた短い枝の先を10センチくらいにきるだけです。これももう少し整理したいのですが、枝の誘引がうまく出来ていず、絡み合っているので何をどう切ってよいのか分かりません。
こちらのほうは15年くらい経つと思います。
説明が長く、分かりにくくて申し訳ないのですが、よろしくお願いします。
R・ひろき
【関東】
2006/11/20(月) 08:26:13
こんにちは。
モッコウバラのほうは、花のあとに、あまり花が咲かなかった古い枝を出ている付け根から切ります。
つるばらは、冬のうちに、花つきが悪くなってきた枝を根元から切ります。あるいは、古くなってきた枝を出ている場所から切ります。
というのが基本なのですが、枝の更新をしないで数年おいておきますと、上のほうで出るサイドシュートがたくさんになり、根元から出る枝が少なくなってきます。また、花つきを維持したい場合は、あまり一気に大幅に切り取るわけにもいかなくなります。
そのため、何年かかけて、少しずつ古い枝を整理してみてはと思います。
こればかりは枝の様子を見てみないとわからないのですが、まず、上のほうの古い枝を整理するように切ってはと思います。
ただ、あまり高い場所ですと危ないですから、気をつけて作業してください。枝を冬の間にやや引き下ろして切るか、高枝切りハサミの丈夫なもので切るか、どちらの場合もお気をつけて……。
とろろ
2006/11/21(火) 10:21:54
[[解決]]
ひろきさん最後までお付き合いいただいて感謝しております。
バラについて殆ど知識がなくただ好きだからと買い集め、余り手をかけずに、自然のままに任せてきてしまいましたが、これからは皆さんに頂いたたくさんの情報をもとにたくさんのきれいな花を咲かせらるようがんばってみたいと思います。
ツルバラもこれから様子を見ながら高枝バサミなどで少しずつ整えていきたいと思います。安全にまで配慮していただきありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
園芸相談掲示板@園芸相談センター