梨は種からできるのでしょうか。
中３
【東北】
2006/09/10(日) 08:12:31
梨が大好きなので、自分で苗木より種から育ててみたいのですが、可能でしょうか?もし可能だったらどんな風にするべきなのでしょうか。
お願いします。
園芸侍
【関東】
[URL:http://plaza.rakuten.co.jp/engeisamurai/]
2006/09/10(日) 11:13:32
「桃栗3年、柿8年」という言葉をご存知でしょうか？ これは、桃と栗は苗を植えてから3年、柿は8年かかるという意味です。この言葉には続きがありまして、「梨の馬鹿めが18年」とあります。ただ、現在市販されているものは成長の早い接木苗なので、さすがに18年もかからないでしょうが、ともかく果樹を栽培するには非常に時間がかかるということです。
また、ナシは木が大きくなりますので広い庭が必要です。それから、ナシの近くに庭木によく使われるカイズカイブキやビャクシン類などが植えられていると、赤星病にかかりやすくなります。私の地元に梨農園がありますが、「カイズカイブキやビャクシン類を植えないで！」と、わざわざ大きな看板に書いてあるぐらいです。というわけで夢を壊すようで申し訳ないですが、家庭でのナシ栽培はちょっと制約が多いように思います。
中3さんはこれまでに植物の栽培のご経験がありますでしょうか？ まずはトマトやナスなど、植えてすぐに実が成る植物から始めた方が楽しいのではないでしょうか？
ばんざいうさぎ
2006/09/10(日) 12:03:17
現在の梨の品種はみな品種改良されたものです。
メンデルの法則と言う遺伝子が代々どのような変化をするかというのがありますが
梨もこれにあてはまり、種で木を育てても親とは同じ物実はならず、実が小さかったり、味がよくなかったりします。たまに親よりも優秀な性質の物が出ることもありますが、これは非常に稀な例です
なので、品種改良以外での種での増殖は個人では無理ですね
やはり接木の苗を植えて育てるしかないと思います
品種によっては自家受粉しづらく、花粉用に相性の良い品種を植えなければ実付きが悪い品種もありますので、植えるには別種との２本を植えないとならないかもしれません
cat
2006/09/10(日) 19:49:47
多くの果樹の栽培品種は、偶然実生（雑種）や枝変わり（生長点での突然変異）、異品種間の交配（１代交配雑種）で作られたものであり、品種的に固定されたものではありません。
そこで、食べた果実の種をまいて育てた木に実がなるようになっても、その実が以前に食べた実と同じ性質にならないことのほうが圧倒的に多いというのがあります。
（ナシについては、長十郎という品種と二十世紀といういずれも偶然実生からの品種をベースに改良されたものがほぼ全てのようですが）
どんな実がなるかわからないという点を承知の上でなら、種をまいて育ててみるのも面白いかも知れませんね。
まき方としては、食べたら種を良く洗って実を取り除き、そのまま庭や鉢にまいて置く方法。あるいは冬の寒さが厳しい地域なら、種を洗った後、乾燥しなようにビニール袋に入れ、冷蔵庫に入れておいて春になったらまく、という方法があります。
発芽率は多分低いので、なるべく沢山の種をまかないと１本も芽が出ないということになってしまうかもしれません。
？
2006/09/14(木) 10:39:42
なんかみんな話がずれているような・・・。
基本的には「種から栽培」は可能です。
でも、皆さんが言っておられるように、「元の品種のような果実」
となるかは不明です。（どんなモノができるかです。）
なしやりんご等は、一度低温にあわないと発芽しません。
採取した種をまいて、乾かないように春まで管理するのが手っ取り
早いです。
（冷蔵庫に入れておくのは、乾きやすく、管理が大変です。）
中３
【東北】
2006/09/17(日) 22:37:44
[[解決]]
ありがとうございます!!それと、お礼が遅れてすみませんでした。今日模擬テストがあってそれまでPCに触れなかったもので・・・・
実がなるのかどうなるのかドキドキしながら蒔いてみることにします。
園芸侍さん、ばんざいうさぎさん、catさん、？さん、ありがとうございました。
中３
【東北】
2006/09/17(日) 22:56:19
園芸侍さんへ。わたしはそういうような言葉があることを知りませんでした。ありがとうございます。そんなに時間が掛かるんですね・・・
わたしはブルーベリーやイチゴまでしか育てた（現在進行中です）ことが無いので（ただ単に無謀なだけかもしれませんが）なにか木を育ててみたいんです。ナナカマドはありますが・・・せっかくのご指導に反するようで申し訳ないのですが種を蒔いてみることにします。多分また分からなくなったら勝手ですが頼ってしまいそうなので、どうかそのときはよろしくお願いします。
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