水和剤の散布量を教えて下さい
なっち
【東海】
2005/07/25(月) 22:08:50
黒竹にカイガラムシ(タケノシロオカイガラムシ?)が大発生し、すす病にもなってます。目に付く範囲はブラシでこすり落としました。でも、手の届かないところや見落としている箇所もあるので、時期は遅いかもしれませんが被害を広げないため、オルトラン水和剤を散布しようと思います。
黒竹は大小全部あわせて20〜30本ほどあります。どのくらいの量をどの程度、散布すれば良いのでしょうか?展着剤は必要ですか?また、オルトラン水和剤で合っているのでしょうか?黒竹にも使用できるのでしょうか?教えてください。
Ryu.
2005/07/26(火) 00:47:50
葉の量などにもよるので薬剤(希釈液)の量はどれくらいと言うアドバイスはいただけないと思います。ご自分で散布して感覚をつかんでいただくのが一番と思います。
程度については大体が「少し滴り落ちる程度」と言う表記がなされているようです。
展着剤は必要とは言いませんが使用したほうがよろしいと思います。
オルトランの対象害虫にカイガラムシは入っているので少なくとも効かないということはないかなと思いますが、薬効が出るまでに数日かかるかと思います。
オルトランの適用作物に黒竹は明記していないので、使用の際は自己責任となります。その為おおっぴらにお勧めはできません。しかし自分が検索したところ黒竹を適用作物としている殺虫剤は見当たりませんでした。
たちつ
【近畿】
2005/07/26(火) 01:31:49
鉢植えなら又別ですが、地植のラッシュアワー状態なら、間引き刈り取りをするとか、高さ制限や枝剪定(枝落としではありません。)の盆栽風仕立てをする方が、楽なような気もします。
そうすれば、発生も抑制されるでしょうし、曲げれば手が届くと想像します。
M2
【中国】
2005/07/26(火) 02:11:39
私も少し探してみましたが対象となる物見つけきれませんでした。オルトラン水和剤の中にもそれらしい解釈のできそうなところがあったので大丈夫とは思いますが・・・・・・自信ないですね。
展着剤に関しては、水和剤ですと使用すると効果有ります。オルトランは乳剤もありますがこちらは必要ありません。それは、展着剤の性質と似ているからですが、その性質は分子同士の結びつきを切り離し細かくします。感じとしては、くっ付くと言うより届かなかったところまで行き届くってところです。使用法としては、展着剤を混ぜてから、(ここできちんと拡販しておくこと、それから)農薬を混ぜてください。効果がぜんぜん違ってきますので注意しましょう。
なっち
【東海】
2005/07/26(火) 22:26:48
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適用作物に記載がない場合は、やはり類推して、自己判断になるようですね。(適用外についての過去ログ、見ました。なかなか奥の深い問題のようですね。)
皆さん、アドバイス、ありがとうございました。
とりあえず、オルトランを端っこの方で試して、大丈夫そうならやってみます。だめなら、ひたすらテデトールと枝剪定をしようと思います。
pinetree
2005/07/26(火) 23:19:05
解決済みですけど
散布量は、基本的にRyuさんお書きのように、返事しづらいでしょうね。それに、ハンドスプレーと動力噴霧器では噴霧量が異なりますので、何を使うかでも変わってきます。
吹き付けるめやすは「葉からしたたり落ちる程度」が基本ですが、殺虫剤では薬量を増やします。特にハダニやカイガラムシは、「まんべんなく」「枝葉や幹を洗うように」散布することが必要です。虫体に付着しないと効果の出ないマシン油乳剤などでは、特に重要で、へたくそな私が散布すると殺菌剤の倍量くらいを使います。ただ、あくまでもムラの無いように散布することが大切なのであって、単に量を増やす事を奨めているものではありません。
展着剤は、剤形や対象の植物によっても異なります。
乳剤は展着剤が入っておりますので一般的には必要無いとされています。
植物に関しては、極端な例えですが、里芋の葉のように毛じを持っていて、散布しても付着し難いものは展着剤を必要とします。ツバキのように薬剤の伸展性(広がり)の良いものは、必須ではありません。
竹は水をはじきますので、入れた方が良いように思います。ただし、薬剤と植物の組み合わせによっては、展着剤加用で薬害が生じることもあるのでご注意下さい。
黒竹の何たるかを良く存じませんが、農薬取締法上の分類上は「観葉植物(草本類)」と思います。ただ、探してみて驚いたのですが、この分類で使えるカイガラムシの防除薬剤が見つからないのです。農薬の登録をいつも口うるさく言っておきながらも、登録農薬がなければ形無しですね。
黒竹を木本類と言い張ればあるんですけど・・・
奨めるわけではありませんが、このような場合は、まず対象作物でその薬剤の登録があるかどうかを確認してください。たとえば「バラ」とか「ミカン」とかで登録があるかどうかです。登録があれば、薬害発生の危険性がかなり低くなります。そのうえで、「カイガラムシ」に効果があるかをご確認下さい。
