植え替えしたカゲツの養生

[園芸相談センター]の過去ログです

犬塚信乃 2005/04/19(火) 19:02:23
4月初旬に3年ほど植え替えていなかったカゲツを植替えしました。
いまは、水を絶って室外の半日陰に置いています。

根は3分の2程除去しました。
赤玉土、鹿沼土、軽石、腐葉土を4−3−2−1にミリオンを少々の配合です。
これからの生育期に向けて、水遣り、施肥のアドバイスをお願いします。

cactus 2005/04/19(火) 22:46:13
用土の配合率に関して、とりあえず1年間様子を見られて下さい。1年
間様子を見れば、配合率をどのように改善すれば良いのかが見えて来る
はずです。僕が考えるには、用土の配合率は全国同じではないと思いま
す。地域の気候を違いますから、自分が住んでいる地域に適応する配合
率を栽培をしながら考えるようにすれば犬塚信乃さんが住んでいる地域
に適応する用土が完成されると思います。恥ずかしながら僕の場合は、
未だに未完成のまま現在も用土の研究に没頭している最中です。

前書きが長くてすみません。植替えの際に根を2/3ほど除去されたよ
うですが、これは切り過ぎだと思います。基本的にはダメージを最小限
にするために最低でも半分程度は残すようにします。ダメージを強く与
えると、それだけ回復する時間が長くなるので注意して下さい。

僕の遣り方ですが、植替えが終わってから最初に水遣りをするのは、植
替え終了後から数えて約1週間後に与えるようにしています。最初の水
遣りは、雨の日を避けて天気が良い日の朝方か夕方に行ないます。
断水期間が少し長すぎるように思えるので、天候を見て与えて下さい。

置き場所ですが、もうそろそろ光線に当てても構わないと思います。
いきなりでは驚くでしょうから、少しずつ様子を見ながら慣らしながら
直射日光に当てるようにして下さい。

肥料ですが、僕の場合は植替え時に用土に混ぜているので新たに施す事
はありません。次回から植替え時に用土に混ぜられると楽になります。
使用する用土は緩効性化成肥料で、この肥料は根に直接触れても影響が
全くありません。犬塚さんの場合は、4月から9月の間に2ヶ月に1回
の割合で置肥として緩効性化成肥料を与えて下さい。与える期間は4月
から9月までで、それ以外の時期は与えてはいけません。

水遣りですが、年間を通して鉢土が乾いたら十分に与えます。鉢土とは
用土の表面ではなく鉢の中の土を言います。鉢に竹串を挿して、定期的
に抜いて竹串の湿り具合を確かめます。竹串が完全に乾いていたら水の
与え時になります。最初だけは鉢底穴から出た水が、綺麗になるまで水
をかけてやります。2回目からは鉢底穴から水が流れ出ればOKです。
冬場は休眠期に入るので、今までよりは水遣りが少なくなります。冬場
は月に1〜2回程度で、用土が軽く湿る程度で乾かし気味に管理をしま
す。水遣りは簡単なようですが、僕は一番難しい作業と思っています。
与えすぎは根腐れしやすくなり、与えない過ぎは根枯れをおこしたりす
るので、水遣りは十分に注意して行なうようにして下さい。

置き場所ですが真夏は夏ばてを起こしやすくなるので、風通しの良い半
日陰で管理をして下さい。この時期に弱っていると感じたら、施肥をす
る時であっても与えないようにします。間違っても活力剤などは与えて
はいけません。ヘタをすると枯れてしまう事があります。

犬塚信乃 2005/04/20(水) 20:20:52
[[解決]]
cactusさん、ありがとうございます。
ここまで懇切丁寧なレスをいただけるとは、感激です。

3年も植替えをさぼっていたのと、用土の配合が悪かったせいか
表土がガチガチのコンクリートのようになっていました。
バケツに根を浸して静かに竹串で土を落としていったのですが
結果的に細根は殆んど落としてしまいました。
現在は古い葉が黄色くなって萎れているものが多くなっています。

御指導のように養生を尽くしたいと思います。
有難うございました。


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