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【ドリチスの育て方】


ぽん 【関東】 2021/10/16(土) 00:30:48
今年の8月にドリチスという小さな蘭を買いました。ピンクや白の沢山並んだ鉢の中の中で、唯一純白で花の大きさは一番小さく、丸みも少ない花びらです。

直径6センチほどのビニポットに入っており、購入時は葉は7枚(大きい葉は長さ9センチ)。花茎は15センチほどで花が7つついていました。

その後10センチを超える葉が一枚育ち、現在も次の葉が少しずつのびています。また新しい根が沢山のび始めています。花茎は30センチほどに伸び、古い花は落ちて天辺に7つほど咲いています。蕾もまだ増えそうで少なくとも30番目の花まで咲きそうです。

ネット上でドリチスの大まかな育て方はみつけました。
植え替えは2年に1回4月〜5月とありますが、今のままでは窮屈そうです。どうしたらよいでしょうか。

また、下の花が落ちてしまうのですが、水やりが少なすぎるためでしょうか。それともこの品種は仕方がないのでしょうか。長く楽しめて嬉しいのですが、ひょろ長い茎に天辺だけ咲くので、徐々に不思議な姿になってしまいます。来年の仕立て方のコツなどがあるでしょうか。

また、もし品種名があれば知りたいので、お心当たりの方がいらっしゃいましたらどうぞお教え下さい。

ひろし@小南部 2021/10/18(月) 21:06:49
ドリチスDoritisという属名は現在は胡蝶蘭Phalaenopsisにまとめられてしまって消滅しています。すなわちお問い合わせの種は今ではPhalenopsis pulcherrimaの白花個体であるということになります。
品種名がわからないということは、ラベル表記が無いのだろうと思いますので、それ以上はわかりませんが、白花であれば、つけるとすれば、Phalaenopsis pulcherrima forma albaということになろうかと思います。

かつて、pulcherrima一種だけがドリチス属に分類されていて、主に赤花が胡蝶蘭のミディ・ピンク花の作出に多用され(交配種は当時はDoritaenopsis属とされた)ドリティス系胡蝶蘭という呼称がプルケリマ交配の一グループとしていまでも使われるくらいです。
プルケリマそのものは、当初別属とみなされたくらいでやはり普通のファレノプシスとはちょっと性質が異なります。プルケリマの原産地は熱帯雨林から雨期乾期の区別のある地域まで広いのですが、普通の胡蝶蘭よりは若干強めの光を好むとされ、また新葉と花軸の生長がかぶることも多いとされます。
けれども、花の咲き方は花軸の先端がつぎつぎと新しいつぼみをつけるところは熱帯雨林産の特徴が出ているように思います。この個体の性質であれば、栽培方法で変えることは難しいでしょう。原産地の広さから、個体差も相当にあり、またアントシアニン色素を造れない白花であれば、赤花個体よりは日焼けに注意、低温に注意が必要なので、むしろ胡蝶蘭同様の光環境と、より最低気温高め(18度以上)を維持する環境としたほうが安全であると思います。

新葉が伸び、新根も伸びているなら、植え替えは可能です。4月5月が適期とされるのは雨期乾期の区別のある地域産の場合で、熱帯雨林産の特徴のあるものは、温度湿度さえ十分であれば、ほとんどいつでも、植え替え可能ですが、花軸がまだ伸び続けている状態であれば、できるだけ根を傷めないよう、植え替え後温度不足湿度不足にならないようにする必要があります。

ぽん 2021/10/20(水) 22:12:25
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ドリチスについて詳しくお教え頂き、ありがとうございます。

我が家に来たドリチスとして売られていた蘭の咲き方は、熱帯雨林産の特徴と分かり助かりました。丁度急に寒くなったので、早速室内窓際にとりこみました。

ビニールポットで蘭を育てたことはないので、素焼き鉢に移すつもりです。温度のほか湿度不足に注意とのことですので、素焼き鉢は乾きやすいのでもう少しだけ植え替えは待ってみようと思います。
(現在31個目の蕾が見えてきています。)

ちょっと曲のある蘭のようですが、折角縁あって我が家に来たので、毎年沢山の花とこのひょろ長い姿を見れるように大事に育てます。

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