農薬取締法上は、その植物に対し登録があるかどうかが大きな問題ですが、対象病害虫への登録の有無は罰則規定が無いらしいのです(又聞き)。また「非食用作物」ですので、「食用作物」ほどにはうるさくないようです。
ただ、使用に際しては、本当に「自己責任」です。言い方は聞こえは良いのですが、違法は違法です。最終的に使うかどうかの判断はご自分でなさることです。
一方、たちつさんがお書きのように、間引いて通風を良くするのも大事ですよ。そうしておけば、枯れるような大発生は別として、そこそこの発生量なら、そのうち天敵も増えてきていつのまにか居なくなります。ササとそれを育てる人間が、そこまで我慢できるかどうかが問題なんですけど。
M2
2005/07/27(水) 05:47:29
>やはり類推して、自己判断になるようですね。
あまり自己判断しないほうが逆に好いです。犯罪と認められては場合によってはその地域の方に御迷惑かけることにもなりかねないので。(農家さんの場合、出荷停止になることもあります)専門の方に確認することをお勧めします。
M2
【中国】
2005/07/27(水) 06:00:08
すいません書きそこなっかたので、私も現状では見つけてないのですが、できないと、又ないとなると木酢液みたいな農薬?に頼るしかありません(改正されて最終的にどういうことになったのか調べてないのですが)自分の知っているときのことでは適用作目も使用回数も制限がなかったものです。(他にいくつかありましたが今忘れてしまってて書けませんが)
たちつ
【近畿】
2005/07/27(水) 06:17:33
しかし、幹にへばり付いたカイガラムシにオルトランがより効果があるとは考えられませんが、第一に武田にしても、オルトランのキャッチフレーズとして、オルトラン水和剤は推奨表示しているが、オルトラン顆粒やオルトラン液剤はケムシイモムシ系には良いですが、カイガラムシは推奨されていない。むしろ、マラソン・スミチオン・アクテリック等乳剤を薦めている。この時期のカイガラムシは幼虫なので、駆除し易いとか。
武田で一番ややこしいのは、ベニカシリーズ。容器の色で、適用害虫や農薬成分が違う。
又JAでは、ササタケには、マシン油は薬害があるので、使用を控えるよう注意している。
使った事はありませんが、
JAの防除法対策例 抜粋
カイガラムシ春夏季防除
マツ・タケ(タケシロオカイガラムシ) − 6/上〜下
スプラサイド乳剤(劇)・・・・・・・・・・・1,500倍
カルホス乳剤(劇)・・・・・・・・・・・1,000倍
機械油乳剤は竹類に薬害があるので使用しない
幼虫期に散布
ハッピ−マン
2005/07/27(水) 10:16:11
なっちさん、カイガラムシの発生は初めてのことですか?カイガラムシは、けっこう抵抗力がありますから、大発生したものを薬剤で簡単に防除することは正直不可能です。たちつさんのご意見のように、まず環境を整えることです。それから、展着剤は、使用する薬が植物の表面に馴染みやすくするものですから、必要かどうかはあらかじめテストしてみて下さい。狭いところでは噴霧器などは使用せずに、如雨露でまきましょう。マラトンが効くかもしれませんが、黒竹の根が丈夫になるように
土の表面に光が当たるようにすることも大切です。
なっち
【東海】
2005/07/28(木) 13:46:40
黒竹もカイガラムシも初めてです。なので、皆さんの貴重なご意見、とても嬉しいです。ありがとうございます。
さて、昨日、ビックリな出来事があったので聞いて下さい。
向かいの家に植木屋さんが来ていたので、「黒竹に白いのが大発生し困っている」と、とぼけつつ話をしたら、ついでに見てくれました。
植木屋さんは<カイガラムシ>とは明言せず、「虫だ」と。そして、「キンチョールを全体にかかるよう、少し離れて吹き付ければ大丈夫」と言いました。キンチョールのことは小耳にはさんだことがあるのですが、植木屋さんも言うとはビックリです。
疑心暗鬼な私を見かねたのか、植木屋さんは「ついでにやってやるよ」と、向かいの家で使っていた薬の残りを黒竹やその他の庭木に噴霧し始めました。薬品名はマラソンでした。
植木屋さんは適正植物にあまりこだわらないのか、経験的に大丈夫と知っているのか。単に面倒だから「ま、いいか」と思ったのか。それとも私たちがこだわり過ぎているのか。何はともあれビックリです。
夕方5時を回っていたので、植木屋さんはさっさと帰っていってしまいました。
M2
【中国】
2005/07/29(金) 04:23:25
おやまぁ〜、専門家、あるまじき行為ですね〜。
対処はできるのは確かですが、なんとも遺憾と思ってしまうのは私だけなんでしょうか。虫だけを相手にしているのでしたらそれでも構わないと思います。植物の事さらに残留農薬の事が係わってくるので適用植物の指定があるのに。ひいては人様にも影響ある場合もあるので真似しない方が良いと思います。さらに言うとその手の農薬の効果はすぐ乾かないと効果が小さくなるんです。(吹きかけよう全体にいえるのですが)夕方にかけているのもなんともいえないですね。場合によってはもう一回はかけないといけないかもしれないです。覚悟はしておいてください。
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