4ミリくらいのタワシのような形の幼虫
マリ
【関東】
2006/08/04(金) 13:41:08
ポーチュラカにあぶら虫が大量発生しています。
最近、その中に、真っ白なわらじのようなタワシのような、4ミリくらいの大きさの幼虫(?)がたくさん発生しています。
てんとう虫の幼虫なら大歓迎なのですが、てんとう虫のは黒かったと記憶しています。
駆除すべきかどうか、アドバイスを頂きたくお願いいたします。
ウミユスリカ
2006/08/04(金) 13:57:04
これは、アブラムシを餌にしているヒメテントウの仲間の幼虫ですね。テントウムシの中でもヒメテントウの仲間の幼虫は、体表から蝋を分泌して、カイガラムシやアブラムシそっくりに擬態しています。そうする事によって、どうもアブラムシを保護しようとするアリの攻撃をかわしているようです。
余談ですが、日本のテントウムシの分類を大成された、福井大学名誉教授の佐々治寛之先生が、7月31日午後4時過ぎに逝去されました。冥福をお祈りいたします。
タニ
【東北】
2006/08/04(金) 14:01:32
テントウムシダマシ類のオオニジュウヤホシテントウだと思います。
害虫です。
参考ページ→http://www.tenteki.org/kitamura/coleo/o28hosi/oo28hosi.htm
三枚目、幼虫と成虫。
見つけ次第捕殺してください。
うちのジャガイモもほったらかしにしていたためボロボロにされてしまいました〜。しかもイモが終わると他のナス科野菜にも飛び移ります。トマトとピーマンがやられました。(トマトは力を入れていたので被害を少なくできました)
成虫になれば飛び回ってしまうので、なるべくは幼虫のうちに処置を施した方がいいでしょうね〜。
タニ
【東北】
2006/08/04(金) 14:08:31
あっのろのろしてたらウミユスリカさんが先にレスしてましたね・・・(汗
良く考えたらポーチュラカにテントウムシダマシが付くんだろうかと思いました。
もっと良く調べてから書き込めばよかった・・・と「後悔後に立つ(先に立たずとも言う・・・)」ですね。
ウミユスリカ
2006/08/04(金) 14:10:52
念のために、ヒメテントウ類の幼虫の画像の出ているサイトを紹介しておきます。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/kokurohimetentou.html
私はニジュウヤホシテントウの仲間は幼虫の体表に白い蝋物質を分泌しませんので、マリさんのケースはニジュウヤホシテントウの仲間ではないと思います。そもそも、ポーチュラカ、つまりハナゾノスベリヒユはスベリヒユ科で、ニジュウヤホシテントウ類の食害の対象外です。
なお、ニジュウヤホシテントウやオオニジュウヤホシテントウといった草食性のテントウムシ科の昆虫を園芸分野ではテントウムシダマシ類と総称する傾向(伝統)がありますが、私はこれは避けるべきだと思います。実は、テントウムシ科に近縁なテントウムシダマシ科という昆虫の分類群があって、非常に紛らわしいのです。テントウムシダマシ科の昆虫は多くは菌食性で、きのこや朽木で繁殖します。一般の庭園でも、抜いた雑草を積み肥にしておくと、菌類で分解しつつある枯れ草を食べて、ヨツボシテントウムシダマシがよく繁殖しています。
私は、昆虫学の分野で一般的に用いられている、マダラテントウ類という呼称を、園芸分野でも使うことを提唱いたします。
タニ
【東北】
2006/08/04(金) 14:27:51
ウミユスリカさん、
早とちりをしてしまいました、ヒメテントウが正しいようですね。勉強になりました。
テントウムシダマシ科ですか、これまた興味深い話ですね。
マリさん、
紛らわしい情報を流してしまい、申し訳ありませんでした。ウミユスリカさんの意見が正しいと思います。
マリ
2006/08/04(金) 16:26:59
[[解決]]
短時間にこんなにたくさんの情報を頂き、タニさま、ウミユスリカさま、ありがとうございます。
写真を拝見しましたら、まさしく、ヒメテントウの幼虫です(あまりの拡大写真にビックリしました)。
ということは、アブラムシを食べてくれる(供給過多の気がしますが)、ありがたい存在なのですね。大事にしたいと思います。
てんとう虫の形をしていても、色々な種類があるのですね。長年研究をされた、佐々治寛之先生のご冥福をお祈りいたします。
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